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生徒のみんな!そろそろテストの季節!

 2021年01月26日から
小中学生への学習支援で得た知見を基に
色々書き始めて115回目になりました。
 また、2021年03月15日から
毎週連続投稿を始めて112回目です。

 中学校ではそろそろテストの話題が出てくる時期ですね。
 小学校でも、高学年になるほどテストが増えてきますね。
 そこで、学校内テストの目的って何だと思いますか?

 解答を家に持って帰ると
「いい点数取れた?」って聞かれると思うけど
それは、テストの結果で、目的ではありません。

 学校内テストは、
学習内容をしっかり理解できていたのかが大切です。
 なので、
テストの問題は基礎的内容から応用問題までを
幅広く出題されます。
 そこで必要なのは、基礎知識の理解です。
「なぜそうなるのか?どうしてそうなったのか?」とか
「何をを言っているのか?どういう意味なのか?」が
説明できますか?

 学校内テストの勉強方法は、復習です。
 試験範囲は、4月から学習していた所です。
予定を立てて、次のような方法で、じっくり対応しましょう。
教科書を読み直しましょう。
 先生が説明したくれた内容は、理解できていますか?
まとめのノートを作ってみましょう。
 教科書と学習ノートとワークブックを、まとめてみましょう。
先生によって出題内容を何となく話してくれる場合もあるので、
試験直前は要注意!

 では、テストを楽しんでください!

保護者の皆さんや 子どもたちの学習に関与している方々へ 



 生徒は、一度学習すれば全部記憶していると思い込んでいます。
 ご存じだと思いますが、
「エビングハウスの忘却曲線」というものがあります。
ドイツの心理学者が、人間の長期記憶の研究から導いたもので、
2013年にカナダ・ウォータールー大学の研究では
復習しないと1か月でほとんど忘れてしまうが
24時間以内に復習すれば、10分の復習で100%戻るそうです。
 最も記憶実験では意味のないアルファベットの羅列の記憶で
体系立てて覚える学問やストーリー性がある内容だと
より緩やかに記憶保持率が低下するようです。

 ということで、復習をして記憶を呼び戻す事は
学習内容を長期記憶に定着させる有効な手段と言われています。
 復習学習の重要さを、生徒に理解させるには
論理だけではなく、生徒との信頼性が大切です。

 一番生徒に近い存在で生徒との関係性が成立している皆さんは、
生徒の嗜好や、どんなことに興味を持ちやすいかとか、
心の様子を見つけやすい立場にいます。

良い相談相手として、また善き話し相手として
近くで寄り添ってくださることを願っております。

17.MAY.2023.ARAI