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飲食店のペインの1つ、食洗機を自動化!ShouさんのDemo Dayがありました

こんにちは。コネクテッドロボティクスのHarukaです。

去年4月よりホシザキ株式会社から出向していたShouさんの研究・業務成果を発表するDemo Dayが、先日行われました。

Shouさんは、出向中の前半はサービスマンとしてCRの導入製品であるそばロボットの修理対応などの現場対応を行い、後半はホシザキ社の既成の食洗機にロボットを設置してより自動化の開発を進めていただきましたが、今回のDemo Dayは後半の業務について発表いただきました。

飲食店で食事を提供すると、ほぼ確実に食器洗いのタスクが発生しますね。
はじめから最後まですべて手作業・手洗いのお店もありますが、今回は食洗機を導入している・導入できる店舗向けの開発になります。

お皿の山。重い。

食洗機に食器はベトベトで汚くて重いし、食洗機で洗われた食器はかなりの高温のお湯で洗われるからとにかく熱くて火傷リスクがあって危ないし、皿洗い現場は大変で危険です。そしてオーダーが入って忙しいと調理優先になるので、気がつくものすごく溜まっていくんですよね。。。
(溜まった汚れた皿ってうんざりしますよね😂)

特許や権利の都合上、ここでは写真を出せないのですが、既存のホシザキの食洗機にロボットを組み合わせた、厨房のスタッフの方の工数・労働をぐんと減らすことができる画期的な食洗機ロボットを今回開発いただきました。

コンセプトは、店員さんがわかりやすいこと。どんな方でも簡単に使えること。
とても大事な観点ですね。
どんな高度な技術も役立つ機能も使えなかったら意味がないですからね。

研究開発のプロダクトにおいては、その過程で、関わる人と立場の数だけ様々なアイディアや意見や意向が生まれますが、コンセプトを先にキッチリ決めたことで、でも、それってコンセプトと違いますよね。その要望を叶えるとこういう相違が出ますよね。
とコンセプトを打ち出すことで主軸からブレずに開発を進めていける…というお話が、とても印象的でした。

Shouさんはもともとホシザキ社で、製品のアラをつく仕事(by当人談)こと試験評価をされていました。
そのスキルと経験を活かし、
・スタッフさんがどんな想定外のことを行うか
・現場でどんなトラブルが起きるか
・どんなシチュエーションでどんな使われ方をするか
・店舗でどんなニーズがあるか、ありそうか
を考え抜いて、安全策や安全レベルの設計、ユーザーの使い勝手、ロボットのモーションの設計などを行い、更にあらゆる項目で試験を行っていました。

そんな項目もあるんだ!!という緻密な試験項目とそのメモ(お見せできないのですが)


今回開発されたロボットは、来月に某チェーン店の店舗にモニター導入され、その後、製品化に向けて調整を行います。

今年のHCJでも非常に評判の高かった(=うちもほしい!!と何社さまから仰って頂いた)、ニーズあるプロダクトですので、ぜひ、モニター実施を通して、さらにユーザ・現場に寄り添った便利で役立つロボットになって製品化していただきたいなと思います。

コネクテッドロボティクスは、今後も食品業界の皆様のペインを解消できる課題解決となるロボットやシステムの開発・製品化に尽力していきます!

ここまでお読みいただきありがとうございました。