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機能価値と存在価値

こんにちは、エルです。

実はわたし、ただいま絶賛転職活動中です。
今後はフルリモートで仕事をしていきたいと思っているので求人を「フルリモート」で縛って応募しているのですが、フルリモートの業種ってIT系に縛られるか経験豊富な方を求めているのが多いんですよね。
年齢もあると思いますが、ほぼ未経験の私は書類すら通らない状況が続いております。

ただ、転職活動をしながら
「20代の時は不採用が続くだけで存在を否定されている感じがして、死にたいとすら思ったことがあったなぁ」
と、ふと思い出したのです。

今のところ10社以上応募して全部書類選考落ちしてますが、メンタルはそこまで落ちていません(多分)。
年を重ねて神経が鈍感になったから、とかではないと思うんですよね。
物の見方が変わったのだと思います。

先日、「もしアドラーが上司だったら」という本を読みました。

この本の主人公が営業をしていて、同期がトップの成績を収めているのに自分の成績はほぼ最下位で、「あいつに比べて俺なんて…」と凹む話が入っているのですが、そこでドラさん(上司)が機能価値と存在価値の話をしてくれるんです。

【機能価値(Geltungswert)】
機能価値は、個人が社会内で果たす「役割」や「機能」に基づく価値です。これは、人が何か特定のことを「できるかどうか」や「どれだけ上手くできるか」に重点を置いて評価される価値観です。例えば、職場での成果、学業の成績、スポーツでのパフォーマンスなどが機能価値の範疇に入ります。機能価値が高く評価される社会では、成果を出すことが非常に重視され、それによって個人の自尊心や社会的な地位が決定されることが多いです。

【存在価値(Seinswert)】
存在価値は、個人が「存在すること自体」に価値を見出す観点です。これは、個人の内面的な資質や人としての価値に焦点を当てるもので、その人が何を成し遂げたかではなく、その人がどのような人間であるかに基づいています。存在価値は、個人の性格、道徳性、寛容性、思いやりなど、内在的な特性に基づく評価です。

【アドラーの視点からの価値観の重要性】
アドラーは存在価値を非常に重視しました。彼によれば、健全な自己評価は存在価値の認識から生まれるべきであり、人は自分の行動や成果によってではなく、単に「存在する」こと自体で価値があると理解すべきだと考えました。この理解が深まることで、他者に対する共感や理解が深まり、より健全な人間関係が築かれるとアドラーは説明しています。
人が自己の価値を機能価値のみに依存してしまうと、外部からの評価に左右されやすくなり、自己価値感が不安定になる可能性があります。対照的に、存在価値を認識している人は、内面的な平穏や自己受容が促進され、人生の困難に対しても強い精神性を持って臨むことができます。
アドラー心理学は、これらの価値観を理解し、バランスの取れた自己評価と人間関係の構築を目指すための指針を提供します。

chatGPTから引用

上記の説明はchatGPTを使ってまとめたものですが、本ではもっとドラマ仕立ての会話になっていてすごく頭に残る内容でした。
(アドラーのような上司が居たら私は泣いてます、確実に。)

生きていると心折れることばかり。でもそれは相手の求めているポジションに合わなかったりで機能価値が発揮できていないだけで、私の存在価値は揺るがず常に存在している。

そう思うと「よし!次にいこう!」と前向きになれて、そんな自分が好きになれるのです。

よし!就職活動がんばってフルリモートの仕事に就くぞ~!!!!


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