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ぽっけのお便り 第2号(2024年5月号)

割引あり

皆さん、こんにちは!
2024年5月号も講読してくださり、ありがとうございます。
今月から講読開始してくださった方も、ありがとうございます。
さて、今回の配信内容はこちらになります。

※目次の各項目をクリック、そこから読むことができます。



【1】インタビュー ~真に自由になれるための教育を目指して~
 フリースクール「てらこや」代表  佐田真有子 さん

 今回は、世田谷区等々力にてフリースクール「てらこやmaple」を運営されている佐田真有子さんにインタビューをさせていただきました。
 佐田さんは高校の後輩で、これまでずっとフェイスブックを通じてフリースクールを始めた様子などは度々拝見しておりましたが、子どもがとっても活き活きしている様子を見て、いつか見学に行ってみたいなと思っておりました。今回インタビューをさせていただき、積る話に弾んでしまって計3時間もお話をしてしまいましたが、さすがに全部を載せることは難しいので、その中から今回はてらこやを始められたきっかけや現在の活動内容などを中心に、皆さんにお届けさせていただければと思います。

「てらこや」代表  佐田真有子さん

―会うの何年ぶりかしら…?
…高校卒業ぶり?(笑)
 
―Facebookで繋がってるから度々会ってるような感だけど、下手したら 20 年ぶりぐらいかもしれないね(笑) ずっとここには見学に来たいなって思ってたの。まずは、これまでの経歴と現在の活動について教えていただけますか?
はい、私は高校卒業後、東洋平和女学院大学の人間科学科で保育を学んで、22歳から幼稚園教諭を7 年間勤めました。その後、夫が転勤で仙台に移ることになって幼稚園は辞めたんだけど、幼児教育にすごく情熱を持っていたのでこのままやめるのがとても悲しくて…。高校の同級生で油絵画家の高橋彩(さやか)さんと「子どもにとって、良い環境を作ることがどれだけ重要か」っていうことをずっと話し合ってきたんだけど、じゃあこれを機に私たちでその場所を作ろうってことで13年前に始めたのが“maple(メープル)”という活動でした。2012 年 4 月から本格スタートしたんだけど、メープルではずっと、芸術と教育の両方の視点から子どもたちにとって良い感性の教育ができる場所を目指してやっています。自分の視点を持つことと、自分の心から湧いてきたものを実現していくことを大切にしていて、絵の具遊びを中心にしています。3 年前にコロナで開催場所が無くなり、公園で開催していたんだけど、真冬のあまりの寒さにこれは無理だ…となって場所を探して、この等々力の古民家を借りることができました。今ちょうど 3 年経って、フリースクール、アトリエ活動、放課後の熱中教室の3 本立てで運営しています。

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