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AIと協力して仕事が捗らないかな実験

はじめに

トライペルソナ・シンセシスについて

私はスマートフォンゲーム業界でクリエイティブに特化したプロジェクトマネージャーをしています。この記事では、AIを活用するための私が自身に課した練習課題として仕上げたChatGPT4上での、議論を人間とAIが協力する架空のフレームワークのアイデアについて紹介しています。もちろん、まだ実証されているものではないので、鵜呑みにはしないでいただきたいです。

ただ、3つの人格をAIの得意分野に絞ることで発展できるの可能性が高いことを述べたいのと、プロジェクトマネージャーという私の業務との親和性も高く、与える情報を統計などに基づいてより具体的にすればするほど深く議論ができる可能性を感じています。

トライペルソナ・シンセシスの概要

トライペルソナ・シンセシスは、ソクラテス式問答法、批判的思考、シックス・シンキング・ハット、SWOT分析を組み合わせた議論のフレームワークです。このフレームワークは、3つの人格、The Inquirer(インクワイアラー)、The Analyzer(アナライザー)、The Multifaceted Thinker(マルチファセテッド・シンカー)が、それぞれ異なる視点やアプローチで議論を展開することを目的としています。このフレームワークにより、議論の専門家がさまざまな課題や問題に対して、多角的かつ客観的な分析を行い、適切な戦略や解決策を提案することができます。また、物語のプロットや難題解決のプロセスにおいて、トライペルソナ・シンセシスの要素は重要な役割を果たします。

人間とAIが協力して問題解決に取り組むメリット

人間とAIが協力して問題解決に取り組むことには、多くのメリットがあります。まず、AIは大量のデータを高速に処理することができ、その結果から傾向やパターンを発見することができます。一方、人間は直感的な思考力や論理的な推論力、そして豊かな経験や知識を持っています。これらの相乗効果により、AIが解決できないような複雑な問題でも、人間とAIの協力によって解決することが可能となります。また、人間とAIが協力することで、AIのモデルの誤りやバイアスを発見し、改善することができます。さらに、人間とAIが協力することで、より効率的かつ精度の高い意思決定が可能となります。これらのメリットから、人間とAIが協力して問題解決に取り組むことは、ますます重要性が高まっています。

トライペルソナ・シンセシスの役割

トライペルソナ・シンセシスにおける役割は、The Inquirer(インクワイアラー)、The Analyzer(アナライザー)、The Multifaceted Thinker(マルチファセテッド・シンカー)、そして人間のリーダーの4つに分かれます。

The Inquirer(インクワイアラー)

問題や課題を提起し、情報を集める役割を持ちます。
この人格は、ソクラテス式問答法を用いて、他の人格の主張や考えに対して質問を繰り返し、議論の深化や真理へのアプローチを促進します。

The Analyzer(アナライザー)

集められた情報を分析し、結論を導き出す役割を担当します。
この人格は、批判的思考とSWOT分析を組み合わせて、議論や意思決定に関わる情報や主張を客観的かつ独立した立場で分析・評価します。また、強み、弱み、機会、脅威を考慮し、効果的な戦略や解決策を提案します。

The Multifaceted Thinker(マルチファセテッド・シンカー)

複雑な問題に対して多角的な視点から考え、創造的な解決策を見出す役割を果たします。
この人格は、シックス・シンキング・ハットを活用して、6つの異なる視点から議論や問題解決に取り組みます。発散した議論に対して様々なアプローチを試みることで、新たな洞察や解決策を見つけ出します。

人間のリーダーが行う役割

そして、人間のリーダーは、プロジェクトの方向性や議題や論ずるべき課題や争点を示し、意思決定を行う責任を持ちます。
また、その際、人間がAIに提供すべき情報は、具体的な事例やデータ、専門知識、感情、価値観、多様性、そして過去の経験や知識になります。これらの情報を提供することで、AIの議論能力や価値が高まり、トライペルソナ・シンセシスの価値が向上します。

トライペルソナ・シンセシスの活用

簡単な例としてマーケティング戦略を立てるイメージをしてみました。こんな未来が想像できるなと思います。もともと人間だけのチームでもマーケティング戦略を立てる上の【視点】としても、似たように使い分けるものです。それをAIの得意分野と人間の価値を明確に使い分けたうえで、相互にコミュニケーションを行い価値を創造することが出来ます。傑出した特定の人物が一人で担っていたようなことや、優秀なメンバーを複数人集めていたようなことが、より少人数で行えるようになることは容易想像がつきます。

【想像した例の概要】

ある企業が、自社製品の新たなマーケティング戦略を立てるために、人間とAIが協力してプロジェクトを立ち上げました。プロジェクトチームには、The Inquirer(インクワイアラー)、The Analyzer(アナライザー)、The Multifaceted Thinker(マルチファセテッド・シンカー)、そして人間のリーダーが所属しています。彼らは、それぞれ異なる役割を担い、協力して問題解決に取り組んでいきます。

【それぞれのキャラクターが果たす役割と協力の重要性】

まず、The Inquirer(インクワイアラー)は、企業や市場、顧客などから情報を収集する役割を担います。収集した情報をもとに、The Analyzer(アナライザー)がデータを解析し、問題点を洗い出します。そして、
The Multifaceted Thinker(マルチファセテッド・シンカー)が、多角的な視点から問題解決のアイデアを出し、それを人間のリーダーがまとめます。各キャラクターが、自分が担う役割に徹することで、より効率的な問題解決が実現できます。

【問題解決の過程でのトライペルソナ・シンセシスの役割】

ここで重要なのは、役割分担だけではなく、彼らが協力することです。一人のキャラクターが抱える情報やアイデアは、限られています。しかし、それらを組み合わせることで、より多様なアイデアが生まれ、より質の高い問題解決が可能になります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ここ数ヶ月で世界に変革が起きているのは間違いないです。わたしはこの道の先駆者の方やより知見の深い方々に比べればごく限定的な遊びの範疇からは抜け出せていないという実感もあるのですが、人まねでも日々遊びながら触れることや自分でも考えて模索すること自体に意味があることを痛感しています。

なにより、新しい技術は楽しいですよね。拙いながらも自分でやってみると記事だけ見ているだけでは分からないことが理解できますし、自分なりの楽しみ方を見つけられるだけでも見え方が本当に変わってくるものです。

もしも興味があって、まだ何も触れていない方がいれば、是非一度でも遊んでみてください。世界の感じ方が変わるレベルです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
もしもなにかの役に立てたり、考えるきっかけになれたら嬉しいです。

スキは励みになりますので、よろしければお気軽にお願いします。

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