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東京移住とシェアハウス生活

こんにちは。
今日は生活のおはなし。


はじめに

地方から東京への移住が決まった時、私は迷わずシェアハウスに住むことを選びました。しかし、家族や友人に「シェアハウスに住む」と言うと、反応が思った以上に微妙で、「お金がないからでしょ」とか、「テラス〇ウスみたいな感じ?」なんて言われてしまい、少し面倒だなと感じることもしばしば。なので今日は、わたしが考えるシェアハウスの魅力を伝えようと思います。

シェアハウスの魅力は?

確かに、シェアハウスは家賃が安いことが大きな魅力かもしれませんが、それだけではありません。実際、東京には設備や環境が普通の賃貸と変わらないシェアハウスもたくさんあります。個人がルームシェアを募集している場合は異なりますが、会社が運営しているシェアハウスでは、万が一トラブルがあってもすぐに対応してくれますし、事前にトラブルを避けるためのルールがあり、皆がそれに同意した上で共同生活を送っています。そのため、賃貸でよく耳にする「隣人ガチャ」に遭遇することも少ないと思っています。さらに、共用スペースの掃除は運営側が行うので、家事に時間をかけたくない人にもシェアハウスは向いていると思います。

私がシェアハウスを選んだ理由の一つは、以前ドイツでWG(シェアハウスのこと)に住んでいて、とても快適に暮らしていた経験があるからです。また、キャリーケース一つで1ヶ月間ホステルを渡り歩いた旅の経験も影響しています。旅の中で、共用スペースを通じて自然に他の人と交流する生活スタイルに慣れていて、それがむしろ楽しさの一部となっていました。

知らない人と一緒に住むことに不安を感じる人もいるかもしれませんが、WGやホステル、シェアハウスでは、軽い挨拶程度の関わりにとどまることも多いです。実際、私が住んでいた時も、そのような適度な距離感で快適に過ごしていました。

ドイツのWG文化に学ぶ

ドイツのWG文化について

ドイツの「WG(Wohngemeinschaft)」とは、日本語で「共同生活」と訳されることが多く、数人が一つの家やアパートをシェアして住む形態です。この文化は特に学生や若い社会人の間で広く根付いています。WGは家賃が安いだけでなく、光熱費やインターネット費用が家賃に含まれていることが一般的なので、経済的にも非常に合理的です。

WGの魅力の一つは、共同生活を通じて得られる「共生の精神」です。WGにもよりますが、ただの「シェア」以上に、一緒に食事をしたり、共用スペースでくつろいだり、時には一緒にイベントを楽しんだりすることが多いです。それぞれのプライバシーは尊重されつつも、心地よい距離感で交流するという、独特なバランスが魅力的です。さらに、家具がすでに揃っていることがほとんどで、新たに大きな出費をすることなく快適に暮らせる点もWGの利点です。

多様性を感じることもWGの特徴です。さまざまな国籍や文化背景を持つ人たちと一緒に暮らすことが普通で、異文化交流を通じて視野を広げることができます。例えば、私も日本人としてドイツのWGに住み、他の外国人とも自然に一緒に生活しましたが、日常的なコミュニケーションや価値観の違いが新鮮で、学びが多かったです。

また、WGに住む人たちの多くは「長く固定する」よりも「柔軟に対応する」ことを重視しています。仕事の関係で引っ越しが必要になったり、学校を卒業して他の都市に移動することが多いドイツでは、WGという柔軟な居住形態が理にかなっています。

ドイツのWGで暮らしてみて

ドイツでは、シェアハウスの一形態で、家具付き、光熱費込み、そして気軽に入居・退去ができるWGという文化が根付いていると言いましたが、私にとって、家具やインテリアにはそれほどこだわりがないので、こうした自由度の高い暮らしは最高でした。

WGに住んでいると、知らない人とでも何の問題もなく日常を共有できます。時には日本人、時には外国人、そして男性とも同居した経験がありますが、普通の生活でした。みんなでスペースを共有しながらも、プライバシーは守られている感じが心地よかったです。

私が特にWGで感じたのは、シェアハウスでの共同生活が単なる「経済的な選択肢」ではなく、ライフスタイルの一部であるということです。日常生活の中で、さまざまな国籍や背景を持つ人たちとコミュニケーションを取り、共通のスペースをうまく活用しながら互いに助け合う。それは一人暮らしでは味わえない、かけがえのない経験です。

ドイツでWG文化を体験してから、日本でシェアハウスを選んだのも自然な流れでした。

ホステル生活

ホステル生活で感じたのは、共用スペースの充実度がシェアハウスの大きな魅力だということです。一人暮らしでは手に入らないような設備が整っていることが多く、意外と贅沢な暮らしができることがあります。ワークスペースやカフェ、ルーフトップ、ジム、バーなどの施設が揃っていることもあり、こうした環境はシェアハウスならではの体験だと感じています。

東京のシェアハウスで得られるもの

私が東京でシェアハウスを選んだ理由のもう一つは、東京という大都市の文化をもっと身近に感じたかったからです。短期契約が可能なシェアハウスなら、東京のさまざまなエリアに住んで、その場所ごとの文化や雰囲気を直接味わうことができる。これは一人暮らしではなかなか得られない特別な経験です。

さいごに

シェアハウスの魅力を説明しても、まだまだ理解してもらえないことが多いのが現実です。特に日本では、「知らない人と一緒に住むなんて大変じゃない?」という意見が主流で、シェアハウスに対するイメージがなかなかポジティブにはならないことも多いんですよね。

それでも私は、しばらくシェアハウスで東京の生活を楽しもうと思っています。もちろん、実際に住んでみてデメリットもたくさん出てくるかもしれませんが、それもひとつの経験です。点々と住居を変えながら、いろんな東京を味わいたい。そういうフレキシブルな生き方が、今の私にはしっくりきています。

東京の文化を感じながら、また新しい発見があれば、みなさんにもぜひシェアしたいです( ´ ▽ ` )

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