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散文 毎日の頭痛

空が白いのは、誰かが牛乳をこぼしたから。
誰かにあの話を聞きたいけど、僕のもとにはそんな人はいない。
心が誰かを求めている。それは僕が一人ぼっちだからかな。

こんなに世界は広いのに、僕はこんなにも一人だ、なんてありきたりな言葉を思い浮かべては、感傷に浸っている自分がいる。
明日になれば、クラスメイトと笑って話す。
当然のように、ただただその時間が楽しいふりをして。
あの時間は、普通に楽しい。楽しいんだけど、うわべだけで形成されているのが、あとからブローのように効いてくる。
僕に本当の友達なんているのだろうか。
居ないんだろうな。
生きていくのが下手くそだ。
大事にしているつもりだけど、誰も僕を大事にしてくれてなんかないと思う。
どうしたらいいのかもわからない。
ああ、今日も頭が痛い。
どうしても治ることの無い痛みは、僕の一部なのか。そんな一部必要ない。やめてくれ。

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