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グラブジャムンは世界一甘い?インドのお菓子に魅せられて

インド在住五年半。
途中でギブアップしてしまうくらいの激甘スイーツに何度もお目にかかるほど、インド人は甘党です。

甘納豆をお土産に渡しても、
「全然甘くない」と、言われる次第。

それもそのはず、
砂糖の生まれた国でもあるインド。
インドは世界で最も砂糖を消費している国
でもあり、生産量と消費量がほぼ同じくらいです。

私のインド時代の職場では、
11時と15時にティータイムがあり温かいチャイが出されていました。

チャイと一緒に、インド人スタッフが差し入れてくれるお菓子が出てきます。

ある日は、
経理のシャルマ君が自分の結婚祝いで差入れ

ある日は、
総務のプリヤンカさんのお姉さんの出産祝い
など。

インドでは祭り事や祝い事の際、周りにお菓子を配る風習があります。

私の職場でも、毎日誰かが何かしら持ってきている、という具合でした。

これはいける!!というお菓子もあれば、
ひとかじりで無理というほど強烈なものも。

中でも想い出深い、代表的なインドのお菓子を2つ紹介します。

世界一甘いお菓子と言われる
Gulag Jamb(グラブジャムン)

ドーナツの激甘シロップ漬け

私はこのお菓子を想像しただけで、口、そして胃まで甘くなる。
あの、レモンを思い出したら口が酸っぱくなる、の甘い版のような現象が起こります。

・丸い形をした一口サイズのドーナツ
・めちゃくちゃ油を吸っているため小さいけど  超ハイカロリー
・激甘なシロップに漬けられている
・Air Indiaなど、インド国内線機内食のデザートといったらこれ

初めて食べた時、あまりの甘さに一口でぶるっと震え上がりました。
なんとか完食した時には、もう一生、私は甘いものはいらない、という気分にさせられました。

職場のスタッフから勧められても、
いつも丁寧に断ってましたが、
こんなに美味しいものをなぜ食べないんだ!
と、インド人スタッフからは、不思議がられました。

甘さ控えめが主流の日本において、
なかなか体験できない甘さのスイーツだと思います。
一度は食べてみてほしい。
ぶるっとくるあの感覚を。

おめでたいお菓子
Kaju Katli(カジューカトリ)

カシューナッツのペーストをひし形に固めたやわらかいクッキー。
Kaju Barfiもほぼ同じ。

私がインドのお菓子の中で唯一、美味しい!
もっとくれ!と思った品です。


・大量のカシューナッツを砕いたペースト状に、砂糖が練り込まれている
・クッキー生地の焼く前の食感
・ひし形に型取り、表面には銀箔が貼ってありおめでたい感が出ている

祝い事で配るケースが多く、おめでたいお菓子です。ベースがカシューナッツなので、美味しくないはずがない!

少し冷やすとより食べやすくなり、多めにもらって持って帰ることもありました。
渋めのダージリンティーといただくとより美味しいです。

グラブジャムンの甘さを知っていたら、
これ、なんて控えめな甘さなんだろう、と思います。

最後に。

インド人は辛いものも甘いものも好きで、消化器官どうなってるのか?不思議です。

砂糖の消費量ではインドが世界一ですが、
国民一人当たりの消費量となると、
世界一はマレーシアだそうです。

意外!

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