人が行動を起こす時

昨日、人は「まず、思うことができないと、行動できない」という記事を書きましたが、今日は「人が行動を起こす時」についてもう少し考えたいと思います。

昔、MLM(ネットワークビジネスで)で得た「人材獲得・育成」「組織マネジメント」ノウハウを、自身のサラリーマン経験も踏まえ、企業向けに提供することを考えています。
参考:https://note.com/countlead/n/n1a56a08c876d
私自身は当時80人くらいの末端リーダーでしたので、そのレベルまでのノウハウまでしか分かりませんが、自分メモとしてマガジンにしてます。
殴り書きですが、ご興味ある方はどうぞ。

「理動」と「感動」

私がMLM時代に、当時の代表がよく話していた話があるのですが、ご紹介したいと思います。

まず、みなさん「理動」という言葉を知っているでしょうか?

知っているという方、はい、嘘つきですね。
こんな言葉はありません。

一方、「感動」という言葉は当然知ってますよね。

人は「理屈」では動かないんです。
何かを「感」じた時に「動」くんです。

人は理屈では動かない

身近な経験でもこれはよく耳にする話だと思うのですが、

カップルで喧嘩をしたときに、男が理屈を並べて
「これがこうで、こうなって、こうだったから、こうでしょ?」とロジカルに説得を試みて、どう考えても理屈としては筋が通っていても

相手の女性は「いや、言ってることはわかるけど、私は嫌だったんだよ」と感情でバッサリ。「いや、俺の説明…」

と言った話はよくあるのではないでしょうか?

(ここでジェンダーの話をする気は毛頭ないので、男女の例は許してください…わかりやすいかと思いまして…)

また、失恋したり、やきもちを焼いたりするときに
「頭ではわかっているんだけど…心がついていかない…」という経験ある方も多いのではないでしょうか?

心が震えれば、人は動く

一方、何かに感動したときに、一気に行動が変わった経験もみなさんあるのではないでしょうか?

「本を読んで、明日からの生き方を見直した」
「歌に感動して、考え方を変えた」
「好きな気持ちが抑えきれず、告白した」など

人が動く時はいつだって「心が震えた時」です。

私がいたMLMの業界でも、みなさん冷静に考えて欲しいのですが、
大体下記のような業界なのですが。

・そんなにたいした事業はやってないことが多い
・世間からのイメージは「ねずみ講」
・友達なくす
・仕事するのにお金がかかる(最初にだいたい数十万必要なので…)

上記だけ見ると、なぜ、ネットワーカーのみなさんが血眼になって、
気が狂ったように誘ってくるのか理解できないと思います。

ただ、中にいた私はとても理解できます。
彼らは、大きく「心を揺さぶられた」んです。

MLMのリーダーたちは、感動させ上手だと思います。
毎日毎日、自己啓発チックなセミナーをやっているので、本当に上手です。

人によってはこれまでに経験したことのないような、「心の震え」を感じてしまいます。まあ感動してしまうんですね。

その結果、それまで「俺の友達がおかしくなったから、辞めさせにきた」と考えていたのが「ミイラ取りがミイラになる」というシーンを私は何度も見てきました。

あまり良い例ではないかもしれませんが、私は、その目の色が変わる瞬間に多く立ち会ってきたので「人は心が動くと行動が変わる」ということはとても理解できます。

心を揺さぶられる経験

心を揺さぶられる経験は誰しもあると思います。
小さなことで言えば、「あ、あの犬かわいい、いつか飼いたいな」というのも「感動からの行動」の一つだと思います。

この振れ幅が大きければ大きいほど、人の行動は変わるんだと思います。

それはプラスの感情でも、マイナスの感情でも善悪の区別なくそうなんだと思います。

あまり良い例ではないですが、身内を病気や事故をなくして、その後の人生を「その事故や病気で悲しむ人がいないように…」という活動に捧げる方々も珍しくありません。

ただし、心も意識しないと、どんどん硬くなってくるくるので「心をストレッチしておく」というのはとても大事だと思います。

感動とはいつ起きるのか?

これは、私もわかりませんが、少なくとも自分がどんな心理状態で、何に出会ったときに感動したのか?そしてどんな行動につながったのか?

また、他人を観察して、「心動いたな」「行動変わったな」と見ていくことでそのメカニズムがわかるかもしれません。

ここまで書いて、ちょっと気になってしまったので、「感動」のメカニズムは調べてみて、また記事にしたいと思います。

みなさん、良いお盆を!

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