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長野県版 おひとりさま旅のススメ | 諏訪編

「おひとりさま旅のススメ」
長野県民おひとりさまの私が過ごした一日、
今回は「諏訪 編」をご紹介します。
諏訪大社・諏訪湖を中心にした、茅野市・諏訪市・下諏訪町・岡谷市のルートで今回も時系列順にいってみます。

8:30 「モーニング」

まずはここまでの道のりを。
長野県上田市の国道152号線から長和町大門峠、白樺湖を越え、湯川バイパスを経由。芹ヶ沢西を右折して国道299号線のメルヘン街道を行きました。
その道沿いにある「ランドリーカフェFIELD'S」は、朝8時からオープンしていて、朝食におすすめです。
ブルックリンスタイルのおしゃれな店舗にコインランドリーが併設されていて使い勝手もよさそう。まずはしっかり目覚めた気分でことにあたっていくために立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
(画像は去年の)

9:00 諏訪大社 上社 前宮

茅野市にある諏訪大社で、鳥居から本殿まで登り坂の道のりがある珍しいつくりの神社です。
高台にあるため道中見晴らしよい場所があったり、「水眼」の清流ではきれいな水が小川で流れていたりととても清々しい場所。
本殿を取り囲む4本の御柱も結界のように厳かで、質素ながらも神聖な雰囲気があります。
こちらの本殿は昭和7年に古材を利用して建て替えられたそうですが、風格はすでに古式ゆかしい堂々たるもの。
今回は諏訪信仰発祥の地という場所から参拝をスタートしていきました。

9:30 諏訪大社 上社 本宮

諏訪大社四宮の中でも特殊な配置が施された神社で、建造物のつくりもそれぞれ他に類をみない独特な仕様。参拝する流れも異彩を放つ神社です。
諏訪造りの造形を眺めてみれば毎回新しい発見があるのが面白く、由緒を紐解けば、無限に信仰の歴史秘話が展開される驚愕の場所。
守屋山の麓、自然と融解していく過程のような雰囲気が醸しだされていて、いつ来ても霊言あらたかな面持ちになれます。

10:00 「コーヒーブレイク」

"コーヒーノススメ"
本宮の東参道の駐車場近くにあるコーヒー店で、昨年3月にオープンしたそうです。
ゲイシャやケニアなど香り高いコーヒーもあるなか、この日はマンデリン・ビンタン・リマのピーベリー、"ベイビービンタン"があって嬉しい誤算。
こちらはトラジャもメニューに記載されていたのでインドネシアコーヒーにこだわりが深い印象です。
中煎りのベイビービンタンはにわかに果実らしい香気がある上質なもの。想像していたスモーキーさやスパイシーさは希薄ながら、マンデリンの懐の深さを窺い知れるコーヒーでした。
中深煎りのビンタン・リマと併せて豆で購入。家コーヒーのたのしみが追加されました。
リーズナブルな価格でテイクアウトにもいい。なによりすこぶる寒い神社参りで、温かくおいしいコーヒーが戴ける贅沢は最高でした。

10:30 「散策」

二社四宮めぐりの中盤。
下社に行く前に諏訪湖周辺のお店を巡ってみました。

"リサイクルマート 諏訪店"
今回はリサイクルショップで地域を感じてみようと。
新天地に伺った際には、その地域のリサイクルショップに行ってみる。たまーに掘り出しものが見つかることがあるだけでなく、特産品や地元の美術・工芸品などが置かれていたりして、なんとなく地域特性を窺い知れることもあったりします。
なかでも諏訪市の"Rebuilding Center Japan"はコンセプトから取り組みまで、とても素敵な古道具屋さんですが、訪れた日はあいにくの定休日だったため、こちらの"リサイクルマート 諏訪店"でワクワクの探索。いろいろな商品を眺めるだけでも一興です。

このあと、"太養パン店""くらすわ"とお買いものをたのしみました。

11:30 「昼食」

"うなぎ 水門"
諏訪湖沿いをぐるっといっきに岡谷方面へ。
せっかくの諏訪地域ということで、今回の昼食にはうなぎを選択しました。
多くの鰻店がひしめくなか、"うなぎ 水門"は岡谷市を代表する老舗鰻店で、関東風の背開き、関西風の焼き、甘いタレが特徴とのこと。
入店する前から炭火焼きの芳しい匂いがしてきて期待高まるなか、"うな重 特上(4切れ)"を注文。
注文から到着まで15分ほど。
炭火焼きの香気、焼きたてのパリッとした風合いが素晴らしい食感。
たしかにビシッと甘いタレでしょっぱみも強め。味つけのバランスを高めにしているので4切れでも十分に満足感がある。
肝吸いの肝も味が濃く、質のいいものを使っているなと感嘆しました。
鰻はどこもおいしいけれど、どこも似たようなものでしょと思っていたのが恥ずかしい。だんだんと鰻の違いがわかる人間になってきていいのか悪いのか。まぁ鰻を嗜められるのを平然としていられる品格はもちたいものですね。

12:30 諏訪大社 下社 秋宮

秋宮は狛犬が青銅製で日本最大というくらいデカいのですが、神楽殿のしめ縄やネイリの杉などスケールの大きいものが目立つ場所です。
弊拝殿に施された彫刻も見事で、繊細なつくりが随所に見受けられ、職人の手しごと、その胆力に驚かされます。後世に遺り受け継がれていくアルチザンの仕事とはこういうものかと、畏敬の念に思いはせるものでした。

13:00 諏訪大社 下社 春宮

諏訪大社四社めぐり今回の最後は春宮。
もっとも華美さがなく、粛然とした雰囲気があって一番神社らしい風情があります。そんな社殿ですが、弊拝殿には宮大工の名工の技が光る緻密な彫刻が施されており、こちらも見れば見るほど滋味深いものがあります。
春宮から浮島を経ていく"万治の石仏"も味わい深く、近くで見るほど表情の豊かさに感嘆とします。
最初戸惑って全然できなかったお参りの仕方も、数年来何回かやっていると慣れるものだなと思いながら、よろずおさめてみましたが、それを実現するのは自分自身の行動如何だなと改めて気を引き締めた思いです。

かけ足ながら諏訪大社二社四宮めぐり完遂。
今年の四社参拝記念品は引き続き"小銭入れ"。
今回は空色の柄でかわいらしいものでした。

14:30 「温泉タイム」

"美肌の湯 ロマネット"
諏訪大社二社四宮めぐったあとは、改めて身を清めてととのってみたいと思い、岡谷市の"美肌の湯 ロマネット"に訪れてみました。
円形のローマ風呂が特徴のつくりで、循環式ながら真ん中の円塔から源泉が常に出ているとのこと。

泉質: 単純温泉
泉温: 44.0℃
pH値: 8.07
メタけい酸: 132.3mg

硫化水素の匂いというのかわかりませんが、以前草津に行ったときの"西の河原露天風呂"で嗅いだ思い出のある、土感のような自然の匂いがしました。沈められた玉石といい、深いのか低いのかつかみどころが難しい浴槽のつくりは変わってますなーという感じ。
湯あがりの感触はとてもよく、さすが美肌の湯を標榜しているだけのことはありました。
諏訪湖圏内では唯一というフィンランドサウナもおもしろいつくりで、扇形の形状に段差高めの3段床。バスマットが敷かれており、結構な人数が座れるため、入れ替わりが多くても快適にサウナができます。
温度も90℃以上の設定で湿度も高め。この日はオートロウリュやアウフグースはありませんでしたが、設備があるだけいい。
シャワーで汗を流し、これまた深めの小さいプールのような水風呂があって入りやすい。
外気浴スペースは壁に取り囲まれていますが、開放的な雰囲気はありました。
利用料は540円。朝風呂もあり、5:30から9時までは280円でお風呂に入れる良心的な施設で素敵なところでしたよ。

諏訪の旅 まとめ情報

今回の諏訪の旅はここまで。
下記はまとめ情報です。

ランドリーカフェFIELD'S
住所: 〒391-0213 長野県茅野市豊平南大塩3228−7
営業時間: 8:00~18:00
店休日: 水

諏訪大社 上社 前宮
住所: 〒391-0013 長野県茅野市宮川2030
授与所: 9:00~16:30
休日: なし

諏訪大社 上社 本宮
住所: 〒392-0015 長野県諏訪市中洲 宮山1
授与所: 8:30~17:00
休日: なし

コーヒーノススメ
住所: 〒392-0015 長野県諏訪市中洲830−2
営業時間: 10:00~16:00
店休日: 木

リサイクルマート 諏訪店
住所: 〒392-0012 長野県諏訪市四賀2321−5
営業時間: 10:00~19:00
店休日: なし

Rebuilding Center Japan
住所: 〒392-0024 長野県諏訪市小和田3−8
営業時間: 11:00~18:00
店休日: 水

太養パン店
住所: 〒392-0025 長野県諏訪市末広12−2
営業時間: 6:30~14:30 / 日曜6:30~12:00
店休日: なし

くらすわ 本店
住所: 〒392-0027 長野県諏訪市湖岸通り3丁目1−30
営業時間: 9:00~19:00 / 金・土 9:00~21:00
店休日: なし

うなぎ 水門
住所: 〒394-0034 長野県岡谷市湖畔4丁目1−30
営業時間: 11:00~13:00 / 17:00~18:00 / 水 11:00~13:00のみ
店休日: 木

諏訪大社 下社 秋宮
住所: 〒393-0052 長野県諏訪郡下諏訪町5828
授与所: 8:30~17:00
休日: なし

諏訪大社 下社 春宮
住所: 〒393-0092 長野県諏訪郡下諏訪町大門193
授与所: 8:30~16:30
休日: なし

美肌の湯 ロマネット
住所: 〒394-0081 長野県岡谷市長地権現町4丁目1−24
営業時間: 5:30~9:00 / 10:00~22:30 / 水 13:00~22:30
店休日: 火

いかがでしたでしょうか?
諏訪の旅ともなるとおすすめスポットは山ほどありますが、また機会を改めてご紹介できればと思います。
そしてこの旅でも思うのは、行動するなら金曜だなということ。
ともかく、これからも素敵な旅をたのしんでいきましょう。

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