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トラウマの夢

一体今日は何本書くのか。
これで4本目の記事になる。

トラウマが夢にまで付いて来た。

宿泊学習先で不安に駆られ帰りたくなる夢。
昔の出来事とリンクしている。

夢の中でも結局、私はヘタレで先生に「帰る」って言えなかった。
夢なんだから仮病でもなんでも使ってやればよかったのに思いつきもしなかった。

私は宿泊先の宿の一室で必死に自分の荷物をかき集める。


早く早くしないと。

私は逃げるように宿を飛び出した。

「どこいくんだ〜。」

先生が慌てて追いかけてくる。私は旅行用の大きなボストンバッグを2つとリュックを背負い、よたよたと必死に走る。

「おお〜い。」

先生の間の抜けた、叫びにも似た声が聞こえてくるが私は振り向くこともせず必死に走った。

夏を思わせるぎらぎらとした攻撃的な太陽が容赦なく私を照りつける。

早く早く。家に帰るんだ。

「はあっ、はあっ。」

ただでさえ体力のない私のことだ。すぐに息が切れる。

暑い、重い・・・。苦しい。

私は先生に追いつかれないように無我夢中で狂ったように走り続ける。

重たいボストンバッグがどすどすと身体に当たって痛かったが、大事な荷物だから手放せない。

“大事な荷物”なのに何がはいっているのかは分からない。

よたよたと走っていると駅が見えた来た。

電車で帰ろう。

そう思ったのに体力が限界に達した。

苦しい・・・。もうダメだ。限界・・・。

はっと目を覚ますと見慣れた自室の天井が目に飛び込んだ。安堵の息を吐く。

暑っ・・・。

私は重たいそれを振り払う。

足元に置いてあったはずの冬用の分厚い毛布が喉まで掛かっていた・・・。

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