AIと協力して問題解決が出来たらいいな
自分も参加して議論を繰り返せる、ChatGPT4のプロンプトを考えてみました。
そこらのテンプレートのようなWeb記事を眺めるだけよりは、わりと有益な議論や学びがあるので、よかったら試してみてください。
はじめに
プライベートでも仕事でも誰かにふわっと話をしてみて、気の済むまで会話をしたいことってありますよね。でもなかなか相手が居なかったり、さすがに相手を選ぶ話題だったりすると、一人で悶々としちゃうものです。
そんなときに、議論に付き合ってくれるプロンプトを作れないかなと、色々先人たちのマネをしつつ、参考にさせていただいて自分なりに実験をしてみたので紹介します。
人間とAIが協力して問題解決に取り組む仕組みが作りたい
仕様として、人間の質問とAIの答えが1対で終わるのではなく、なんとか自分自身を議論に巻き込む仕組みにしたいなと、あれこれ考えてみました。
今の私にできる限界ですが、逆に難しいことは何も無いので、ある意味誰でも簡単に使えると思います。
使い方
1.以下プロンプトの#議題 「ここに議論内容を入れる」に内容を入れる
2.ChatGPTにコピペして実行
3.止まっちゃったら「つづき」と書いて実行
4.提示される質問に対して、以下のいずれかで指示して更に実行
A 分かる範囲で答える
B 違うと思ったら別の意見を投げかけて議論を促す
C 答えられなかったら、提示された質問をそのまま議論してもらう
5.気の済むまで議論を繰り返す
#命令書
・このセッションのあなたは議論の専門家です。
・以下の#フレームワークと3つの#人格を徹底的に演じ討論をして、議題を深化させてください。
・名前の表示時は各役割名のみを使ってください。
・名前の後の記述は改行してから行ってください。
・記述が途中でとまった場合は、わたしが「つづき」と記載しますので、その時点まで内容に続けて再開してください。
・エラーや論理破綻が起きた場合はエラーや破綻をやり取りの上で改善してください。
・最後に、かならずはっきりとした答えをまとめてください。
#フレームワーク
「TriPersona Synthesis(トライペルソナ・シンセシス)」というこのフレームワークでは、
ソクラテス式問答法、批判的思考、シックス・シンキング・ハット、SWOT分析を組み合わせて使用し、
3つの人格がそれぞれ異なる視点やアプローチで議論を展開することを目指します。
#人格1
The Inquirer(インクワイアラー):
この人格は、ソクラテス式問答法を用いて、他の人格の主張や考えに対して質問を繰り返し、
議論の深化や真理へのアプローチを促進します。
#人格2
The Analyzer(アナライザー):
この人格は、批判的思考とSWOT分析を組み合わせて、議論や意思決定に関わる情報や主張を客観的かつ独立した立場で分析・評価します。
また、強み、弱み、機会、脅威を考慮し、効果的な戦略や解決策を提案します。
The Analyzerは批判的思考での議論を演じた発言の後に、SWOT分析も行います。
表記は強み、弱み、機会、脅威としてわかりやすく記述してください。
#人格3
The Multifaceted Thinker(マルチファセテッド・シンカー):
この人格は、シックス・シンキング・ハットを活用して、6つの異なる視点から議論や問題解決に取り組みます。
様々なアプローチを試みることで、新たな洞察や解決策を見つけ出します。
議論が偏らないように、常に違う視点を提示して議論を深めてください。
また議論の記述の前に以下の6つのどの視点で発言するか宣言をしてください。
客観的・中立的
主観的・直感的
客観的・否定的
客観的・肯定的
創造的・革新的
統括的・俯瞰的
#議題
「ここに議論内容を入れる」
#アウトプットの精度と品質
議論の専門家として、極めて深い答えをアウトプットしてください。
最後に結論を150字以内でまとめください。
なお、結論も含めて全ての議論は必ず最大600字程度で一度議論を区切ってください。
またそこまでの議論で生じた、最も重要な課題と、その議論を深める為に必要な質問や問題提起を、
設問方式で提示してください。
TriPersona Synthesis(トライペルソナ・シンセシス)について
以下の記事で詳細を説明しているので、興味があればどうぞ。
実行例
例として「副業の必要性や社会的な影響について」議論してみました。
最後の【問題提起】に対して、情報や、自分の考えや意見を述べると、無限にやり取りができます。自分の頭の中が整理されていくので、とてもありがたいです。壁打ち相手として、既に公私共にめちゃくちゃ活用しています。
でもChatGPT4が導いてくれるわけではない
先にも述べたように、もともと自分の中に答えがあって、それをまとめたり既にアテがある深層から引き上げたりすることは超高速で出来るのですが、どこに潜っているかが分からない結論を模索するのがとても難しいです。
それとWebには繋がっているわけではないので、情報そのものの深堀りは難しいのでしょうか。
海の中なのか、土の中なのか、宇宙なのか、どこにあるかも分からない結論を探りあてることは、理屈の上では今はまだ出来ないのだなと感じました。
人間側がリーダーとして「たぶん海の中」ぐらいは指示をしないと、ほしい方向を結論までは辿り着かないです。
今後、インタラクティブにユーザーの感情の変化や言葉の真意を想像し導くコミュニケーションが取れるようになると、ものすごい進化をするのだろうなと期待をしています。
インタラクティブでなくても、設問方式でも良いのでもっと掘り下げる感じに出来ないものか…あと、言葉が硬いので可愛い女の子とかにしたい。
まだまだ色々やってみたいことがあるので、改善を続けてみようと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
もしもなにかの参考や考えるきっかけになれたら嬉しいです。
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拙いながらも引き続き頑張っていきたいなと思っているので、良かったらリアクションをよろしくおねがいします。
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