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「つらさを伴う自己理解もコーチと一緒なら大丈夫」cotreeインターンにアセスメントコーチングの感想を聞いてみた【前編】

こんにちは、cotree編集部のたかれんです。

アセスメントコーチングインタビュー第5弾です。これまでのインタビューはこちらから。

今回はcotreeで様々な業務のサポートを担ってくれている、インターンのなかむらさんにお話を伺いました。

なかむらさんってこんな人
大学4年生の24歳。在学中に被災地でのボランティア活動や留学を通じて人のサポートをしたいと感じるように。現在はcotreeのインターンとして社員やカウンセラーのサポートをおこなう。

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——アセスメントコーチングは、いつ頃受けましたか?

なかむら:cotreeに入る前に受けたので、受けたのは10月とかじゃないかな。

——入る前に受けたんですね。どういう理由だったんでしょうか。

なかむら:受けてって言われたからみたいな感じ。

——入るから受けて、という感じ?

なかむら:そうそう。インターンとしてcotreeに入る前に「これ受けて」って言われて。

——アセスメントコーチングにどんなイメージを持っていましたか?

なかむら:性格特性診断と聞いていたから、自分の特性が分かるくらいの認識でした。

最初は「みんな受けているから」

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——これまで、性格特性診断やコーチングを受けたことはありましたか?

なかむら:無料でできるストレングスファインダーとかは受けたことがあるけど、そのくらいです。

あまりちゃんと受けたことはなかったかもしれません。

——cotreeの性格特性診断はいかがでしたか?

なかむら:いやあ、めっちゃ項目あると思いました(笑)。

で、受けた後にインターンの面談で診断のシートを持って来てくれて、一緒に見ながら「こういう特徴あるね」みたいに言われました。

そのときはコーチングというかアセスメントの解説みたいな感じで、5分くらいです。その後、3月くらいに改めてコーチングをしてもらいました。

——アセスメントをうけた10月から数えると5ヶ月空いていますが、アセスメントに対する印象は変わってましたか?

なかむら:時間も空いていたので、アセスメントの解説をしてもらった時のことは、あまり印象に残ってなかったです。

——それでも「コーチングを受けたい」と思ったのは、どうしてなのでしょうか?

なかむら:みんなはちゃんとシートの解説を受けているんだと聞いて「俺もしてほしい」と思ったのが一番大きいです。

あとはコーチングを受けたことがなかったから、自分でも体験してみたいなと思いました。

——コーチングではどんなことを話したんですか?

なかむら:当時はcotreeに入って半年経ってない頃だったので、改めてcotreeでの経験を通して自分が何を学びたいのか、就活も含めてこれからどうなっていきたいのかってところを話しました。

ちょっとした違和感

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——コーチングでは、何か発見はありましたか?

なかむら:自分の想像通りだったところと、想像と違ったところがどっちもあったなと思っています。

例えばソーシャルスタイルでいうと、もっと「エクスプレッシブ」が強くて、「エミアブル」があんまりないと思ってました。あと安全動機が高いのも意外でした。

ビッグファイブとかはわりとイメージと近いなと思っていて。「外向性」や「協調性」、「知的好奇心」が高いところはわりと自分のイメージ通りでしたね。

編注
ソーシャルスタイルはアセスメントコーチングでわかる項目の一つで、他者との関わり方の傾向を「ドライバー」「エクスプレッシブ」「エミアブル」「アナリティカル」の4つのタイプに分け分析する。
「エクスプレッシブ」は意見を主張し感情を出す傾向、「エミアブル」は意見を聴き感情を出す傾向を持つ。

——「エミアブル」があまり高くないと思っていたのはどうしてなのでしょうか?

なかむら:昔から人の話を聞かないとよく言われていたんですよね。

なので、けっこうそこは自分の中で変えたいと思っていて、頑張って人の話を聞こうと努力したり、共感を示すよう意識したりしてたんですけど。

アセスメントにはそれが反映されたのかなと思いましたね。元々はもっと「エクスプレッシブ」寄りで、ちょっと「エミアブル」に寄ってきた感じなのかな、と自分と思いました。

——安全動機が高いことは、なぜ意外だと思いましたか?

なかむら:それこそ大企業で働きたいとか、安定した人生を歩みたいとか思ったこと全然なかったから、あまりピンとこなかったんです。

むしろ今までも変化の大きいチームにいたし、そのほうが楽しかったから、なんでだろうなって。

どっちかというと達成動機がもっと高いと思ってました。

——そのことに関してコーチとはどんな話をしましたか?

なかむら:アセスメントを受けた時はちょうど留学から帰ってきた直後で、しんどいことがあったり、身の置き場が決まってなかったりしていた時期だったので。

不安定なタイミングだったから安全動機が高く出たんじゃないかな、という話をしました。

だけど、それから「安全動機高いな」って思う時がけっこうあったんです。

違和感を、自分の特性として理解していく

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——というと?

なかむら:きっかけは、やりたいことリストを100個書いたことです。
やりたいことリストを書いてみたら、「何々をできるようになりたい」って項目がすごく多かったんですよね。

それでもう少し考えてみると、できない理由や今やってない理由が、お金がないか、時間がないか、自分ができないと思っているか、の3つだったんです。

——お金か、時間か、できないと思っているか。

なかむら:そう。で、その中でも特に「自分ができないと思っている」部分がけっこう多くて。

でも必ずしも、できないからやらない、できるからやるっていう風にイコールで結べるわけじゃないと思ってて。だから、できなくてもギターやればいいんだけど、なんとなくやらないっていう。

そういう、できないことに挑戦したくない、できなそうなことに飛び込めないのは、安全動機だなと思って。多分、できるようにならないと人に認められないと考えているんだと思います。

できないのにギターをやるのはちょっと恥ずかしいと思っていて、だからできるようになってからやりたいと思う。でも、やるためにはできる必要があると思っている、みたいな。

——なるほど。

なかむら:「エクスプレッシブ」は「注目を浴びたい」みたいな話もあって、それが周囲から認められたい気持ちと結びついてるんだと思いました。

その部分をコーチに解説してほしくて、2回目のコーチングをお願いしました。

——「エミアブルが強いな」と思う気づきもあったんでしょうか?

なかむら:さっきも言った、話を聞くのが苦手、共感するのが苦手みたいな課題を感じて努力したことによってエミアブルに近づいたんだな、という気づきが一つ。

もう一つは、今言ったことと反対なんですけど、実はもともと高かったような気もしていて。

安全動機も影響していると思うんですけど、周囲へ配慮しようとする意識の高さが、エミアブルという形で表れたのかなというふうにも思っています。

——なるほど。それは知れて良かった?

なかむら:良かったと思いますよ。

1回目のコーチングの時はアセスメントの結果を受け止められていなかったと自分では思っていて。

安全動機が高いのはこういう状況だからだ」みたいな。状況とか環境の整理をしようとしていた時期でもあったから。

もちろんそういう面もあったのかもしれないけど、そうじゃなくて、自分の特性として、そういう側面を持っていると自己理解できて、かつそれをコーチと一緒に受け止められたのが良かったです。

「できないゾーンにチャレンジできない」部分があることに気付いた時は、けっこう自分ではショックでしたね。すげえビビリじゃんというか(笑)

コーチと一緒だったから、受け止められた

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——そうだったんですね。

なかむら:自己理解って、けっこうつらい時があるんですよね。当時も自分のあまり好きじゃない面、嫌な面が見えて。

けど、ちょっとでもそういう自分を受け入れたいと思ったから、コーチと一緒にそれができたのは良かったなと思います。

——お話を聞いていて、これはちょっと穿った見方なんですが、例えば血液型占いのように、アセスメントの結果に沿う自分の姿を作っている、という部分はないですか?

なかむら:そうですね、なんだろう……。基本素直なんですよね(笑)

確かに、別の結果が出ていたら、それに該当する部分が目に付くようなことはあるのかもしれない。けど、枠組みがあるということはけっこう大事だなと思うんですよね。

アセスメントが無かったら、そもそも自分のことがよく分からなかったり、自分の中での矛盾を受け入れられなかったり、他者との違いを受け入れられなかったりすることがあると思ってて。

例えば「権力動機」が低い、つまり他者に影響を与えたいっていうところと、エクスプレッシブで他人から認められたいと思っているところって、ちょっと矛盾するんですよね。

でも矛盾も枠組みがあることで理解できる。そういう意味では、枠組みがあることは自分を理解する、自分を相対的に見る手がかりになるんじゃないかなと思います。

——枠組みがあることで、自分一人では見えない部分も見えてきた、ということでしょうか。

なかむら:そうですね。仮説が持てる部分はあると思います。

何も分からないと仮説も立てられないけど、「もしかしたら自分はこうかもしれない」という仮説を持てると、仮説に合う部分は確証になる。

仮説と合わない部分もまた新しい仮定が立てられますし。

——では、最初に出てきた結果に違和感を持ったのは、逆にその要素を見たくないと思っていたからなのでしょうか。

なかむら:確かに、安全動機とかまさにそうで。ちょっと嫌だなと思っていたから、強く意識していた部分はあるかもしれません。

——結果的には、その要素も受け止められて良かったと。

なかむら:良かったです、本当に。

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自己理解をすることは、仕事や人生においてとても大切な手がかりになり得ます。しかし、自分の嫌な部分が見えてきたり、矛盾が生じたり、苦しさを伴うことも。

そんな時、伴走してくれるコーチは、とても心強い味方となってくれるのかもしれません。

後編では、複数回受けたコーチングの違いと、コーチング後の生活の変化について語っていただきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございます🌱 オンラインカウンセリング: https://cotree.jp/ アセスメントコーチング: https://as.cotree.jp/