Excel知識0の私がまず初めに学習したこと。サンプル表作成。
こんにちは。今日はExcelのお話。
はじめに
もうすぐ初めての出社日を迎えます。正直なところ、緊張で胸がいっぱいです。先日、社内の方に「デスクワークの経験がないので、必要最低限のエクセル関数の知識を教えてください」と泣きついたところ、親切に教えていただきました。それから、サンプルシートを作成し、理解を深めてみたので、その学習の過程と学んだことを共有したいと思います。
数値の集計
まず、数値の集計に使える関数から見ていきます。例えば、商品の売上データを集計する際に便利です。
SUM: セル範囲内の数値を合計します。
SUMIF: 特定の条件に一致するセルの数値を合計します。
SUMIFS: 複数の条件に一致するセルの数値を合計します。
例:
=SUM(A1:A10) // A1からA10までの数値を合計
=SUMIF(A1:A10, ">100") // A1からA10の範囲で100より大きい値を合計
=SUMIFS(A1:A10, B1:B10, ">50", C1:C10, "<100") // B1からB10が50より大きく、かつC1からC10が100未満の値に対応するA1からA10の数値を合計
日付と時刻
日付や時刻を自動的に取得したり、週番号や曜日を計算したりする際に便利な関数です。
TODAY/NOW: 現在の日付や時刻を取得します。
WEEKDAY: 日付から曜日を取得します。
WEEKNUM: 指定した日付が何週目かを求めます。
例:
=TODAY() // 今日の日付を取得 =NOW() // 現在の日付と時刻を取得
=WEEKDAY(A1) // A1に入力された日付の曜日を取得
=WEEKNUM(A1) // A1に入力された日付が何週目かを取得
データの個数をカウント
データの個数を数える関数は、特定の条件に一致するデータがどれだけあるかを知りたいときに役立ちます。
COUNT/COUNTA: 数値や日付、時刻、またはデータの個数をカウントします。
COUNTIF: 特定の条件に一致するデータの個数をカウントします。
COUNTIFS: 複数の条件に一致するデータの個数をカウントします。
例:
=COUNT(A1:A10) // A1からA10の範囲で数値の個数をカウント
=COUNTA(A1:A10) // A1からA10の範囲で空白でないセルの個数をカウント
=COUNTIF(A1:A10, ">50") // A1からA10の範囲で50より大きい数値の個数をカウント
=COUNTIFS(A1:A10, ">50", B1:B10, "<100") // A1からA10が50より大きく、かつB1からB10が100未満のセルの個数をカウント
平均値、最大値、最小値
データの集計を行う際に、平均値や最大値、最小値を求めることはよくあります。
AVERAGE/AVERAGEA: セル範囲内の平均値を求めます。
MAX/MAXA: セル範囲内の最大値を求めます。
MIN/MINA: セル範囲内の最小値を求めます。
例:
=AVERAGE(A1:A10) // A1からA10の範囲の平均値を計算
=MAX(A1:A10) // A1からA10の範囲の最大値を取得
=MIN(A1:A10) // A1からA10の範囲の最小値を取得
文字列操作
特定の文字列を取り出したり、文字数をカウントしたりする関数も便利です。
LEN/LENB: 文字列の長さやバイト数を求めます。
LEFT/LEFTB: 文字列の左端から指定した文字数またはバイト数を取り出します。
RIGHT/RIGHTB: 文字列の右端から指定した文字数またはバイト数を取り出します。
MID/MIDB: 文字列の指定した位置から文字数またはバイト数を取り出します。
例:
=LEN(A1) // A1の文字数をカウント
=LEFT(A1, 5) // A1の文字列の左端から5文字を取り出す
=RIGHT(A1, 3) // A1の文字列の右端から3文字を取り出す
=MID(A1, 2, 4) // A1の文字列の2文字目から4文字を取り出す
論理値の理解
論理値を使うことで、条件による分岐処理が可能になります。
TRUE: 常に真(TRUE)を表します。
FALSE: 常に偽(FALSE)を表します。
検索関数
データの中から特定の値を検索する際に役立つ関数です。
VLOOKUP: 範囲を縦方向に検索して、指定した列の値を返します。
HLOOKUP: 範囲を横方向に検索して、指定した行の値を返します。
LOOKUP: 1行または1列の範囲を検索します。
例:
=VLOOKUP(B1, A2:D10, 3, FALSE) // B1の値をA2:D10の範囲で検索し、3列目の値を返す
=HLOOKUP(B1, A2:D10, 3, FALSE) // B1の値をA2:D10の範囲で横方向に検索し、3行目の値を返す
スプレッドシート
学習のシートは以下から無料ダウンロードできます。
※再配布はお断りしております。また個人の学習に限りご利用いただけますようお願いいたします。
まとめ
引き続き学びを続けて、少しずつITエンジニアとして成長していきます。
頑張るぞー!!
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