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刀匠小学生

ふと思い出したのは、
小学生のときの校外学習。
田舎の学校から少し都会の市にいき、
県が運営するキャリアセンターのようなところに行ったときのはなし。
(もしかしたらハローワークだったかもしれないけど、覚えてない笑)

ある機械があったのですが、
好き嫌いや興味のあるなしを選んでいき
最後にマッチする職業が出てくる
というものを体験しました。

その当時引っ込み思案だったわたしは
案の定1番最後のグループになり、
みんなの様子を伺っていました。

みんながマッチする職業は
5個も10個も出てきていて
そこの職員さんも大喜びで褒めます。
ほーら、こんなに出てきた!
こんなのも君は合うんだねぇ!!

最後のグループが回ってきて
わたしもぽちぽちと選択します。
しかし、なぜか興味がないもののほうが多かったのでしょう。
最後に出てきた職業が「刀匠」でした。
刀を作る人でしょうか…

みんなより数が少ないことも
若干ショックでしたが
職員さんの反応が最悪で
非常に驚く反面、なぜか怒られたのです。

なんだこれは!?
刀匠になるには時間がかかるだろうが!
刀匠なんて日本に数カ所しかないんだぞ!
ものに興味がないからこれしか職業が出ないんだ!
もっといろんなことに興味を持ちなさい…
(記憶は薄いけどこんな感じ)

今思うと、刀匠になったらなったで
なるほど、君はこだわりが強いんだねとか
ひとつのことを極めたい性格なのかな
と、いってくれたらよかったのに
回答が出なかったことに対する叱咤へのショックが大きすぎて
そのあと当分引きずっていました。
もうそんなに怒るならなんで刀匠なんて入れたんだよ…
怒ってきた職員は、白髪の年配の男性でした。

ほかのみんなはわかりやすく、
消防士、看護師、先生、車の整備士…などが並んでいた気がします。

もしそこに
営業や人事や経理や社長…など
民間企業に属する職種があったら
どうだったでしょう。
少し調べたくなりませんか?
しかも、どちらかというと民間で資格なしの学生が手にする職種は
こちらのほうが多いです。

田舎ということもありますが、
いわゆる公務員や手に職的な職業は
年配の方にもわかりやすい職業です。
そんなのばっかり機械で子どもに当て込んだって
士業を育てたいのか?と今では思います。

そんな刀匠学生はショックのあまり
それから自然を眺めたり、
本を読んだりもしますが
あとから海外や旅行というワードが気になるのです。

でも、そんなワードは
キャリアセンターの機械じゃ出てこなかったけどな。
やっぱり公務員製造機だったのかな笑

でも気づいたら今、
リクルーターが1番良くて
かれこれ数年は続けています。
たぶん企業に属するなら
リクルーターを選ぶと思います。

あれ、わたし刀匠になりかけてるじゃん。
きっと同じことを続けていたら
誰だって刀匠なるんでしょうね。

その一回のテストで職業が出てこなかったり
納得がいかなくても大丈夫。
遠回りをしても、少しずつ近づいてみるのはどうでしょう?
もちろん、いきなり憧れの職業につける人はラッキー、わたしも羨ましいと思います。
でも、その人のタイミングがそこだっただけ。
同じように走らなくていいんです。

将来どんな職業についてみたいですか??

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