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5. 秘境の温泉地

観光スポットの紹介のようになってしまいますが、せっかく天然温泉があるのでご紹介させていただきます。
どこも水着着用の上で入ることができますのでもし行かれる際は忘れずにお持ちくださいね。

足附(あしつき)温泉

寛政12年(1800年)頃の「伊豆七島風土細覧」のなかに「敷根島の温泉に浴すれば、皮上癒えて……」とあるので、早くから湯治の人があり、すでに200年前頃、新島の人々は、足附の浜に小屋掛をして利用したと伝えられています。また、昔、傷ついたアシカが干潮になると温泉に入っていて、この場所が発見されたとも伝えられています。
温泉は、磯浜から湧き出し、干潮時には50度以上になり、泉質は塩泉で硫化水素を含み、外科的疾患に効果があるとされています。

新島村教育委員会

写真の説明書きにはこうに記されています。歴史ある地なのがわかりますね。潮の干潮によって湯温が変わるので、湯壺を変えて適温の場所で浸かるのが良いみたいです。
外から覗いてみた感じはほんとに天然の岩場な感じで、苔とかも内側の岩肌に付いてたりします。自然なままの姿の温泉です。綺麗に整備されたシャワー場と男女で分かれている更衣室が奥にあります。

足附温泉
もっと引きで撮ればよかった黒松


松が下雅湯(まつがしたみやびゆ)

ここの近くに駐車場があるので便利なのと足附温泉へも歩いていける道で繋がっています。
過去に雅子さまが訪れた事の記念に「雅」と付いたと、宿の方から聞きました。


奥の小屋が男女で分かれている更衣室です。

泉質は硫化鉄泉です。
服を脱がなくても楽しめる足湯もあります。

ここは干潮関係なく湯温が保たれます。海水が入ってくると湯温が下がります。
こっちは水着で入ったのですが写真は敢えて載せません。(笑)漁港から丸見えなので先にも書きましたが水着必須ですよぉ。


地鉈温泉

ここはテレビでもよく取り上げられている秘境温泉。鉈で割ったような岩が特徴的な景観で、石段を下っていくのですが、それは明治41年に石工3人による整備で築かれたものらしいです。
泉質は硫化鉄泉で源泉の温度は80度。干潮時は入るとやけどしそうです…。向かっている途中に「湯加減の穴」というものがあってここで温度確認をするそうです。

穴から湯気が漂っていました
石工の記録がある彰功誌
上からの景色

この日は満潮予定時刻が17時頃だったのですが、夜もライトが点くとはいえ、女1人で暗い場所で水着でいるのもこわかったので入りませんでした(汗)。
自然のパワーしかないこの景色や環境の中で、天然温泉を楽しめるのもなかなかできない事だと思いますので、ぜひ興味ある方は訪れてみてくださいね。


式根島のオフシーズンでも楽しめる観光スポットの紹介でした。次回は畑のこと。

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