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大学病院精神科病棟で学んだ3つの不安の対処法

10年前、不安障害で大学病院の精神科病棟に入院を経験した私ですが、その時の先生や看護師さんに教えてもらった不安への対策をお話ししたいと思います。

※薬や規則正しい生活といった基本的な事は除きます。


①手先や身体を動かす

入院中、治療の一環としてやっていたこととは手先を動かすものだと、ゲームやボードゲーム、ちぎり絵、折り紙、ペーパークラフト、ジクソーパズル、簡単な手芸。

身体を動かすものだとエアロビクスやヨガ、散歩を行っていました。

自宅でできることがほとんどだと思うので自分が好きなことや熱中できることを見つけられると良いと思います。

また先生やカウンセラー立ち会いの元、「箱庭療法」というものを受けた事があり、それはさらさらとした砂が入った大きな箱の中に木や家、動物や人のフィギュアを並べていくというものでした。

自宅でやるにはジオラマを作るといったことで代用できるかなと思います。

どの活動も気を紛らわすことや表現することを目的としていたように感じますが、ポイントなのは「誰かと一緒にやる。」ことだと感じました。

もちろん1人でも不安を紛らわす効果は充分ありますが、入院中に看護師さんや他の患者さんと一緒にやるのと退院後1人でやるのでは前者の方が不安の度合いが小さくなっている事を感じました。

②人と話す

入院中、不安で心細い気持ちを先生に相談すると話しを聞いてくれたり、定期的に看護師さんと話しをする時間を設けてくれました。

また私は参加はしませんでしたが、患者さん数人と先生1人とで丸く座って話しをする活動もあり、ルールは「人の話は遮らない、否定しない」としていて、テーマは自由でした。

私も参加するように勧められましたが、自閉スペクトラム症があり、人と関わること、特に慣れない人や多数の人との関わることに大きな抵抗があるため参加することはできませんでしたが、参加者が多く人気な活動で、みんな思い思いに心の内を打ち明けていました。

このことから友人や家族との雑談を始め、理解者や治療者、また同じ症状や病気で悩む人と話をすることは不安を紛らわし安心感をもたらすことを学びました。

③紙に書き出す 

入院中に勧められた3つ目のことは悩みや不安を具体的に紙に書き出すことでした。
書き出したメモを看護師さんや先生に見せたり、嫌な出来事を書き出してぐしゃぐしゃに丸めて
捨てるといった方法を薦められていました。

人に困っていることや悩みを適切に伝えるといった点では良い方法でしたが、不安を和らげるといった点では、正直私にはあまり効果がなく、より不安が強くなることがありました。
ですが、同じ書き出す方法でもnoteに書くことは不安を和らげる方法として効果があったので、人それぞれにあった方法で実践できれば良いと思います。

最後に

以上が入院中に教えてもらった不安の対策3選でした。
人それぞれ効果には個人差があるかもしれませんが、どれも薬を使用しない方法で副作用もないので自分にあった方法を実践してもらえればと思います。

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