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vol9. 語学学習における「完璧主義」という病

みなさんどうも、こんにちは。

通訳者マッチングアプリ「COTOBA(コトバ)」の広報、長谷川です。


みなさんは外国語のスピーキングに抵抗ありませんか?

「英語はリーディング、リスニング両方できるけどスピーキングとライティングは……」

「スピーキングの練習を始めたはいいけど、DMM英会話でどうしても声が小さくなる……」

こういった方いらっしゃいませんか?


え、僕ですか?

べべべべべべべ別にここここここここここここ怖くないです、ええ。なんともありませんとも。ばっちりです。

しかし、外国語での「会話」というのは話さなければ進歩はありません。そりゃ、会話ですからね。となると、どうにかしてこの恐怖心を乗り越える必要があります。この恐怖心はいったいどこから来るんでしょうか。

今回は外国語習得で大きな壁になりうる、そんな話題です。


話すのが怖い!なぜだ!!

外国語を勉強し始めたあなた。今日は初めての会話教室にやってきました。

がちゃり。気さくに挨拶してくるネイティブスピーカーの先生。

いざネイティブの先生を目の前にすると冷や汗だらだら、言葉が全く出てこない、頭真っ白。

こうなれば、もう会話練習どころではありません。

この恐怖を克服しなければならないのです。ですが、得体のしれないこの恐怖、どこから来るのでしょうか。それがわからなければ、克服しようがありません。


自分の体験ベースにはなってしまいますが、

①間違えるのが怖い

②意味が伝わっているかわからない

③思いどおり話せない

この3つが大きな理由で、口が接着剤のように開かなくなります。

もっと簡単にすると「誤解されたくない、でも伝えられない」というジレンマが原因でしょうか。

では、この中でどれに対処すれば最も効率よく外国語での会話が上達するのでしょうか。

僕が考えるに①を潰すことが最適解だと考えます。

「間違えたくない」という病

間違えたくない、というのはよく「完璧主義」と称されます。かくいう、僕もこの傾向があります。すみません盛りました、完全なる「完璧主義者」です。

間違える、というのは恐怖です。特に英語。

というのも、長年の英語教育の中で「間違えるは悪、発音よく話すとクスクス笑われる」という環境に置かれ続けたことが、大変大きな影響を僕に与えていると思います。

こういった方、多いのではないでしょうか。

一度間違えると、びっくりしてしまい、また間違える。

そんな恐怖が「間違えたくない」という感情を引き起こしているのではないか、と分析します。

しかしながら、ミスを出さず、一回で成功するといったことはほとんどありません。

意味が伝わってないかもしれない、というのは「意味が伝わらない=自分のミス=恥ずかしい、怖い」という感情に変換されます。

思いどおり話せない、というのは「思いどおり話せない=相手に申し訳ない=恥ずかしい、間違えたくない」といった感情に変換されます。

上記のことを考えると「間違える=恥ずかしい=怖い」といった図式が浮かんできます。こうした図式はいわゆる「メンタルブロック」として定義されています。

恥ずかしさから恐怖が生まれていることはわかりました。

ではこの「間違えたら恥ずかしい」という感情をどう対処していくか、考えていきましょう。

対処法1 視点を変える。

間違えたら恥ずかしい。

では「何を」間違えたら恥ずかしいのでしょうか。文法でしょうか、単語でしょうか、それとも発音?

少し発想を変えてみましょう。

言語は目的ではありません。世界中の人々と意思疎通を図るための手段、道具です。道具の使い方を少し間違えたところで、目的が達成されれば問題ないのです。

したがって、少し位文法やら単語やらを間違えたところで、あなたの伝えたいことが伝わればよいのです。しかもネイティブの人は、あなたがノンネイティブなのはすぐに理解しますし、少しくらい間違えたとしてもあなたの意図を汲もうと努力します。そんなに世界は冷たくないのです。

今一度、自分は語学学習で間違えた時、いったい「何が」恥ずかしかったのかを考えてみるといいかもしれません。

対処法2 間違うのがスタンダード

もっと発想を変えてみましょう。

あなたは間違いたくないのはよくわかりましたが、言語は間違いながら上達します。赤ちゃんはいきなり流暢に話始めません。ゆっくりゆっくり、間違えるたびに周囲の大人に訂正されながら言語を習得していきます。

今からあなたは「語学の赤ちゃん」である、と心に刻みましょう。赤ちゃんが間違えたところで誰も怒りはしません。

間違えるのがスタンダードなのです。

間違えてはいけないのはプロの話で、アマチュアのアマチュアは間違えるのが当然なのです。

もう一度、間違えるのがスタンダード


結局は「思い込み」

ここまで色々書きましたが、結局のところ「思い込み」なんです。

間違えたら馬鹿にされるんじゃないか。これはただの「思い込み」です。さらに恐怖や羞恥心というのは厄介なもので、時間を経るごとに正体不明かつ非常に大きな存在に育っていきます。

やがて、そうした「思い込み」に支配されると「自分は語学が苦手だ」と真っ向から自分の可能性を否定することになるのです。

語学は一朝一夕で身につくものではありません。

それでもなお、前に進もうとする人間が話せるようになるのです。

Quotesで調べるとこういった話はよく出てきますね。

おまけ

それでもまだ怖い、というあなた。

とっておきのプレゼントがあります。それが、こちら。

モチベーションを上げるQuotesが詰まった動画集です。これでぶつぶつと呟きながら練習するもよし、書きとって覚えて会話のちょっとした部分で使うもよし。

どうでもいいですが、僕は筋トレに使ってます(謎の主張)


あとがき

人間誰しも、最初は初心者です。

怖いのが当たり前です。ただ、怖いからと言って挑戦しなければ語学を使いこなせるようにはなりません。自転車乗る時を思い出してください。何回も転んだ末に、やっと乗り方を覚えた時のあの高揚感、達成感。

……え?すぐ乗れるようになった?それなら物凄い達成感を味わった経験を思い出してください。


ちなみに、日本語は非常に難しい言語と有名であると同時に、日本の文化やに触れたい一心で勉強を続ける外国の方はたくさんいらっしゃいます。そうした時に、あなたが日本語の練習相手となることが、あなたの外国語練習の相手に対する報酬ともいえるでしょう。

よかったら、ここから日本語を学ぶ外国人の方々の手助けをしてください。


以上です。

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