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私の人生が180度変わった日     ~もうすぐその時がきてしまう~

前回は、

オーストラリア国内を飛び回りながら、
「砂漠地帯」
で調理人として働くことが私の天職だと思っていた。

というお話しでした。


私はどこまでお金に執着がある人間なのだろう。

キャンプの仕事の収入だけでも十分な給料はあったのに、以前働いていたファーム(農園)から

「働いてほしい」

と声がかかったため、キャンプから帰ってくる2週間でさえも働くことを決めてしまった。

ファームに行かなければ、キャンプに戻るまでの2週間、自由な時間を持つことができるため、パートナーと過ごせる時間も、友達と過ごせる時間も多くなることは当たり前のように分かっていたが、ただただお金を稼ぎ、稼いだお金を貯めたかった私は、いつも仕事を優先した。

「仕事をすることが好き」

という前提はもちろんあったが、それにしても私は働いてばかりいた。

特に買いたいものがあるわけではないし、大きな額のお金を使う予定もない。

お金を貯めなければいけない理由はこれといってなにもないのに、お金を稼ぎ続け、そのお金が手元に入り続けてくることを確認し、お金を貯め続けていないと、なぜか分からないが漠然とした不安や、自分のなにかが欠落しているように感じたのだ。

自分に対しての欠落感を抱くことが嫌だった私は、その欠落感を埋めるため、お金に駆り立てられるかのようにお金のためだったらなんでもした。

そう。私はいつからかお金に魂を売るようになっていたのだ。

しかし、よくよく考えればそれは、オーストラリアに来てから始まったことではなかった。

長くなるので一旦区切ります。

#お金 #不安 #欠落感 #給料  

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