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夜を閉じる

夜を閉じて
明日死のうが生きようが
何も考えまい

深い闇夜の淵から
見えているものがあるとしても
閉じてしまえば何も考えずにすむ

いい加減に思うかもしれないが
生と死の淵は
あやういものだ

まだわたしは覚悟ができていない
とはいえ他人を道連れにするほど
情がないわけではない

わたしの生がわたしのものなら
わたしの死もまたわたしのものだ
だからこそけじめはわたしがつける

閉じた夜が
明日の陽を運ぶように
ささやかな幸せを遺していけるように


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