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大学院入試の面接ではどんなことを聞かれるの?

この記事が役に立ちそうな人:臨床心理系の大学院を受験する人

臨床心理の大学院入試は、筆記(心理学)+筆記(英語)+面接という内訳になっていることが多いです。
面接ではどんなことを聞かれるのでしょうか。
私が実際にされた質問をいくつか挙げてみます。


「臨床心理士を目指したきっかけは?」

これはほぼどこでも聞かれました。
ちなみに、この質問に答える際に気をつけておくとよい点は「自分のトラウマを語らない」です。
「自分は心理士になって〇〇な人の援助がしたいんだ!」と、支援者目線で答えることをお勧めします。

「本学を志望した理由は?」

これも当然ながらよく聞かれます。
説明会や研究室訪問に行っていると答えやすいです。私の場合は、指導を希望する教授のことや、実習先のことに絡めて答えていました。

「卒業論文の概要を教えてください」「研究計画書の概要を教えてください」

こちらもよくある質問です。
ここから詳しく深掘りされていったり、卒業論文と研究計画書の関連性を問われたりすることもあります。

「あなたの長所と短所はなんですか?」

自己分析ができているかどうかを見ているのでしょうか。就職面接でもよくある質問です。
大学のキャリアセンターのスタッフさんなどは、いい答え方をご存じかもしれません。

「あなたの依って立つ学派は何ですか?」

たまにこんな質問も飛んできます。
大学院の先生たちの学派には偏りがあります。分析心理学に強い先生が多い大学院もあれば、認知行動療法を推している大学院もあります。
学派が変われば心理療法への臨み方も若干変わってきますので、ミスマッチを防ぐための質問なのではないかと思います。

「ロールプレイをしてください」

もはや質問ではありませんが、面接の途中でいきなりカウンセリングのロールプレイが始まる大学院もありました。

面接対策はどうすればいいのか

私の場合は、臨床心理の大学院に特化した予備校に通っていました。
こうした予備校には、過去の面接での質問が大学院ごとにまとめられています。また、講師の方に模擬面接をお願いできるところもあります。
安くはありませんが、こうしたサービスを活用するのも一つの手だと思います。

現役の大学生であれば、大学院に進学した先輩や、ゼミの先生に相談してみるのもいいかもしれません。

いずれにしても、事前にしっかり準備をした上で本番に臨むのが安心です。

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