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ゲストハウスのフリアコをした結果、どんな場所でも生きていける自信がついた

こんにちは!ゲストハウスとシェアハウスの二拠点生活をしているKOTAです!
ゲストハウスにてフリアコとして3ヶ月働き、自分にどんな変化があったのか、まとめてみました!それではご覧ください!
前回の記事はこちら!

経緯

一人旅が好き。旅の計画を自分の好きなように決められる。一日中ゴロゴロしたっていいし、旅先でできた友達に誘われて飲みに行ったり、好きなご飯も食べられる。誰にも縛られずに自由に無計画で旅ができるのが一人旅の醍醐味だ。そして必ずと言っていいほど、ゲストハウスに泊まる。いつも新しい発見があり、出会いがある。ずっとゲストハウスで働いてみたいと憧れがあり、これから、海外留学を控えている自分にとって英語の勉強にピッタシだと思い、フリアコととして働くことになった。

フリアコとは

ゲストハウスに泊まった事がない人はあまり聞いた事がないかもしれない。説明すると、フリアコとはフリーアコモデーションの略で、無料で宿泊する代わりに、宿泊業のお手伝いをさせてもらうボランティアのような形態。基本的に賃金は発生しないが、ベッドメイキングや受付対応、掃除などを行います。場所によっては食事も提供してくれるところもあり、これから宿泊業をしたい方や、旅人などにおすすめである。

ゲストハウスの詳細

一人旅でたくさんのゲストハウスを訪れたが、その中でも大ファンになったゲストハウスで働くこととなった。場所は自分が住んでいる、同じ埼玉県内にある。このゲストハウスは築100年の古民家をリノベーションしてできたゲストハウスで、古民家好きにはたまらない場所だ。最大約15人ほど泊まる事ができ、観光地なため、多くの外国人観光客が足を運んでくれる。また、毎週末、様々なイベントをやっており、夜は、これから飲食店を開きたい人が間借り営業を行ったりしている。

築100年の古民家ゲストハウス

私が、一番気に入った特徴は、リビングのど真ん中にとても大きなちゃぶ台が一つある。自分の寝室に行くには必ず、このリビングを通らなければならず、自然とそこでくつろいでいる宿泊客とちゃぶ台を通して対面で顔を合わせる。そして自然と会話が生まれる。「どこからきたの?」「名前は?」「明日はどこへ行くの?」「夕飯一緒に食べよう!」「ゲームでもしよう!」
色んなゲストハウスに泊まったが、人との交流が楽しみでゲストハウスに泊まる自分にとって自然と話せる画期的なシステムだと感じ、ファンになってしまったのだ。数回泊まったのち、フリアコ募集のページを発見し、応募したのだった。

リビングにある大きなちゃぶ台で談笑している様子

面接

フリアコとして働くのにも面接は必要。志望理由などを作り、オーナーさんと面接した。何回も泊まりに来ているので、顔と名前は覚えていてくれていた。ずっとこのゲストハウスのファンで、これから海外に留学に行くため、それまでの間、少しでもいろんな経験がしたい。また、カフェも併設されているので、飲食での仕事をできるようになりたい。思いを伝え、4月から3ヶ月間、週末の金土日だけ働くこととなった。

働き始めて1ヶ月

働き始めて1ヶ月が経った。想像以上に大変だった。覚える事が多く、かなり丁寧に仕事をしなくてはならない。主に行う業務は受付、ベッドメイキング、掃除、カフェ業務などがある。特に一番大変な業務は掃除。仕事の8割を占めると言っても過言ではない。お客さんがチェックアウトしたら始まり、ちょっとでも汚れがあるとやり直しが必要である。初めのうちは何回も注意されており、何度も心が折れそうになった。しかし、これもお客さんが気持ちよく泊まってもらうためには必要。2ヶ月目に入るとだんだん慣れてきて、ひとりで任されることも増えてきた。やはり数をこなすことでが大切なんだと改めて痛感した。

初めてのカフェ業務。でもミスばかりしていた

3ヶ月ゲストハウスで働いてみて良かったこと

  • スタッフの方がみんな個性的で、とても楽しかったこと

  • 海外からの宿泊客が多く、英語の勉強にもなったこと

  • 宿泊業でどのような業務をするのか学べたこと

  • 川越市に住む、近所の方々と仲良く慣れたこと

  • 多くのイベントや間借り営業の人たちと関われたこと

  • カフェで働き、コーヒーやドリンク、お酒の作り方を学べたこと

  • 最後に自分開催のイベントを行えたこと

スタッフの方がみんな個性的で楽しかった。これから、川越で外国人向けツアーや英会話教室などの英語に関わる事業を始めようとしているスタッフや、ヒッピーのような雰囲気で音楽と芸術と演劇が好きで、山の中で暮らしたがっているスタッフ、台湾でゲストハウスをやろうとしていて、今、起業家とさまざまなプロジェクトを立ち上げているスタッフなど。病院でしか働いた事がない自分にとって、社会を見る目が広がった気がした。

オーナーさんと、スタッフさん、ゲストと撮った1枚

オーナーさんたちも面白く、実は3人のオーナーによる共同経営で、空き家再生プロジェクトの企画で知り合った3人で始めたゲストハウスであり、その古民家がどうやってできたか、成り立ちを全て教えてもらえた。近所のお客さんとも仲良くなり、地域の人たちによってこのゲストハウスは支えられているのだなと感じた。

ひとりでイベントを行う大変さを痛感した

最後の月に、「KOTAくん何かイベントしてみてない?」とオーナーさんが提案してくれた。仕事も慣れてきたし、好奇心旺盛な自分はやりますとすぐ答えた。しかし何をやろう、、、考えた挙句、自分はボードゲームが好き。食事をしながらボードゲームするイベントを開催することにした。早速、募集をかけたが、思ったより人が足らず、常連さんに声をかけまくり、なんとか7人ほどのお客さんが訪れてくれた。料理はトマトサラダとチキン南蛮を自分ひとりで7人分作り、ボードゲームの司会の方も行い、なんとか無事に終了した。しかし、ひとりで全て行うには大変な労力がかかった。お客さん集めも料理の腕もボードゲームの企画力も自分としては何もかも足りていなかった。事業などを行う時は、仲間が必要なのだと強く感じた。

イベントをしている様子の写真

フリアコを経験して

フリアコをしていて外国人宿泊客と接する機会がとても多かった。本当に色んな国から訪れる。アメリカ、フランス、スペイン、ドイツ、イタリア、イギリス、韓国、台湾、香港、南アフリカ、イスラエルなどの方が来てくれていた。それぞれの国の人が母国の魅力や旅の話をしてくれた。文化、おすすめスポット、楽しみ方など。
色んな人と話しているうちに多くの国を訪れたいと思うようになった。特に自分にとってはラテンの国が魅力的で当初はタイとオーストラリアだけの予定が、スペインでスペイン語を学んだあと、南米を旅行したいと思った。

最終出勤日。スペイン、アメリカ、ドイツ、台湾からきたお客さんと撮った1枚

フリアコは、海外へ留学やワーホリへ行こうか悩んでいる人に特におすすめ

海外へ行くのが向いてる人の特徴は環境適応能力だと私は考える。どんな場所でも寝れる。好き嫌いなくご飯が食べれる。臆することなく会話ができる。わがままな人には向いていない。ゲストハウスはまさに自分がどんな環境でも適応できるか試す場所としても実験できる。初めて会った外国人と同じ屋根で二段ベッドで過ごして寝る。時にはいびきがうるさかったり、冷たい人もいたり、ご飯を作ってくれたりする優しい人もいる。色んな人となりが知れて、世界は広いことが知れて、英語の勉強にもなる。海外へ行こうか悩んでいる方にぜひおすすめの体験である。

最後に

あっという間な3ヶ月ではあったが、濃厚な体験をする事ができた。実はこの3ヶ月は、本業である病院勤務と掛け持ちをして働いていたため、人生で一番働いた3ヶ月であった。本当に大変だったが、これからの自分にとっていい方向に向かうためにいい経験になったと思う。ゲストハウスのスタッフの方々、働かせていただきありがとうございました。この経験を糧に海外で楽しんできます!


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