cotreeのメンバーは「人を信じる力」を標準装備している(cotree エンジニアチーム)
cotreeが大切にしている6つのバリューのひとつに「信じる」があります。
信じる
ひとりひとりが持つ力を信じ、時に見守る姿勢を持とう。
「cotreeのメンバーは人を信じる力を標準装備している」
「みんな、基本的に人を信じるスタンス」
メンバーからこんな言葉が出てくることからも、このバリューが社内に浸透しているように感じています。
この発言が出たのは「ひらやまラジオ」cotree回でのこと。エンジニアの中村さん、千葉さん、COO ひらやまさんが出演し、メンバー間の信頼関係や、プロダクトづくりで大切にしていること、エンジニア募集などについて語りました。今回は、番組後半の中村さんのお話をフィーチャーしてお届けします。
▼番組前半の内容はこちら
中村カズノリさん プロフィール
cotree エンジニア。2019年12月にジョイン。週3日コミットでシステム保守をメインにプロダクトの機能改善にも携わっている。そのほかにもカウンセラー、行政書士補助者、某エンターテインメント企業の取締役・CTO、ライターなど幅広く活躍中。趣味は自転車、DTM、ゲーム、Twitterなど多数。
SNS : note / Twitter
cotreeは、カウンセラー同士がつながる場
自己紹介をお願いします
中村:2019年12月にエンジニアとしてcotreeにジョインしました。支援センターや個人でカウンセラーもやっていまして、対面・オンラインでのカウンセリング、グループワークのファシリテーションをおこなっています。そのほか某企業の取締役・CTO、ライターなどいろいろな仕事をつまんでやっています。
cotreeを知ったきっかけ
中村:きっかけは約2年前に登録したcotreeのサービス・takk!(タック)です。気軽に相談できるということで興味を持ったんですが、登録したまま放置していて。その後、Twitterでひらやまさんのツイートをよく見かけるようになったんです。「cotreeって、takk!の運営をやっているところだ」という認識で、だんだん興味を持つようになりました。それでエンジニア募集のツイートを見て「これはいかねばなるまい」と思い応募した次第です。
カウンセラーとエンジニアを両立するキャリアはどう辿りついた?
中村:たまたまです(笑)。もともとエンジニアとして生計を立てていまして。自分がこれまで生きてきた体験が交じり合った結果、こうなってしまった、としか言いようがない(笑)。最初からどちらもやろうなんて考えてなかったです。きれいに言うと「巡り合わせ」ですかねぇ。
千葉:エンジニア兼カウンセラーとして、cotreeで働いていてどう感じます?
中村:エンジニアとしてもカウンセラーとしても学ぶところがたくさんあります。カウンセラー同士がつながる場でもあり、勉強にもなる。cotreeにそういう土壌ができはじめているのを間近に見ていて、これはすごいなって日々思っています。
業務内容は?
中村:システム上での小さな問題の即時対応をしています。また、プロダクトの機能改善、UIの修正などもおこなっています。デザインに関わるUIについてはデザイナーと連携を取り、プロダクトをよりよいものにする動きをしています。
千葉:中村さんにはcotreeの保守をだいたい見てもらっています。基本、背中を守ってもらっている感じ。臨床の知識もあるし、興味分野も広いエンジニアですよね。
中村:浅く広くになっちゃいますけどね。でも、狭く深くガッツリやっている人の周りで少しずつ知識のおこぼれに与る感じでやれているかな、と。
千葉:いろいろなものを広く拾いつつ、やりたい部分にはガッと深く入る動きが好きなのかなと感じていて。うまくそういう動きをされているなという印象です。
中村さんから見て、千葉さんはどんなエンジニア?
中村:ひと言で言うとめちゃくちゃ優秀。すごく頼れる方です。エンジニアに限らず、いろいろなものへの向き合い方、持っている知識量などからざっくり言うと「めっちゃできる人」だと思っています。エンジニアでなかなか出会えないタイプ。上からな言い方になったら失礼ですが、年齢的にも「この歳でこれってすごくね!?」って毎日思っています。
千葉:こう褒められると何を言っていいかわからないですね。恥ずかしいので、無限に哲学の話をしたい……!(笑)
一同:(笑)
千葉 一輝さん プロフィール
cotreeエンジニア。CEO櫻本さんとは学生時代から知り合いで、そのご縁から2018年よりcotreeにて勤務。cotreeではWebサイトの運用・開発にとどまらず、臨床観点から幅広い業務を担当。cotree研究所の所長を兼任。趣味は哲学。
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「カウンセラーとクライアントを結ぶ」ことを考え続ける
プロダクトづくりで大事にしていること
中村:保守的な業務が多いので、まずは「止まらないサービスをつくる」ということ。もう少し抽象的に言うと「自分が使いたいものをつくる」という想いは大事にしています。自分が使って「不便だなぁ」「おもしろくないな」って感じるものに関わっても楽しくないじゃないですか。僕は業務委託として働いているけどシステム的な提案もできますし、それをかたちにするためにチームで動ける土壌があるので。「自分が使いたいものをつくる」ということですかね。
千葉:「プロダクトづくり」をどう捉えるか、もありますが僕は「カウンセラーとクライアントを結ぶ」ことを大事にしています。提供するサービスとしては「カウンセリング」の中身に重きがあると思うし、サービス本体の価値を生んでいるのはカウンセラーだったりするので。カウンセラーとクライアントがうまくつながるように、うまくコミュニケーションを取れるように、うまくセッションがおこなわれるように……そのために「システムで何ができるだろう?」ということを常に考えて大事にしています。コーチングも同様ですが。
ひらやま:「カウンセリング」「コーチング」とプロダクトをどうつなげるかを考え続ける姿勢は大事かもしれないですね。
千葉:カウンセラーが答えを持っているわけではないですからね。システム側の僕たちが臨床側に提案をして、模索して、議論を促していく。そして議論を重ねていくことを大事にしていきたいですね。
cotreeに入って印象的だったこと
中村:フリーランスのエンジニアとして、これまでいろいろな企業に参画してきたのですが、cotreeに入っていちばん驚いたのは「業務委託にこんなに裁量を任せていいのかな?」ということ。
千葉:(笑)。
中村:もちろん、プライバシーなどのルールは徹底して運用していますが。業務委託でシステム開発に入るのってわりと一歩線を引く距離感になりがちなんですよ。でもcotreeはチームのなかにガッツリ入って業務に取り組める。このわくわく感はほかにないなという印象を受けます。
千葉:情報を渡すときは細かくやり取りをしますけど、「業務委託だから」と線を引く気がないですね。引いたほうがいいって言われたら引くけど。引いてよくなることをイメージできないので。
中村:大きな裁量を与えられるのは、いい意味で緊張感が生まれつつ、信頼してもらっているのがわかってうれしいです。サーバーのテクニカルな部分や本番環境をいじれるのはありがたいし、とてもやりがいを感じています。
基本的に「人を信じる」スタンス
cotreeはどんなチームだと思う?
中村:それぞれの役割を担いつつ、チーム内で各自の持っているスキルが結びつきやすいなと思っています。縦割りで仕事が決められているのではなく、「わたしはこれができるよ」「ぼくはこれができます」と、うまいこと結びついていく環境です。縦割りでカチッと決められた仕事だけをしてきた人は、最初ちょっと戸惑うかもしれない。……じつは僕も最初は戸惑ったタチなんですけども(笑)。
千葉:最初はそうでしたね(笑)。
中村:はい(笑)。ただそれって、その人を信頼して任せているということ。cotreeのメンバーは「人を信じる力」を標準装備しているんですよ。人を信じる力に応えるのって、ある程度の覚悟が必要かもしれないですね。僕だと本番環境を触れるんですけど、それって怖いことでもあります。うっかり何かをやらかすと落ちちゃうわけですから。
でも、日々のコミュニケーションのなかで「そういうことはやらない人だよね」という信頼のもとに任せてくださっていると僕は思っています。人によっては重圧に感じるかもしれないので、大きな裁量で取り組むことを楽しめる人のほうが、cotreeには合うかもしれないですね。
ひらやま:たしかに。エンジニアチームだけじゃなくて、みんな基本的に人を信じるスタンスですね。ある意味、cotreeって変わった組織だと思うんですけど、みんなそれを楽しんで取り組んでいると思います。もちろん、大きな裁量に責任感を持ちつつ。
千葉:そうそう。あとは「やってみましょう!」という文化がありますね。
中村:スピード感もあるなかで「やってみる」「楽しめる」。そんなチームだと思っています。
どうやって信頼関係を築いたの?
千葉:最初の面談で中村さんの倫理観や臨床に対する考え方は聞いていたので、その時点で大丈夫だなとは思っていました。最初の1ヶ月くらいは技術的なところを見ていたけど問題なさそうだったし、入社して2ヶ月半くらいで権限を広げて「やってみます?」と話しました。もし何かあってもすぐ連携が取れますしね。
中村:今はコロナの影響でリモート勤務ですが、出社していたときは雑談もよくしていたので、そういう日々の積み重ねでお互いに「この人には任せられる」という想いが生まれたのかもしれないですね。
▼リリースに向けて協力するエンジニアチーム
「いいサービスを届けること」に純粋に向き合っている
cotreeのいいところは?
中村:とにかく人間関係が心地いいんですよ。その心地よさに、自分もいい意味で染まっていく空気があるかもしれない。
千葉:それはすごく感じますね。たとえばコーチの茂木さんがメンバーをコーチングしていて、そこにコストをかけることを厭わない組織ですね。
ひらやま:そうですね。でも仲良くなることが目的じゃない。みんながそれぞれに「いいサービスを届けること」を考え、すごく純粋に向き合っていると思います。
中村:そうそう。みんながプロダクトに真剣に向き合っているなと感じます。あとオフィスの話になりますが、cotreeにはすごい本棚があるんですよ。その本棚にある本を端から端まで読みたいなって常々思っています(笑)。カウンセリングや精神分析の本がズラリと並んでいて、そのなかにエンジニア関係の本もあってカオスなんです(笑)。
千葉:エーリッヒ・フロムとか人文系の本もそれなりにあります。あの本棚を見てわくわくする人はcotreeに向いていると思う。
中村:それは間違いないですね。
よくわからない状態でも「手を動かして、考える」
どんな人と一緒に働きたい?
中村:cotreeのプロダクトをつくりたい人と働きたいですね。解像度を荒めに言うと「一緒に楽しめる人」がいいですね。たとえば、自分が書いたプログラムが思うように画面に表示されて「やった!」って思えるとか。そういうプリミティブな感覚で喜べることって大きなファクターだと思っています。
千葉:同感です。おもしろがれる人がいいですね。
中村:余談ですが、僕がはじめてパソコンを触ったのは小4、5くらいのときで。家にあったパソコンを使ってBASIC(初心者向けのプログラミング言語)でプログラムを書いたんです。今でも覚えているのですが、はじめて書いたプログラムの命令は「CIRCLE(100,100),60」。画面に円がポッと出てきて「これ、すっげーじゃん!」って興奮したのがすべてのはじまりでした。
千葉:わかる。僕は小5くらいのときに「シフトアップネット」というサイトにある、スクリプトを組んでオリジナルゲームがつくれるアプリ「ツクローアドベンチャー」でゲームをつくったのが最初ですね。「なんかつくっておもしろい!」っていう感覚でした。
中村:「なんか動いてる、楽しい!」という感覚は今もあって。「自分でつくる」というマインドは大事だと思うんですよね。
千葉:うちの職場にそれが必須ではないかもしれないけど、あったほうがいいなと思いますね。
ひらやま:今プロダクトのクオリティ的にはまだまだでもっと向上させていきたいし、「オンラインカウンセリング」のあたりまえをつくるという意味ではまだ正解がないんですよね。そういうわからない状態のなかでも「つくって、試して、おもしろがる」という姿勢は大事かもしれないですね。
千葉:そうそう。デザイナーの長谷川さんとも話していたけど、よくわからない状態でも「手を動かして、考える」ことができるといいですね。
中村:試していくなかでわからないもの同士がつながることもあるし、かたちになっていくきっかけにもなりますからね。「つくって動かす」と「かたちにする」は別のスキルではあるんだけど「つくって楽しい」はすべての源泉だと僕は思っています。そこから「どうやって自分でかたちにしていくか?」を、手を動かしながら考えることは大事だなと思っています。
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編集・文:はとだ
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