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散文集 短文を集めたら世界が見える

ただ細い道、怖くて振り向けない。足元だけを見つめて、歩いている。後ろの足音に怯えて少し歩みを早める。

頑張ってきた1日は人生のたった一コマで。

自分らしく生きることだけが、正義だと思わないで。人に合わせないといけない時があるんだし、自分がなんなのかわからなくなっている人には、逆に「悪」でそれに怯えるんだから。

自分以外の人になりたくて、でも、自分以外にはなれなくて。

後ろを見ている暇は僕らにはない。

僕には、君の思うことはわからない。でも、君のためならわかろうとする。努力する。

誰かのせいにして生きて、
誰かのように生きたくて。

自分の好きな自分を作っては嫌いな自分はゴミ箱へ。

この場所だけは奪われたくなかった。
綺麗な花は枯れるべきだよ。だって、枯れなければ、綺麗だったって言えないじゃん。

笑い声のあるこの街で僕の泣き声は届かない。

君の今年あげる声が聞こえる。

誰かのようになりたいと願って、自分を嫌って、見失った。

「君のためにしたんだ」というのは、結局自分が何かをしたという事実が欲しいから。自分が酷いやつだと思いたくないから。
でも、人はそれに気づいていない。
だから、「己を犠牲にしてあなたのためにやったんだ」といい、それに対して何かあると酷く傷つく。

「永遠に生きる人」と「永遠に生きることが出来ない人」
果たして、どちらが、可哀想な話?
もし、永遠に生きる人がいたらどうする?

どうしてだか、口が閉まらなくなった。
口の中に何かが入ってくるような、なにかが出ていくような。
怖くない。怖い。心臓がドキドキしている。
流れていく窓の外の風景に顔を向ける。その時、なにかが目に入った気がした。
ドクッ――。心臓がなった。

【中学2年生ぐらいの散文】
きっと自分のあり方に試行錯誤していたのでしょうね。なんか、自分が嫌いで他人に憧れている様が見えてきて、ああ、私はアイデンティティの形成、自分をつくりあげてきたんだなと感じてへへっと笑ってしまいます。
生きづらかった。
小学生の頃より、カッコつける同級生。心は何も成長してないのにいきがる同級生。彼らにモヤモヤして、排除されるのがわからなくて、困っていた日々。間違ってないと思うのは私だけなのかな、とか思って暮らしてたなぁ。
ある意味あの頃の感情は貴重で大事なものだったんでしょう。
でも、辛かった。しんどかった。生きるのが嫌だった。無理してた。
だからこそ、今の私はあるようです。

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