ちいさなお米作り:2024年記録
種まき
苗床(なえどこ)という苗を育てるための場所をつくって種をまきます。
今年の種まきは4月13日から19日、約1週間かけてやりました。
田植えまでのおよそ2か月、ここで育苗します。
ある程度、間隔が均等になるように籾種をまいた後、1粒1粒の根がよく張れるよう手作業で籾を動かします。
ピンセットで動かし終わって種の位置が決まったら、籾種の上から草を被せて、踏んでいきます。
播種後の生育の様子
10日ぐらい経つと、少しずつ芽が出はじめました。
地温や水分量、枯れ草の厚さなどによって発芽の仕方に差が出ます。
育苗中のトラブル
カラス
去年は全くと言っていいほど鳥害はありませんでしたが、今年はカラスの被害が多かったです。
苗床の場所を変えたのですが、環境によって気を付けるポイントが変わってくると感じています。
ケラ
カラス以外の動物被害では、ケラが苗床に穴をあけます。
穴が開くと苗床が乾燥していきます。
苗は本葉3枚目ぐらいまでは上から踏んでも大丈夫なので、ネットの上から、板を使って踏んでいました。
水やり
晴れの日が続いて苗床が乾燥してきたときは水やりをしますが、通路に水を流し込んで下から水を吸わせます。
苗床は去年田んぼだった場所で水(用水)を入れることができる状態です。
水やりをしたい時は排水路をせきとめて流し込みます。水を入れるのは大体3時間ぐらいで、水路に溜まったら水を止めます。
何時間か経つと、水路にある水がだんだん地表に上がってきて、種の周りも湿ってきます。
田んぼの準備
5月からは後から苗を植える田んぼの準備を進めています。
田んぼは去年稲刈りが終わったままの状態にしていて、それをトラクターという乗用の農業機械で耕していきます。
田植えの直前にもう一度トラクターを入れて耕します。これが代掻き(しろかき)です。
いろんな目的があるのですが大きく言うと、
・田んぼをフラットな状態にする
・生えかけている草を除草する
・田んぼの底から水が漏れないようにする
という意味合いでやります。
田植えの流れ
田んぼと苗の準備ができたら、これから田植えです。
去年の写真になりますが、大きくはこんな流れです。
苗取り
苗床から苗を掘り上げて、田植えできるように分ける作業です。
・前もって田んぼの通路に水を流し込んでおく
・苗を小さなスコップ(移植ごて)で掘る
・水路の水を使ってほぐしながら、苗を1本1本分けていく
という流れです。
田植え
苗取りした苗を1本ずつ植えていきます。
・・・という感じでお米づくりを進めていきます。
ご案内①:援農募集中です!
お米づくりをやってみたいという方、一緒にやってみませんか?
今年の田植えは6/10から21頃までの予定でやります。
来れる時だけ参加でOKですのでもし良かったらぜひ一緒に!
ご興味のある方は下のページからエントリーしてください。
ご案内②:子供向けの田植えイベントやります
6/16(日)に子ども向けの田植え体験イベントをやります。
お知り合いでご興味のありそうな方がおられたら、遊びに来てください。
(この日だけ、田植え援農の受け入れは無しになります)
参加希望の方はこちらのフォームからお申込みください。
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