やさしいとうさんがいいよね

ADDの長男、普通の長女と次女、の父親

やさしいとうさんがいいよね

ADDの長男、普通の長女と次女、の父親

最近の記事

ADD 対 音読の宿題

息子が学校から帰って来た。 最近は私も妻も在宅勤務となり、子供の帰宅におかえりなさいと言ってあげられる。 帰ってくるなりスイッチをやりたそうにしていたが、宿題は無いの?と聞くと音読の宿題があると。 じゃあサッとやってしまおうか?と声をかけると不安さと面倒くささが半々くらいの声で『やってもいいけど、やり直しって言わないで。』と彼が言った。 彼は音読も嫌いで得意ではなくて。声は小さくて読み間違いも多い。読みながら勝手に自分が言い慣れた表現に変えてしまうのである。たまに聞い

    • 妹とADDの兄

      ADDやADHDの場合、『生き辛さ』を感じるという。息子を見ていても『わかっているのに出来ない』という解決出来ない葛藤を抱えていることが痛いほどわかる。学年が上がるに連れて求められる学力や生活能力も高くなり、ついていくのに必死、ついていけずに自己肯定感が低くなっていっている。 『君は君のペースでいいんだよ』と言ってあげたい。 許せるのならば。 現実の我が家には彼の下に2人の妹がいる。 時として、長男の勝手な振る舞いは妹、特に2歳下の長女の心に傷を負わせるのである。

      • 謝れない息子、褒め下手な親の悩み

        以前のnoteで叱る時についての話を書いたが、別な角度からお話ししたい。ADDやADHDの特徴のひとつで、謝れないというものがある。 人によりその真因は様々だが、息子の場合は自尊心から来るものからが強いように思える。子供は皆そんなもの、という理解もありますが、息子の場合、ADDやADHDの場合、その度合いが強烈なもの、と思って頂きたい。 妹の大切にしているおもちゃを勝手に使う。それ自体は全く大したことではないのだが、反対に自分のおもちゃを妹に使われたら激怒するので『お互い

        • ADDの薬、インチュニブ

          ADDやADHDの子のよくある性格と聞きますが。息子も、興味がないとかつまらないことには全く集中できない。水が油を弾く、永遠に混ざらないかの如く、全く馴染んでくれない。つまらないけどしばらく我慢してやってみよう、という耐性が著しく低い。 ある事柄に取り組み、上手く出来なかった。頑張ってもう一度アプローチできる根性のある子、やり方を工夫できる子。やめてしまう子。人それぞれで結構。 ただ、息子の場合は、ほぼ全てにおいてやめてしまう。自己肯定感を損なう経験を積み重ねてしまうので

          障がいのある子の叱り方、ストレス

          前回書いた、ADHDならぬADDと診断された長男。 思い返せば、『気をつけ!』の姿勢が数秒しかできなかった。動きたい衝動を抑えるために、手遊びや貧乏ゆすり、モジモジ。この時に気づいてあげられればよかった。 最初はそんな彼が理解できなかった。なぜ動いてしまうのか。真面目にやってみて欲しい、ふざけないで欲しいと、何かを信じたくないために何度もお願いしてやらせてしまった。いけなかった。 自分に置き換えて考えてみた。 もしも事故に遭って。相当に苦痛な姿勢で身動きが全く取れなく

          障がいのある子の叱り方、ストレス

          長男がADDと診断された。

          ADDとはAttention Deficit Disorder 注意欠陥障がい。私が知っていたADHDはAttention Deficit Hyperactivity Disorder 注意欠陥・多動性障がい。hyperactivity:多動→突然走り出したりという行動は見られませんね、ということで”H”が無いADD。 4年生の夏、学習の態度や書き取り、友達付き合いなどが、同い年の子に比べて差が開き、無視できないほどになってしまった。病院で半日足らずのテストを受けた。私とし

          長男がADDと診断された。