ドイツ語No.①「〜してくれる?」#文法
こんにちは。
今日はドイツ語のおはなし。
はじめに
大学時代にドイツ留学を経験し、語学学校でB2レベルまで進んだ経験があります(英語で言うと英検2級くらい)。飲食店でケルナーとして接客をこなせる程度のドイツ語スキルを持ってたにも関わらず、ここ数年ドイツ語の学習から離れていたため、現在ではほとんど聞き取れず、話せない状態になってしまいました。以前は英語よりもドイツ語に自信を持っていたのに、今では英語の方が自信があります。この大反省を機に、なんとかB2レベルまで戻したいと思っていますので、ドイツ語の学習記録を書いていきます。
今日復習する内容は以下の表現です。
『〜してくれる?』『〜してもらえますか?』『〜していただけますか?』
英語で同じ表現を学習しています( ´ ▽ ` )
↓
それではスタート🌟🌟🌟
依頼 (Anfrage)
Kannst du mir (カジュアル)
Kannst du mir helfen?
「手伝ってくれる?」Kannst du mir bitte bei dieser Aufgabe helfen?
「この仕事を手伝ってくれる?」Kannst du mir sagen, wo der nächste Supermarkt ist?
「次のスーパーがどこにあるか教えてくれる?」Kannst du mir einen Gefallen tun und das Paket abholen?
「お願いがあるんだけど、荷物を受け取ってくれる?」
Kann ich dich (カジュアル)
Kann ich dich um einen Gefallen bitten?
「お願いをしてもいいですか?」Kann ich dich um einen Rat bitten?
「アドバイスをお願いしてもいい?」Kann ich dich bitten, das Meeting zu verschieben?
「ミーティングを延期してもらえますか?」Kann ich dich um einen Vorschlag bitten?
「提案をお願いしてもいいですか?」
Würdest du mir (少し丁寧)
Würdest du mir das bitte geben?
「それを渡してくれる?」Würdest du mir bitte das Buch reichen?
「その本を渡してもらえますか?」Würdest du mir bitte den Schlüssel geben?
「鍵を渡してもらえますか?」Würdest du mir bitte deine Telefonnummer geben?
「電話番号を教えてもらえますか?」
Könntest du mir (丁寧)
Könntest du das bitte wiederholen?
「それをもう一度繰り返してくれる?」Könntest du das bitte langsamer sagen?
「もう少しゆっくり言ってもらえますか?」Könntest du mir bitte noch einmal die Adresse nennen?
「住所をもう一度教えてもらえますか?」Könntest du bitte deine Frage wiederholen?
「質問をもう一度繰り返してもらえますか?」
Könnte ich Sie (丁寧)
Könnte ich Sie um Ihre Hilfe bitten?
「お手伝いをお願いしてもよろしいでしょうか?」Könnte ich Sie nach dem Weg zum Bahnhof fragen?
「駅への道をお尋ねしてもよろしいでしょうか?」Könnte ich Sie darum bitten, diese E-Mail weiterzuleiten?
「このメールを転送していただけますか?」Könnte ich Sie um einen Moment Ihrer Zeit bitten?
「少しお時間をいただいてもよろしいでしょうか?」Könnte ich Sie fragen, wann der nächste Termin ist?
「次の予定がいつかお伺いしてもよろしいでしょうか?」
Hätten Sie mir (フォーマル)
Hätten Sie kurz Zeit?
「少しお時間をいただけますか?」Hätten Sie kurz Zeit, um über das Projekt zu sprechen?
「プロジェクトについて話すために少し時間をいただけますか?」Hätten Sie einen Moment für eine kurze Besprechung?
「短い打ち合わせのために少しお時間をいただけますか?」Hätten Sie die Möglichkeit, mir bei einem Problem zu helfen?
「問題について手伝っていただく時間を少しいただけますか?」
Könnten Sie mir (フォーマル)
Könnten Sie mir bitte helfen?
「手伝っていただけますか?」Könnten Sie mir bitte bei der Vorbereitung dieses Berichts helfen?
「このレポートの準備を手伝っていただけますか?」Könnten Sie mir bitte einige Informationen über Ihre Dienstleistungen geben?
「ご提供されているサービスについて情報をいただけますか?」Könnten Sie mir bitte beim Verständnis dieses Dokuments helfen?
「この書類の理解を手伝っていただけますか?」
Würden Sie mir (非常に丁寧)
Würden Sie mir bitte sagen, wie ich dorthin komme? (非常に丁寧)
「そこへの行き方を教えていただけますか?」Würden Sie mir bitte erklären, wie ich zu Ihrem Büro gelange?
「あなたのオフィスまでの行き方を教えていただけますか?」Würden Sie mir bitte den besten Weg zum Bahnhof zeigen?
「駅までの一番良い道を教えていただけますか?」Würden Sie mir bitte einen Plan schicken, um dorthin zu gelangen?
「そこに行くための地図を送っていただけますか?」
Wären Sie so freundlich (非常に丁寧)
Wären Sie so freundlich, mir zu helfen?
「手伝っていただけますか?」Wären Sie so freundlich, mir ein Beispiel für dieses Problem zu geben?
「この問題の例を教えていただけますか?」Wären Sie so freundlich, mir die notwendigen Unterlagen zu schicken?
「必要な書類を送っていただけますか?」Wären Sie so freundlich, mir bei der Vorbereitung der Präsentation zu helfen?
「プレゼンテーションの準備を手伝っていただけますか?」
FAQ (Anfrage)
Q1: 「Können」と「Könnten」の違いは何ですか?
A1:
「Können」は直訳すると「できる」という意味で、比較的カジュアルな表現です。「Könnten」はその過去形にあたり、依頼や許可を求める際により丁寧な印象を与えます。過去形を使うことで、仮定や丁寧さが強調されるため、フォーマルな場面や目上の人に対して使われることが多いです。
Q2: 「Würden」と「Könnten」の違いは何ですか?
A2:
「Würden」は「~していただけますか?」といった依頼や提案の際に使う仮定法過去で、非常に丁寧な表現です。一方、「Könnten」は「できるでしょうか?」という意味で、これもまた丁寧な表現ですが、「Würden」のほうが少しフォーマルなニュアンスを持ちます。
Q3: 「bitte」を使うときと使わないときの違いは何ですか?
A3:
「bitte」は「どうぞ」や「お願いします」の意味で、依頼や提案をより丁寧にする言葉です。「bitte」を使うことで、相手に対しての礼儀や敬意を示し、依頼がより柔らかく聞こえます。ビジネスシーンや初対面の人に対して使うと良いでしょう。
Q4: 「Würden」と「Wären」の違いは何ですか?
A4:
「Würden」は「するでしょう」「していただけますか?」といった意味で、依頼や提案を丁寧に行うための仮定法過去です。「Wären」は「~であるでしょうか?」という意味で、存在や状態について尋ねるときに使われます。「Wären Sie so freundlich...」は、相手に対する丁寧な依頼をするフレーズです。
Q5: 「Kannst du mir」と「Kann ich dich」の違いは何ですか?
「Kannst du mir ~?」 は、相手が何かを自分のために「してくれる」かを尋ねる。自分が何かを必要としていて、相手にそれを提供してもらう、あるいは手伝ってもらう場面で使います。相手に何かを「させる」依頼の形です。
「Kann ich dich ~?」 は、相手に依頼を「お願いしてもいいか」を尋ねる。相手の了承を求める形です。
Q6: 「Kannst du mir」 と 「Würdest du mir」 の違いは何ですか?
「Kannst du mir ~?」 は、より直接的で、カジュアルな日常会話に適しています。相手がその行為を物理的にできるかどうかに焦点があります。
「Würdest du mir ~?」 は、より丁寧で控えめな表現です。「していただけると嬉しい」「もしよければ」という感じで、相手の意思を尊重する柔らかい依頼です。相手の好意に頼るニュアンスが強く、フォーマルな場面や丁寧な依頼に使われます。
Q7: 「Könnten Sie mir」と「Hätten Sie mir」の違いは何ですか?
「Könnten Sie mir ~?」 は、相手がその行為を物理的にまたは状況的に実行できるかを尋ねる、少し直接的な表現です。それでも非常に丁寧であり、相手に敬意を払った依頼の仕方です。
「Hätten Sie mir ~?」 は、仮定的で間接的な丁寧さが強調され、相手の都合や状況に配慮する表現です。「もしあなたが時間や余裕があれば」という仮定のニュアンスを含んでいます。さらに控えめで遠慮がちな表現です。
まとめ (Anfrage)
1. Kannst du mir → Könntest du mir → Könnten Sie mir
※Könnenの活用順に並べています
「~してくれる?」→ 「〜していただけますか?」(直接的)
2. Würdest du mir → (Würdest du mir) → Würden Sie mir
※Könnenの活用順に並べています
「〜してもらえる?」→「〜していただけますか?」(直接的)
それぞれがまとめ1の丁寧バージョンになります。
3. Kann ich dich → Könnte ich Sie
「(お願いを)してもいい?」→ 「~していただけますか?」または「~させていただけますか?」
4. Hätten Sie mir
「もし〜あれば」という仮定のニュアンスを含んだ丁寧な依頼。(間接的)
5. Wären Sie so freundlich
最も丁寧な依頼です。
では、また次回( ´ ▽ ` )
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