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弁理士が42歳で立ち上げた”大人スタートアップ”の魅力

はじめまして!Cotobox採用チームです。
初回は、代表五味のインタビューをもとに作成しました!
それではどうぞ!

一度目の転機 | コンサバエンジニアから弁理士へ 人生をかけたキャリアチェンジ

少し驚かれるかもしれませんが、私は元来コンサバティブな人間で、安定的なキャリアを志向していました。
私自信、弁理士・起業家としてこのような知財のDXを躍進させたいと日々奮闘しているような未来はまったく想像していなかったのです。

もともとは、バブル崩壊により実家の家業が打撃を受けたことで安定志向に。そして、就職氷河期のさなかでの就職活動がその志向に拍車をかけ、学生時代の私はただただ大企業へ就職することを考えていました。

就職活動の結果、
第一志望だったゼネコンは不採用。
サブコン企業(ゼネコンから建設作業や設備に関する工事を請け負う企業)にエンジニアとして就職しました。

肉体労働と深夜残業というブラックな働き方をした20代でしたが、
30代になってライフスタイルを重視するようになり、今度はホワイトカラーの職種に就きたいと考えるようになりました。

そこで思いついたのが、知財業界への転職です。

しかし、難関資格の試験勉強と異業種への転職は簡単なことではありません。
私にとってはゼロからのチャレンジでしたが、私は人生をかけて挑むことを決意しました。

ただでさえ忙しい仕事の合間を縫いながら猛勉強し、
4年かけて念願の弁理士試験に合格することができました。

私のキャリア史上最初の転機を掴み取ったのです。


二度目の転機 | 弁理士キャリアアップしようとしたらスタートアップで起業することになった

晴れて弁理士として大手事務所で働くことになりました。
サブコンで働くよりはホワイトな労働環境になりましたが、知財業界も労働集約的な働き方が主流でした。

現実には、実務レベルが高くなければ事務所をクビになる人も少なからずいて、資格があるからといってキャリアが約束されるわけではなかったのです。

……ということもあり、
今度はキャリアアップのためにアメリカのロースクールへ留学をする決意をしました。

しかし、海外のロースクールへの留学は簡単ではありません。
留学資金を工面するために厳しい節約生活を送りながら、英語力をあげるための勉強に励みました。
留学準備に2年を費やし、アメリカへ旅立ちました。

この時点で私はすでに40歳を超えていました。


ロースクールでは、もっぱらスタートアップコミュニティで活動していて、そこでの経験が非常に刺激的でした。

特に印象的だったのが、ひとりの1分ピッチのアイデアが数日後には形になり、マーケターは投資家に向けてサービスの価値をプレゼンしているという光景を目の当たりにしたことです。

アメリカのスタートアップの風土を直にふれ、本気で世界を変えようとしている若い世代に刺激され、私の頭の中はスタートアップの魅力に取りつかれて、のめり込んでいました。

そんな時、スタートアップ業界をよく知るために参加した3ヶ月の起業家育成プログラムに推薦されました。
時を同じくして、リーガルテックの草分け的存在の会社「リーガルズーム」の創業メンバーと出会い、知財の領域でサービスを起こす構想を得たのです。

これが商標登録サービス「Cotobox」の原点です。


ユーザーニーズを見つけ、問題の本質を考える

日本で商標権を取得するときは一般的には弁理士に相談しますが、
以前は、商標登録するには、相談料や諸経費を含め20万円ほどかかり、中小企業や個人事業主の方にとっては非常に高額でした。

それゆえ商標登録が後回しになりやすく、ビジネスがうまく回ってきた頃にトラブルに見舞われてしまうというケースが多々ありました。

これは、せっかく誕生した我が子ともいえるビジネスの名前を登録しない親であふれかえっていて、その結果、他社に子の名前を取られビジネスを奪われている状態です。

近年は商標に関するトラブルも増えてきており、
youtubeの「ゆっくり茶番劇」の商標登録によって社会的なセンセーショナルになったことも記憶に新しいです。

また、大手ECサイトのAmazonが「Amazonブランド登録」の制度によりブランド保護を推し進めていることからも明らかです。

一方、商標登録の費用を低減しようにも煩雑な実務の作業を担っている人がいる以上は、人件費を無視することはできません。
先に軽く触れましたが、知財業界は労働集約的な業務であるため、弁理士がこれまでの働き方を続けていては商標登録の費用を下げることはかなわないのです。
弁理士の働き方改革が知財領域の大きな課題であると認識しました。

総じて、日本の中小企業や商標登録にまつわる課題を解決するためには、知財のDXが必要不可欠なのです。

私たち「Cotobox」の存在意義は、そこにあるといえます。


人と知財をつなぐ。

「まずはユーザーの声を聞け、ユーザーの中に答えはある」
これは、アメリカの留学中に出会った、リーガルテックの創業者の言葉です。

リーガルテックは、日本でもその市場が急成長していて、今後ますます盛り上がっていくと確信しています。

また、「Cotobox」は、弁理士として働いていた頃から感じていた「中小企業を救いたい」という思いを形にしたサービスであり、日本のリーガルテック市場をつくっていくサービスだと自負しています。

事実、商標登録サービス「Cotobox」の登場により、これまで20万円ほどかかっていた商標登録の費用が約5万円で実現できるようになり、現在までに3万社以上のユーザーにご利用いただくまでになりました。
利用企業数と商標登録の申し込み数は右方上がりの成長を続けています。

数年後には、日本国内の商標だけでなく、海外への商標出願や、商標以外にも特許・意匠・著作など、世界の知財の領域に幅広くビジネスを展開することも描いています。
商標登録サービスは、「知財のDX」の第一段階なのです。

目標は、日本の商標登録サービスで圧倒的なシェアを獲得し、世界で戦えるサービスに仕上げていくことです。

また、今後Cotoboxが組織として飛躍するために、サービスのグロースはもちろんですが、組織のカルチャーづくりにも本格的に取り組んでいます。

今後Cotoboxがスケールアップするためには、今こそ多くの人の協力が必要です。
知財領域のポテンシャルと重要性に共感できる方は、Cotoboxで大いに活躍ができると思います。

知財のDXやリーガルテック領域について少しでも興味がありましたら、ぜひあなたのお話をお聞かせください。



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