「瑞泉 御酒古酒2000 ラベル」
今回ご紹介するのは、さるいのデザイン 坂口様・町田様よりご依頼頂き、製作のお手伝いをさせて頂いた瑞泉酒造株式会社の御酒古酒2000ラベルです。
今回のラベル製作開始前のお打合せ・やり取りから、さるいのデザイン様の制作にかける意気込みやデザインにかける思いをひしひしと感じ、心打たれました。
今回の御酒古酒2000はとても貴重な泡盛で、なんと、限定200本の激レア泡盛なのだそうです。御酒古酒2000が 「 幻の泡盛 」 とまで称される理由と物語について、下記をご覧下さい。
■ コスモタック使用!
今回のラベル素材は、通常のシールとは異なり、厚手で表面がさらっとした風合いのある 『 コスモタック 』 をご提案し、ご採用頂きました。
通常 『 コスモタック 』 は加熱型押しでその真価を発揮するシール素材( 特殊紙パチカと同じように加熱型押し部分が半透明化します )ですが、今回はあえて半透明化はさせず、白色度の高さ、材質や風合いを重視して使用しております。
そして、驚くべきことは、デザイン全てが箔押しによる表現だということ。
■ 驚異の箔押し4色使用!
一見インクに見える赤色部分、黒色部分までも、なんと全て箔押しなのです。3号金、金消しNo.102、赤色顔料箔、黒ツヤ箔の合計4色の箔押しで華やかに仕上げております。
「 一つのラベル内で4色もの箔押しを使用して表現をすること自体、なかなか無い豪華仕様! 」
実は、校正時には3色の箔押し表現で、完成ラベルのフチにある金消しNo.102の箔押し表現はなかったのです。しかし、本番時には金消し箔を加えて4色仕様にしてしまうという凝り具合。
しかし、これが大正解!
ラベルのフチにこの金消し箔が一色入ることで、瓶に刻み込まれたエッチングの色と馴染み、ボトル全体に一体感を生み出しています。ラベルのサイズもそれに伴って、校正時よりもちょっぴり大きくしております。
4つの図案・4色の箔押しで構成されることから、それぞれの図案の押し位置の調整には細心の注意を払い、箔押ししました。
特に、ラベルのフチの金消しNo.102と赤色顔料箔の線幅の均一さをキープしたのがコダワリポイントです。
■ 箔の上からニスをコーティング
仕上げに、4色の箔押しの上から金属製のベタ版を用いて、ニスで活版印刷しました。ラベル全面にニスをコーティングすることで耐摩性を向上させております。
箔押しを4色も使用するお酒のラベルは、普段のコスモテックの仕事でもなかなかお目にかかれません。ご覧ください。なんと神々しい佇まいなのでしょうか。
さるいのデザイン様、貴重なお仕事のお手伝いをご一緒させて頂き、本当にありがとうございました。
御酒古酒2000、デザインコンセプトは下記のページリンクから是非ご覧ください。 パッケージングをはじめ、瑞泉酒造株式会社・さるいのデザイン様の制作に対する熱い思いとコダワリが伝わり、幻の泡盛が一層味わい深いものとなることと思います。
【 連絡先 】
ようこそ!行列のできる『箔押し印刷工房』へ
➡ http://blog.livedoor.jp/cosmotech_no1/
有限会社コスモテック 青木政憲
〒174-0041 東京都板橋区舟渡2-3-9
TEL:03-5916-8360 / FAX:03-5916-8362
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?