ADD 対 音読の宿題
息子が学校から帰って来た。
最近は私も妻も在宅勤務となり、子供の帰宅におかえりなさいと言ってあげられる。
帰ってくるなりスイッチをやりたそうにしていたが、宿題は無いの?と聞くと音読の宿題があると。
じゃあサッとやってしまおうか?と声をかけると不安さと面倒くささが半々くらいの声で『やってもいいけど、やり直しって言わないで。』と彼が言った。
彼は音読も嫌いで得意ではなくて。声は小さくて読み間違いも多い。読みながら勝手に自分が言い慣れた表現に変えてしまうのである。たまに聞いていないと思って適当に飛ばして終わらせてしまうこともある。以前は間違えたところは言い直させていた。彼には宿題がエンドレスの道のように見えて、ひどいストレスだったのだろう。
これからは、ひとつ褒めて、面白い話だったねと言ってあげたい。誘惑に負けずに読めたことでも立派な成功。
ああ、でも正直には、ハキハキと自信を持って本を読む君の声が聞きたい。
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