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描写の練習② 散文だけの世界

【大教室にて】
頭が落ちた人がいる。きっとあれは人もどき。
動物に「もどき」と名づけるのは、人間だけでは無いはず。ヒトにももどきがいるだろあ。ヒトっぽいけど、何かが違うもの。この教室には何人のヒトもどきがいるのだろう。

【ガイダンスにて】
エアコンの音が響く。学生の邪念が走り出す。一人一人の脳裏にあるものがひとつになり映像となる。それがスクリーンに投影されて、目視できるようになった。

【風呂場】
お風呂の中では頭が周り、文章が溢れるのに、服を着たら全てが嫌になってしまう。誰にも必要とされていないのに何故文章なんか書かないと行けないのか。求められてもいない。才能もないのに、文章がかけ巡る。ぐるぐると永遠に。そう思えるぐらい、止まらないのに、よしそれを書こうと思うとプツンと途切れる。書く必要も無い文章だからだろう。

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