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所持アイテム
結局のところ、見えない存在たちが周波数で分かるなんて言っても相手のすべてを理解なんかしていないんだと思う。
だって本当に周波数で私を認識していたら、私が何を求めていてどうして欲しいかなんて、手に取るようにわかるはずでしょ?でも違う。
まぁどこまで分かってるか知らないし、分かっててもスルーしてる可能性だってあるけど。
周波数は自分が持ってるモノ。道具、ツール、ゲームのアイテムみたいなね。持ってるモノによって影響や結果、効果が違う。そして感情も変わってくる。
現実世界に例えると、フライパンがあるから料理が出来るとか、青い絵の具があるから青空が描けるとか、掃除機あるから掃除したくなる、新しい服があるからお出かけしたくなる的な。ネガティヴなことで言うとコタツがあったらダラダラしたくなるみたいな、有ったらついしたくなること。
周波数ってそんな感覚。
でも、それを捨てたら?出来ないし、なかなか行動しない。
フライパンが無かったら調理はしない。青の絵の具が無かったら青空は描けない。掃除機や新しい服がなかったら、いつもよりはヤル気は出ない。
自分のネガティヴな周波数を手放せって簡単に言うけど、簡単じゃないに決まってる。
物心ついた時から、それを持っているんだったら尚更。いきなり『手放しなさい』なんて言われても無理よな。さも簡単みたいに言うけど…。いやいやいやいや!
部屋を片付けられない人間だって居る。捨てられないからだよ。他人からしたらあっさり捨てられるモノだって本人にとっては愛着、執着?あったりするじゃん。
執着だって、その本人が持っているモノだから捨てるのは簡単じゃない。無くなったら確かに楽。でも無くすのが簡単じゃないのは、そこに複雑に絡まる感情があるから。
私は持ってて良いと思う。良いも悪いも無い。自分が持ちたくて持ってんだから。
「結局のところ、周波数をみてるってのは持ってるモノをみてるんだから、感情までは理解出来ないってことよな?」
「その感覚で正解だよ。」
「ああ、メイって綺麗。」
「どういう意味?」
という考えに落ち着いた大晦日。
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