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人生の責任を取らずに逃げ続けた者の末路⑧



■やっと自分と向き合う時が来た


前回まではこちら


◆消費者センターとのやり取り

有名俳優がCMをしている某求人サイトに掲載されていた「カウンセラー募集」の求人に応募した私。

社長自ら電話を掛けてよこし、「占い師のための講座の講師にならないか?」と持ちかけてきた。

「受講生に教えるために講座を一通り受講して欲しい」

ここまではいいのだが、おかしいのはここから。

以前、講師候補に無料で受講させたら逃げられた。
なので、一旦受講料を支払って欲しい。
前金以外は報酬が発生したらそこから差し引いて構わない。
契約書はすぐに発行する。
(クラウドサインから数分後に送られてきた)

冷静に考えたら絶対にお金なんて振り込まないのだが、電話口でしつこく言い寄られると押し切られてしまう。。。

これは私の弱点である。

私は数年前までお客様サービスセンターの裏方で働いていたことがあり、法務部や消費者センターの人との経緯をタスク管理していた経験があり、「クーリングオフしたらいいか」と、この時は安易な考えが働いてしまった。

そしてその翌日、「やっぱり返金して欲しい」と、社長にメールを送ると同時に、消費者センターへ申告、郵便局から内容証明郵便を発送した。

その時の社長は「郵便が届いたら対応する」との返信だったので、ホッとしたのだが、待てど暮らせどそれ以降の返信がない。

追跡で確認するととっくに到着しているので、再度社長にメールをすると、「月末までに返事をする」と延ばされた。

経緯を消費者センターには随時申告していたが、のらりくらりと対応を延ばされて、夏頃の話がとうとう年末までになっていた。

消費者センターの職員が、「さすがにこれは悪質だ」ということで、間に入って対応をしてくれることになった。

そしてその対応後すぐに社長からは怒りのメールが、職員からは電話がかかってきた。

社長の電話口での対応は酷いもので、職員は電話口で酷い怒声を浴び、恫喝されたそうだ。

何か月ものらりくらりと言葉をかわし、返金を引き延ばしていたので、返金する氣などないだろうなと予想はしていた。

消費者センターの職員と今後の対応を話し合い、某有名サイトには規約違反を報告していただく旨、消費者センター側からすぐに動いてもらった。

これをしたらもう完全に返金の道は閉ざされるだろうと言われたが、これ以上の被害者を出さないように、私が犠牲になることにした。

私はこれまでの数か月間の経緯と、社長とのメールのやり取りをすべてPDF化し、報告書を書類にまとめて、特定商取引法第60条に基づく申出を行うことにした。

クラウドサインの印が付いた契約書を交わしているため、あきらかに特定商取引違反である。

社長からは、「求人広告の掲載が取り消され、お前の返金額どころじゃない金額の損害を被った!」と、エライ剣幕で鬼メールが届いた。

そんなの知るか!
だったらすぐに返金対応していたら、そんな被害被ることなかったじゃないか!
自業自得だわ!

こんな内容を、バカ丁寧な敬語でお返ししたw

Rもこの社長もそうだけど、
どうして自分のことは棚の上まで持ち上げて人ばかりを責められるんだろう?

っていうか、私の母親をはじめとして、

どうして私の周りはこんな理不尽なヤツらばかりなんだろう?!

私はやっとここに気づいたのである。

◆自分の内側の世界

Rに踏み倒されたお金、副業詐欺で返金されなかったお金、私は合わせて50万近くを失った。。。

そして生活のために、私は命の次に大切にしていた愛車を手放した。

悔しかったし、悲しかったし、情けなかった。
愚かな自分を責めた。

そして、またあることに氣づく。

数ヶ月分の生活費を失ったのは痛かったが、これはさすがにおかしい。

どうしていつも、やる事なす事こじれてしまうのだろう?

たぶん何かが間違っている。
その「何か」が何なのかはわからないが、間違っているのだろう。

一体これは私に何に氣づかせるためのサインなんだろうか?

こんなことを考えるようになった。

これまでも、自己啓発、潜在意識、脳科学、何十万も注ぎ込んで学んだのに、まったく自分に落とし込めていないことに愕然とした。

自分の内側を見ていたようで、上の方しか見ていなかったのだ。

ここから、メンタルトレーナーのサロンに入り、脳科学、潜在意識、脳の使い方などを自分ごととして必死に学ぶようになる。

そして学びが深まるうちにだんだんと自分の意識がわかるようになり、自分がたどってきた道がとんでもなくズレていたことを知った。

脳の使い方(回路)も、恐ろしいくらいにエラーだらけだということがわかった。

これまで私の周りにいた最悪な人たち。。。
最悪な出来事。。。
お金のトラブル。。。
人間関係。。。

すべて私の脳が意識を注ぎ、私が創り出してきた世界

今が最悪なら、最悪な世界線上に自分が選んで身を置いているということだ。

もう少し詳しく言うと、【少し前の自分】の選択で今の目の前の現実が起きているということ。

この世界線上を抜けて別の世界線に行きたいのなら、その別の世界線上に意識を向けなければならない

その別の世界線上に行くためには、何かしらの行動を起こさなければならないのだ。

私はこれまで、最低で最悪な人々が棲む世界にしか意識を向けてこなかった。

そして、その最低で最悪なヤツらの行動にいちいち反応し、目を血眼にしながら追跡をして、

「ほらやっぱり!こんなことやあんなことをした!」

「最低で最悪だ!」と、いちいちそれを証明させるための行動を、わざわざ自分からやってしまっていたのだ。

Rに言われた「あれもできていない、これもできていない」ということを、私も無意識でやってしまっていたことにも氣づいた。

これはまさしく写し鏡だ。

それは自分の外側(他者)にだけではなく、自分に対して一番やってしまっていることにも氣づいた。

「いつも人から責められる」という思いを、私は幼少期から抱えていたが、これは《自分自身がいちばんに自分を責めている》というサインなのだった。

自分が無意識で、自分を責め続けると何が起きるのか?

人から責められる出来事ばかりが起きます。

潜在意識は私たちに、その間違った行為に氣づかせるために、《わざわざ他者を遣って責められる出来事を起こしてくれている》が正解なのだ。

やっとここまで来た。

私の場合で言うと、それを私に氣づかせるために、

足の骨を折って足止めのサインを出したり

お金のトラブルを起こして考え立ち止まらせてくれる

という現象で知らせてくれていたのだ。


◆フラグ回収

ところで、以前③でフラグを立てたが、ハイヤーセルフからのメッセージの話をここで回収しよう。

あの時、修験者Kさんのお祀りする不動明王像の祭壇で降霊術を掛けて私のハイヤーセルフを降ろしたのだが、TちゃんとRも私の横に一緒に居たので、「どうしてこの者の足を折ったのか?」とハイヤーセルフに尋ねても、ハイヤーセルフは何も答えてはくれなかったんだよね。

それでその数ヶ月後、Rにお金を踏み倒されて鬱になっていた私が『引きこもり』から立ち直るためにした行動が、地元の御寺での月一度の滝行だったんよね。

(これは心を整えるために今も続けてる)


月に一度の心を整えるための滝行でリセット

そこの御寺の不動明王祭に参加した時のこと。

護摩焚きの火の前で不動明王尊のご真言を唱えていると、ふと耳元で誰かに『あの時足を折って教えてやっただろう?』と囁かれたので、ハッとして辺りをキョロキョロ見回したけれど、周囲には誰もいなかった。。。

な~んてことがあったのだ。

あれは何度か聞いているハイヤーセルフの声だったので、私へのメッセージに間違いないと思う。

その後受けたメンタルトレーナーの講座で、体におけるトラブルは潜在意識からのメッセージで、『足のケガは足止め』のサインだと学び、いろいろなことが繋がっていった。

そして私の見ていた世界では、どうしてこういう事象を引き起こしたのか?

そしてわざわざ自己愛性の強い登場人物たちを自ら引き寄せて関わることで、私に一体何を氣づかせたかったのか?

いや正確には私がこれを引き起こすように、結果的には誘引しているのだが。。。
(これが引き寄せの真実だ)

しかも無意識に、という所がコワイ。。。

どうしてそうなることを選択してしまうのか?

と言う方がしっくりくる。

⑨につづく・・・


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