見出し画像

22. ナチスの拷問から学ぶ仕事との向き合い方。



あの悪名高いヒトラーが所属していた史上最悪の政党のナチス。



誰もが聞いたことある名前だと思います。



ナチスと言えばユダヤ人の大虐殺があったアウシュビッツ収容所。


多くのユダヤ人が命を落とした悲劇の舞台です。



そこでは当然のように拷問なども行われていました。



拷問と言えば、体中に激しい痛みを与え続けられるといったモノを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。


しかし、ナチスが行なっていた拷問の中にそのようなイメージからかけ離れた拷問がありました。




どのようなものだと思いますか。






それは、このようなものでした。




二つのバケツが用意され、片方のバケツには水が満タンに入れられています。


そして、満タンに注がれた片方のバケツの水をもう片方のバケツに一滴もこぼさずに移し、それを繰り返させるのです。



何か少し拍子抜けしませんでしたか?




体力的には恐らく他の強制労働をする方がきついのではないかと僕は思います。


しかし、これは拷問としてとてつもない効果を発揮したそうです。



体力的には耐え抜くことができても、彼らはその行動を続けていくうちに次第に精神が崩壊してしまったそうです。


何故でしょうか。



人は全く意味が感じられない作業をすることに激しい苦痛に感じるそうです。



そしてナチスはそれを分かっていて、このような拷問を採用したのでした。




これをやってなんの意味があるねん。




そう不満に感じながら何かをやらなければならないことがありますよね。



しかし、その状態を長く続ければ、精神も体も崩壊してしまうのです。




このことから、何か働く時には何かそこに取り組む目的や意味を見つけることが非常に大切であるということがわかります。



例えそれがこじつけであっても仕事を何かする時に自分の中で納得ができる状態を作り上げることが大事です。



例えば、その作業をした先に待つ誰かの喜ぶ顔を想像したり、報酬で買う美味しいものを想像したり。




そうすることでその作業に打ち込む自分を正当化し、前向きに取り組むことができるのです。





それとは対照的に、こんな仕事誰でもできるし、自分がやる必要ないし、何も面白みも感じないし、やる価値がない。


そう思う職場で働き続けると身を滅ぼします。



その職場でどうしても頑張る意味や価値を見出せないのであれば環境を変えるべきなのではないかなと思います。



自分が本当にやりがいを感じられる仕事ができるとなれば、人生の大半を占めていた苦しい労働が大幅に楽しい労働に変わり、それが楽しい人生になり、結果として本人の人生の幸福度を大幅にあげることができると思います。



あなたにとって頑張るモチベーションはなんですか?



それはお金をモチベーションに頑張るのもいいですし、誰かの喜ぶ姿を想像するのもよいと思います。




とにかく自分が今、ここで頑張りたいと思って全力で取り組める環境を整えられるように頑張りましょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?