フランス政府が提案した、ファストファッションに対する規制について

みなさん、本日もおつかれさまです。

今回はフランスで実際に起きている法案について、先月のニュースですがこないだ見かけ、是非多くの人に知ってもらいたい内容だったのでシェアさせてください🙋‍♀️

24年3月、ファストファッション罰則法案という、フランス国内での新しい法案が提起されたとのこと。
下院で全会一致の可決とのことで見出しになっていて、
ウェブニュースでは洋服についての厳しい法案が即決された?!っていう勢いのある題名になってます。
(この法案はこのあとの上院議会で可決されるかが決まります)


目的は、大量生産大量廃棄を施行しているアパレルブランドに対するフランス国内での消費(購入)を抑制するため。

そのためにフランス国内への輸入に対して新たに罰則を規定している、という内容です。

詳しく見ると対象はかなり限られ、それほど大胆な規制があるわけではなさそうです。(この法案については下の方にまとめますね)

ただ、一つの国が政策としてファストファッションのビジネスへの問題提起をしている事、このニュースがこれからの服飾業界の在り方に影響を与えることは間違いないと思うんです。見逃していいただのトレンドじゃないんだよって。
服職業からの視点では、他にも国内ブランド、ローカルブランドを守ることにも繋がります。
消費者が安い服しか買わない、となりすぎることは、適切な価格設定をするブランドの売上やデザインのオリジナル性に影響し、存続の危機にさえなります。ファッション業界において中心地の一つであるフランスが問題提起している事は、やっぱり大きな意味を持ちますよね。フランスすごい。

あとは、環境配慮に対する政治の動き方が、やっぱり例に漏れず早い。ずいずいと施策を進めていく姿勢は環境配慮への認識が違うんだなあと感じます。当たり前に優先順位が高い事でしょーよ?って言ってるように見えます。フランスすごい。

もちろん消費者にとってはいいニュースではないと感じる人も多いはず。これまで安く買えてた服が高くなるなんて、経済状況が伴っていないのに、、という人はどの国にもいますよね。
理想ばっかりじゃ経済が成り立たないのは事実です、安い洋服が人気を博していて売上が記録されて行っていることも事実。それでも変化を試みている政府の前向きな姿勢を感じます。がんばれフランス。

ちなみにフランスではこの服職業に対する法案はこれが最初ではなく、以前から色々と進んでいたようです!

出典:News Picksより

・売れ残り商品の廃棄禁止・罰則
・服の修理・お直しに対する手当支給(👀👀👀!!)

ぜひ、上記も紹介させていただければ思います。

●この法案について詳しく
実質はECのみで倦怠するブランドのみ対象、実店舗があるブランドは対象外。SHEINひとつに対する規制を敷くような内容でした。
多くのファストファッションと呼ばれるアパレルブランドには影響はないようです。
また最大罰金は商品の価格の半額なので、現時点では払えないほどの大金ではないようです。転売商品みたいな価格になるのでしょうか。
また肝心の当ブランドは対象外だと真っ向に否定しているので、、どうなるかは分かりません。
また個人の買い物に罰則がかかるというルールも想像しがたいんですが、何か具体例がわかる方が居たら教えてほしいです。。

●SHEINについて
もう有名なECショップのひとつになりましたね。
以前から上場せずに社内事情を一切公表しないという経営を一貫しており、模倣品に対する訴訟がいくつものブランドから提示されてながらも、記録的な売り上げと世界中の需要に合った商売を展開するショップです。
世界初・唯一の実店舗は、22年原宿にオープンしました。
日本ではなかなか無い大胆なデザインやホームアイテムなどが豊富で、海外のトレンドが好きだったわたしは学生の頃お世話になっていました。まさかこんなに急成長するとは。。。!
ファストファッションでも、買ったものを長く大切に着ることを守ればいい買い物になると思っています、この内容も今度くわしく書きますね。


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