「自分の人生の手綱を自分で握る」とは「自分ひとりで生きること」ではない

私は、良く「自分の人生の手綱を自分で握る」という言い方をする(記事においても、会話においても)。

自分の人生の手綱を自分でとるというと「全・自分の責任だけで、自分の力だけで自分を生かす」というようにともすれば誤解するひともいるかもしれない。

が、自分の人生の手綱を自分でとる・自分自身をコントロールできるようになる・自分自身の潜在意識と仲良くなり自己一致して人生を解放する…などということの本当の意味は、

「大自然の力で大宇宙の中に生かされて活かされていること(そしてその自分)を真に受け容れる」ということ。

現代人の非常に多くは、それを受け容れず見ないように気付かないように、「自分は自然や宇宙なんかに生かされているわけがない、活かされ守られるわけがない、自然や宇宙に自分を生かせるわけがない、自分は自分(意識)だけで何とかしなきゃいけないんだ、もしくは他者や(人間の作った)環境に全部コントロールされなきゃいけないんだ」と自分で自分に幼い頃から言い聞かせ続けて生きてきている人があまりに多い。
もう当たり前のように365日24時間1秒と休まず自分で自分に言い聞かせ続けてきていて今も言い聞かせ続けているから、自分で自分にそれを言い聞かせ続け本当に自分の可能性や生かされ与えられているいのちや力を見えなくなっていることに気付くことすらできなくなっている。
気付かないだけではなく、その「大自然の力で大宇宙の中に生かされ活かされている自分」の邪魔をすることに躍起になって全エネルギー全時間注ぎ込もうとしてしまっている状態なのだ。

人間の作った小さな小さな(今のあなた個人にとってはとてつもなく大きく見えるかもしれないけれど)、人間の顕在意識ごときが作った"環境(おもちゃ、ごっこ遊び)"などではないのです。

同じ「環境」という単語で表現してしまうからごっちゃになってしまうけれど、現代日本人の多くが現代社会の中で使っている「環境」と、本来の「環境」という言葉は、実はまるで意味が違います。

その違いが、いつの間にかわからなくなって、それゆえに(本来の「環境」の一部分そのものである)自分自身がわからなくなって混乱してしまっているひとが、現代社会において、あまりに多くなっています。

自分の中で自分自身を隠そうとし神(大自然・大宇宙・潜在意識…本当の”あなたのいるあなたを抱いている環境”)から自分を分断しようとする壁や詰まりを綺麗にし、きれいな「筒」となって、本当の「いのち」を産み出しまわしていく大自然と一致しその中に包まれることで「本当の」安心・安全・快(嬉しさや幸せや喜び)・愛・感謝を知る(そしてそれを感じるヒトの真の五感を拓く)。

そうしたら、つまりやっぱり自然というやつにコントロールされるんじゃないか、自分で自分の人生の手綱をコントロールなんてできないということじゃないか。と思ったかたは、あなたがまだ「人間のごっこ遊び」ごときに支配されようとしてしまっているから、あなた自身が(あなた自身という筒の中に)壁や詰まりに囲まれているから、あなた自身があなただけの言語ルールの中で言葉を自分流解釈してしまっているから、今、そう感じます。
現代日本人は、使っている言葉(言語)自体が、概念自体が、もう意味がちぐはぐになっておかしくなっています。
(日本語の、あなた自身が使っている言葉のひとつひとつの本当の意味を、ちゃんと、知っていってみたくありませんか。そして、たったそれだけのことでも、あなたの五感には、あなたのいる世界がまるで今までと別のものに見えるようになります。そして自分自身のこともどれほど素晴らしい存在であったのか(そして自分はそれをこきおろしにこきおろしてきたのか)気付くことができます。)

無理やり、今のそういうあなたにわかりやすく表現できる言葉で言うならば…(言葉で言う限りまだまだ狭義で語弊はあるのですが)、自分(あなた)の意志は実はもうすべて、あなたの真の親である自然が知っていますから、必ず一致しているのです。だから、必ずあなたはあなた自身の人生の手綱をとり、自分自身をコントロールしていきます。それでいてそれは大自然の追い風が寄り添ってあなたにとてつもない力を与えてくれ、あなたはいつも「最大完全の安全基地」に、応援されていることすら感じていることができます。

あなたが「在る」だけで、いつの間にかあなたの中身、あなたに与えられた性質や才がどんどん発揮され、世の中・大宇宙の中の歯車がどんどん回ってゆきます。

あなたのたった1回きりの中でたった1度くらい、真のあなたの姿に気付いてみませんか?
左側の世界も右側の世界も、例え両極を知っても、その後からでも、寧ろその後からの方が、どちらでも選ぶことができるのですよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?