![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/66266235/rectangle_large_type_2_ff454304fb953ddce8c0dcabac66bd6c.png?width=800)
介護ビジネスの仕組みについて
こんにちは!
今日は介護ビジネスの仕組みについてお話ししたいと思います。
皆さん介護の収益ってどういう風に成り立っているかご存じですか?
どの業界もそうだと思いますが、実際に働いてみないと中身って中々わからないですよね。
特に介護は介護保険法に則っての経営になるので、余計わかりにくいです。
今回は介護の中でも私が勤めていた機能訓練型デイサービス(高齢者が運動する専門のデイ)の収益の仕組みについて解説していきます。
介護施設の収益構造は「客数×単価=売上」となります。
単純にお客さんを増やし、単価を上げ、経費を少なくすれば儲かります。
これは他の業界と一緒ですが、問題はその中身です。
まずは客数。
少子高齢化社会の日本。高齢者が圧倒的に増えている状況だから客数は問題ないんじゃないの?他業界の方からそういう声が多く聞こえます。
ただ、逆に客数が多いから問題なんです。客数、つまりご利用者様が増えるということは国のお金も使われるということ。増え続ける社会保障費が問題になっていますが、まさしくそこなんです。
この膨れている社会保障費のどこを削るか?高齢者は増えている。まさか殺すわけにもいかない。要介護3以上の人が利用する特養の入居を制限するわけにもいかない。
じゃあ、比較的状態が良い要支援の人たちが通う機能訓練型のデイサービス(他も狙い撃ちされてますが)の入居を制限しよう!とこうなるわけです。
各自治体も無料でできる体操教室に力を入れ、ケアマネージャーに機能訓練のデイサービスに多く紹介しないようにしています(極端ですが)。
まだそういう自治体は少ないですが、ある市では明らかに紹介の数が減り、また紹介されても以前のように状態が軽い方でなく重い方を紹介するようになってきています。
介護ビジネスならなんでも安泰ってわけでもないんですよね。
と、まだまだ書き足りないですが客数についてはここまで。
次回は客単について書いていきます!
ではまた後日に☆
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?