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#16 空飛ぶビニールは自由なのか不自由なのか

窓の外を見たら、偶然にも白いビニール(おそらく袋)が空を舞っていました。
快晴の冬の空中でふわふわと漂うその動きに、思わずいったん手を止めてしばらく眺めていました。
鳥よりもちょっとインパクトがある時間でした。
みなさんは、意識的にもで無意識的にも窓の外を見ますか?

このビニールを見てふと思ったのが、このビニールは自由なんだろうかということです。
もしかしたらこれから焼却されに行くかもしれないところから逃げてきたのかもしれないし、スーパーの傘立てからうっかり抜け出したのかもしれない。
そんな妄想を考えながら、ふと空を飛ぶには風の力とビニール自体が乾燥していて水分を含んでいない状態でなければないなと思いました。
飛び出したいならば、自分で飛び立つタイミングを選ぶ必要がありますが、それは風をつかむチャンスを逃さなかったのだとも思います。

残念ながらビニールも生き物ではないので意思もないし、勝手に飛んだというのがリアルなのでしょうが、一瞬でもそれは風船のように自由に空に浮かぶ夢を叶えたかもしれません。

ふと自分の視線を遠くに向けると新しい物語や冒険があります。
忙しさのあまり、手元ばかり見たり下を向きがちですが、顔を5cm上げただけで目線が変わり、20度ずつ左右に首を振るだけで視点が増えるなあと思いました。

さて、表題の先ほどのビニールは自由なのでしょうか?不自由なのでしょうか?
答えはビニールにしかわかりません。
数十秒後にそれは急降下を始めたのできっと地面に落ちたのかもしれませんが、もしかしたら低く飛びながらも旅を続けているかもしれません。
自由なのか、不自由なのかは窓の中から見ている人間には決められないです。

何事も風に乗るには、小さな習慣の積み重ねだったりします。
最初は変化がつらくて投げ出したくなることもあるでしょうが、続けた先に学びと変化が訪れるのでしょう。
他人と比較する必要もないし、誰もが想像的で実行力があるのです。

どんな風に乗りたいですか?
その時どんな天気で、向かった先に何がありますか?
イメージを思い浮かべているとき、どんな感情を感じていますか?
風をつかむためにまずなにをしますか?

妄想にお付き合いいただきありがとうございました。


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