アンガーマネジメントの正解に辿り着いた話
そもそもイライラの感情は
何か突出した一つのことに対して起こるもの
というよりも、
無意識のうちに積み重なった小さな疑問とか齟齬とか、言語化しにくいほんとーに細かなズレの掛け合わせで起こるもの
だと思っていて。
トゲのある言い方をしてしまったり、物を雑に扱ってしまったりして初めて
自分がイライラしていることに気づいて、
自分でも何でイライラしているのか分からない
(上手く言語化できない)し、
相手も「何で急にイライラしてるんやろ」と
なってしまうのも理解してはいて
冷静になって、
本当に申し訳ないことをしたな、
なんで抑えられなかったんだろう、
と反省を繰り返して来た身である。
アンガーマネジメントの本を読んだり、
HSPと呼ばれる、「繊細さん」に関する本など、
いわゆるメンタルに大きく関係する書籍を幾度となく読み漁り、実践に移してみたものの、
よくある
「イライラした時は口角を上げて笑顔を作る」
とか
「美味しい物を食べる」
のような、
「イライラした直後に対応する策」は
全くと言っていいほど効果がなかった。
イライラがこぼれ出た以上、その渦中で
何を施してもイライラの波は抑えられず、
お腹が痛くなった時、その波がとにかく収まるまで待つ
みたいなのと同じように
イライラも、その波が収まるまでは一旦もう吐き出してしまうまで身を任せるしか術がないのだと感じている。
要は、無意識のうちに積もる小さなモヤモヤが、大きなイライラに変身して外に溢れ出る前に
防止するしか方法はないのだと気づいた。
お笑い番組を見て笑う
美味しい物をちゃんと美味しく味わっていただく
人とたわいもない話をする
子供とハグをする
日々忙しなく、先手先手を読んで
家事をこなす自分に気疲れしてしまわないように。
地に足をつけて、その場、その瞬間の幸せを
ちゃんと味わう心の余裕を少しでもつけていく。
細かなモヤモヤの積み重ねは、
心の機微に敏感な人ならその都度気づいて
発散できるかもしれないけれど、
私は無意識のうちに積み上がってしまうタチだから
今ある幸せとか、こどもの笑顔とか
優しい言葉とか
ちゃんと見て、聞いて、味わうことに
気をつけて生活しようと思う。