アラフォーの地方移住記録①東京から脱出したいと思った理由
「いつか都会を離れて、田舎でゆっくりしたいな~」なんて思いながらきょうも会社に向かってませんか?わたしがそうでした。
でも「仕事あるのかな?」「いきなり知ってる人もいないところに飛び込むなんて大丈夫?」と思っているうちに日々は過ぎていき・・・気づくと「定年後のお楽しみ」かなあなんて、思いをかみしめている。ありがちですよね。
こんな思いが変わったのは大震災の年でした。
「いつか」がいつ来るかなんて分からない、わたしは今、住みたいところに住みたいんだ!と強く思ったのでした。
そして旅先で恋に落ちるように、ある土地に一目ぼれてしてしまい、恋焦がれ、毎年通うようになります。でもけっきょく、移住するのには、それから八年かかりました。今わたしはアラフォーです。
移住してきて、今年で二年になります。
いまだに、夢のように楽しいです。
ここではそんな単身アラフォー女性が、とある地方の、海辺にある小さな町に引っ越してきた経験を書いています。
仕事やお金、人間関係の実際、困ったところやいいところをまとめたいと思います。
もちろん、日本にも色々な地域があって、人によって感じ方も違います。同じ場所に引っ越してきても、全然ちがう感慨を抱くこともあるかと思います。
なので「地方に移住したいな、でも・・・」と迷っている方にたいして、「ぜったい楽しい」とか「やめたほうがいい」とか、確実なことはいえません。
わたしは、誰かに何かをすすめるのも、ためらってしまうタイプです。けっきょく、生きていくなかでの選択というのは、その人自身が心の声をよく聞いてするしかないもので、他の人がそのジャマになってはいけないと思うからです。
これを読んでくださる人が、その人自身の大切な選択をする上で、参考にするたくさんの話のなかの、あくまで一つの参考、単なる参考として受け取ってもられたらと思います。
・どうして移住しようと思ったのか
移住しようと思ったのは、都会の生活に限界を感じていたことでした。
毎日、一人暮らしの部屋から出勤し、帰宅するだけの生活。都会では近所の人との付き合いも限られていて、職場の人の中には親しい人もいますが、それでも仕事をはなれてしまえば、基本的にみな家族単位、きりはなされて暮らしてます。
見えない壁でへだてられているような気がしていました。定年までの日々が見えてしまっている感じでした。
都会の生活費の高さも理由のひとつです。インテリア雑誌に紹介されている、他の人の部屋をみると、二部屋あるのに三万円代のものとか、沢山でてきて、ああ地方だとこんなに安く住めるんだ、お給料のかなりの割合を家賃にもっていかれなくていいんだな、なんていつもため息をついていたものです。
東京暮らしのとき、わたしの部屋の家賃はワンルームで六万五〇〇〇円でした。
それからわたしは自然が好きです。武蔵野の残された林にかこまれて育ったせいか、自然がないと落ち着きません。近くに海や植物、池、木々などがあると、それだけでとても癒されます。そんな緑を毎日かんじられる環境に住むと、心もなごむなと思いました。
都会は刺激であふれているけれど、体質によっては、人や情報の多さにつかれてしまうこともあります。田舎は、キラキラした刺激はなくても、味わい深い、ゆったりした濃い時間が流れています。
これから、ときおり地方移住の記を更新していきたいと思います。
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