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ふえてるね、発達障害

こんにちは、エルです。

最近は湿度が上がってきたおかげで起きた時に喉が痛いと思うことは少なくなりました。扁桃腺肥大の私からすると体調を崩すことが減ってうれしい反面、部屋干しの洗濯ものが乾かないことや、歩くと汗が止まらなくなるのが嫌だな~これから夏がくるのか~(気が早い)と少し気が重い。

ふぅ~(深呼吸)

はい、本題に戻ります。

私が5年前に相談員になったばかりの時は「発達障害」という言葉を知りませんでした。
多分福祉関係の仕事に就いていなかったら、これから先も知らなかった言葉だと思うんですよね。職場に少し変わった人がいても「変わった人だな」とか「精神疾患があるのかも?」くらいでスルーしていた気がします。

「発達障害ってこういうことなのか」と知ったのは、先輩のケースに同席したときでした。
金銭管理ができない、仕事が続かない、そのストレスで家で家族に暴力をふるってしまうという方が相談に来たのです。
できたてほやほや相談員の私は先輩の隣で「大変そうだな~、精神科でなんとかなんないのかな~」という他力本願なことを考えていました。

面談が終わってから

「あの方は恐らく発達障害からの精神疾患併発かな」

「え?発達障害?」

「知らないの?ちゃんと調べて勉強しておいてね」

「…はい、調べておきます(発達障害ってなんだ?)」

まずはGoogle検索、その後に書籍を買って勉強しました。
金銭管理が難しいこと、空気を読むことが苦手なこと、このケースによく当てはまる内容だったのを覚えてます。
(発達障害でもADHD、ASD、LDなど色々あるので詳細は省略しますね)

その後の5年間で「私(僕)、発達障害だと思うんです。ネットで検索したら全部当てはまると思って…」という方が徐々に増えてきている気がします。それほど生きづらいと感じている方が増えてきているのでしょう。

ただ、「健常者」と「発達障害者」ではっきりと区別されているものじゃないということはご存じでしょうか?
発達障害は環境によって発覚(発症)することもあると考えていただければと思います。その方のいま居る環境が大事なのです。

昔は個性として捉えられてたことが欠点として見られる時代ですが自分の個性として捉えて、合った場所を選んでそこで活躍すれば良いのです。

臨機応変な対応が苦手ならルーティンワークが多い仕事、じっとしていられないのなら営業や接客業で動きのある仕事に就くなど。

そこに人からの見られ方が追加されると生きづらい。

「給料が安い」「誰でもできる仕事」「将来性がない」etc…

他の人がなんと言おうとあなたの未来の責任なんて取ってくれない。
あなたが辛い思いをせずに生きていけるならそれが一番なのに。

結局、人は「環境を変える」か「自分を変える」かしか方法はないのです。
他人を変えることはできないから、環境を変えるか、自分を変えるかの二択になります。

【西の魔女が死んだ】という映画のセリフにこんなのがあります。

「自分が楽に生きられる場所を求めたからといって、後ろめたく思う必要はありませんよ。サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中では咲かない。シロクマがハワイより北極で生きるほうを選んだからといって、だれがシロクマを責めますか」


何度この言葉に励まされたことか…
(興味がある方は映画もぜひ見てみてください。)

今の場所で頑張るのも
発達障害で障害者手帳を取って障害者雇用で働くのも
診断されても自分に合う一般枠で働けるところを探すのも
服薬をして症状を緩和して生きていくのも

あなたの選択したことに間違いはない!


だから「生きづらい」=「発達障害」=「自分は障害者」と考えなくても
環境を変えたら生きやすくなる場合もあるということを覚えておいてもらえると嬉しいです。

ただ、何しても辛い場合は精神科への受診をお勧めします。
初診の時になんて医師に伝えればいいか等お悩みであれば、受診資料の作成もできますのでお気軽にご相談ください。

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