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家の居心地 心の余裕

昔、OL を辞め花関係の仕事をしてました。

花が好きだったから?

イエイエ、全く興味ありませんでした!

色を組み合わせ、それを立体的に組み立てることが私には楽しくって、愛でるとか花自体を楽しむとかではありませんでした。

そんな感じで職場で完結 完成なので、家に帰ってまで水換えやお世話はしたくなく。。。日本にいたときは社畜よろしくで働いていたので、家に帰る=寝に帰るだった私は、余った花があろうが丁重にお断りさせていただき、持ち帰りませんでした。

パリ一人暮らしも、慣れない生活で花を飾るなんて考えも及ばず。

新婚当時はフラ夫がバレンタインは勿論、ふらっと気が向いた時に買って来たくれたり(遠い目)してましたが、自分ではほぼ0。職場で売れない花などをあげると言われても、よほどのことがない限り潔く辞退。何より、結婚当初からアパートを買いたい!と言われ、すぐに探していたので。パリのアパートは仮住まい的な気分で生活を営んでいる感じもなく。

最初に買ったパリ郊外アパート。新築だったけど思入れなく。そして、あまり長く住む予定もないと言う感じで。なるべく高く売れるよう、壁に穴を開けるな!床を傷つけるな!!と、自分の住まいなのに落ち着かなかった。

転勤で移動した地方都市も、慣れたら新しくアパートを買う予定だったので、実質仮住まい。

そして、今回のアパートは住みながら工事だったけど、100%に近い私の希望の内装が素人ながら完成。居心地がいい事この上なし!

気が付くと、マルシェで野菜を買うように花まで自然に買うようになってました。働いてたときは、生産者何て気にしてなかったのに、地元の生産者が売りに来ている花を敢えて選ぶ事も。基本週1のマルシェで、ひと束5€前後の花を買って飾る用にしています。

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ミモザので始めは、イタリアのものからでしたが、もう直ぐ寒い冬が終わり明るい日差しが微かに溢れるような、少し硬い蕾のもので。しばらくすると、フランス産のミモザが出回りました。これはもう、フワフワの春の陽気そのもの。

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次に市場に出回ってきたのが、水仙。コレで確実に春の扉が開きました。日本で言えば桜=春みたいな感じかなー。

自分でも信じられないくらい、色の組み合わせだなんだではなく花自体を楽しめるようになってる。あ〜、こうやって季節の変わり目を感じる心の余裕がこの歳になって初めてできたんだなーと。

今はチューリップがど真ん中で、リラが出始め。

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チューリップは、つるんとした感じと花びらが単色直線、私元気いっぱい!と訴えかけてくるようでずっと好きじゃなかったのだけど、近郊の生産者さん達のチューリップは何と可憐な花じゃないか!!と、仕事から離れて再発見。

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居住空間ってホント大事だなー。花を飾ろう!花をお世話しよう!!何て心の余裕が生まれるんだから。

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