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「失敗も素直に共有することが、コーチングの第一歩」 | cotreeインターンにアセスメントコーチングの感想を聞いてみた【後編】

前回に引き続き、「cotreeインターンにアセスメントコーチングの感想を聞いてみた」の後編です。

アセスメントコーチングを通して自分と向き合うことができたという中村さん。後編では、複数回コーチングを受ける中での変化や、生活への影響についてお話を伺いました。

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なかむらってこんな人
大学4年生の24歳。在学中に被災地でのボランティア活動や留学を通じて人のサポートをしたいと感じるように。現在はcotreeのインターンとして社員やカウンセラーのサポートをおこなう。

「長期スパンでの目標設定」を目的としたコーチング

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——なかむらさんは、これまでに2回コーチングを受けたんですよね。それぞれどのようなテーマを扱ったんでしょうか?

なかむら:1回目はふわっと今後の目標設定みたいな感じで、2回目は「嫌いな自分をどうやって受け入れるか」について話しました。

——1回目はとくにテーマを設定せず、という感じですか?

なかむら:実は、アセスメントの解説をしてもらうこととコーチングを受けることが目的だったから、明確にコーチングで扱いたいテーマがあったわけではないんですよね。

ただ、インターンとしてcotreeの方と1on1をしてもった時に、悩みや就職活動の話をして日々の小さな改善をするという経験はあったんです。だからコーチングでは、長期スパンで見て目標を立てるということをやってみようと思いました。

——目標は立てられましたか?

なかむら:実は、1回目はあまりうまくいかなかったんですよね。

コーチも「悔しいセッションだった」と言っていて。あまりしっくりくる目標が生まれなかったかな。

——うまくいかない経験をした5ヶ月後に2回目のコーチングを受けていますよね。何か理由があったのでしょうか。

なかむら:1回目は、内容自体をそもそもあまり覚えていなくて……。効果が薄かった理由はいくつかあると思うんですが、アセスメントの結果を見て「本当の自分はそうではない」と否定するスタンスから入ったから、コーチングに対しても斜に構えていたというか。

素直になりきれていないなとは自分でも感じていて、思っていることをあまり言えなかった気がしたんですよね。

——アセスメントに対しての信頼がそれほどなかったということですかね?

なかむら:その時の自分にはあんまり効果ないかもな、と思う節はありました。そのスタンスが、結果の信頼性を薄めてしまった気がします。

コーチの後押しで、「自分と向き合おう」と思えた

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——それで、2回目のコーチングでは「嫌いな自分を受け入れる」がテーマだったと。「嫌いな自分」というと……?

なかむら:自分としてはショックな気付きでもあり、重たいテーマだったんですが「できないと思うと、チャレンジしない自分がいる」という話をしました。

そうしたらコーチから「もし、その自分を変えたいのなら、今この時間をどう使いましょうか?」と、問いかけられました。

その後に「実際に取り組んでみて、もし難しそうだったら別に時間を作れるので、やってみましょう」とも言ってくれて。その後押しがすごく嬉しくて、自分と向き合ってみようと思えました。

——それから、どのように進んだのでしょうか。

なかむら:まずは理想の状態を明確にして、そこに向かうにはどうすればいいのかを話しました。「チャレンジできない自分がどうなったら理想ですか」とコーチに聞かれて。

できるかどうかで判断するのではなく、自分のやりたいことには躊躇せずにチャレンジできるようになれたらいい」という話をしました。

——だんだんと理想が明確になっていったんですね。その後は?

なかむら:はい。その後、少しずつでも今やりたいことの中から「できないと思っていること」をあげて取り組んでみることが大切、という少し具体的な話になって。

ちょうど短歌を書けるようになりたいと思っていたので、毎日短歌を書くことを次の行動として決めました。

——その後は順調に書けていますか?

なかむら:書いてないです(笑)。2~3日で挫折しちゃいました。

——それは何か原因があるのでしょうか?

なかむら:「嫌いな自分を変える」「嫌いな自分と向き合う」ことだけをモチベーションにして何かを続けるのは難しいんだろうな、と思っています。

「やりたいこと」に対して動機やモチベーションを感じられるところを探して、それがあるから頑張れて、なおかつ自分の嫌いなところを変えていける、というようにしないとけっこうしんどいなと。

「続ける」の前提をやめてみる

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——先ほど「できないと思うと、チャレンジしない」とおっしゃっていましたが、逆に現在やっていることが「できた」のはどうしてでしょう。

なかむら:例えば仕事でやる必要があるとか、誰かから褒められるとか、できる/できないとは別のところでモチベーションを感じているんだと思います。

続けた結果できるようになって、できるようになること自体が楽しくてまた続く、というサイクルはある気がしますね。

サイクルに入る前の後押しがないまま、自分の気持ちだけで行動を続けるのは限界があったのかな、と思っています。

——では、例えば短歌だったら……?

なかむら:みんなで一緒にやるとか、友だちがいるとか。そういうのがあると最初の行動が起こしやすくなって、ちょっとずつ続けられたのかなと思います。

——今後の方針などはありますか?

なかむら:続けることを前提にするのではなく、「ちょっとやってみる」ぐらいのことをいくつかやってみて、楽しそうなことを見つけるのがいいのかなと思っています。やってみたけど楽しくないのであれば、無理に続けなくていい気もしていて。

——なるほど。

なかむら:続けたいものを見つけた時に、どう続けるかを考えればいいのかなと。でも、「ちょっとやってみる」ぐらいで何かを好きになるのは難しい気もしていて、少し悩んでいるところではあります。

自分の課題と日々の行動を結び付けられるようになった

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——コーチングを受けてから、生活の中での変化はありましたか?

なかむら:短歌は続けられなかったけど、noteを書くことや筋トレは習慣として続けられています。

——取り組めている部分もある、ということですね。

なかむら:そうですね。2回目のコーチング後は、できないと思っていることにチャレンジしてみる中で、自分の課題を結び付けて考えられるようになりました。

自分の行動について、「これは課題の発露だ」とか「これができるようになったのは課題に対してアプローチできているからだ」とか。そういう考え方ができるようになったのは、コーチングで課題が明確になったことが大きいのかなと思います。

——今後もコーチングを継続したいとは考えていますか?

なかむら:やってみたい気もします。予定はないけど、ちょっと時間取ってみるのもありかもしれません。でも、「今の俺にはカウンセリングのほうが必要なのかな」とも思いますね。自分の課題を受容するとか、そうじゃない自分を受け入れるとか。

コーチと一緒だからこそできたこと

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——アセスメントコーチングを受けてみて、印象は変わりましたか?

なかむら:よく「アセスメントで現状を認識して、コーチングで目標設定して行動を変容させましょう」みたいな話があると思うんです。けど、現状認識するのってけっこう難しいと思っていて。

どちらかといえばコーチングよりカウンセリングのほうが近いかもしれないんですけど、自分の課題を認識するとか、現状を受け入れるってハードルが高いんですよね。

——先ほども「カウンセリングのほうが必要かも」と仰っていましたね。

なかむら:課題に向き合うとかって、大変そうだし、やりたいけどやりたくない部分ですよね。そこを一人で向き合うのではなくて、コーチに後押ししてもらったり、一緒にできたりするのは、コーチングの価値のひとつだと感じました。

だから、定期的にコーチングの機会を持って自分の失敗も素直に共有して「じゃあ、どうしていきましょう」と話せるのが良いコーチングの使い方だろうなと。

例えば短歌を続けられなかったみたいな話を恥ずかしくてコーチに言えないのは、めちゃくちゃ機会損失だなと思っています。どんな行動だったら継続できらだろうとか、どういう形なら自分の課題に向き合えるんだろうと深掘りできる。

素直であること、コーチを信頼することは、コーチングを受ける上でけっこう大事なんだろうなと思います。

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中村さんのお話を伺って、コーチへの信頼、素直な気持ちが大切なのだとあらためて感じました。自分の弱さや今感じている課題を開示することで、さらなる一歩へと繋がるのかもしれません。

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