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重なる世界で絡む感情

神社で
「交流を断つためにも、ガイドじゃなく母親や家族との関係性を文章で表現するといい。」

と言われたけれど、
ハッキリ言って自分が読む側の立場だったら他人の家族との関係なんて正直ぜんぜん興味ない。

え、だって興味ある?

まあ、自分自身の感情を出す意味で今後書くことはあるかもな。そういう意味では有りか。
でも、あんまり書きたいと思わない。
それよりも、見えない彼らとの日常的な交流や、見えない存在の意外な一面、現実と絡まり合う不思議な世界の出来事の方が、私は面白いし書きたい。

宇宙側や神さま側それぞれに思惑があるみたいだけど、そんな中で私の人生は拒否できないって、そんなことあるか?
とりあえず、私は色々言われても言うこと聞かない子だから、おうじょうしているのかもしれない。


「うーん。上の人たちが言う自由意志ってこういうことかな。あたし、神さま達の意見に反抗してるな。」

「本当だよ…。神側の言う彼の連絡を待てっていう意見は採用で、俺たちとの交流を断てっていう意見は不採用って…。普通、人間は見えない存在に言われたことに対して従順だ。なのにシホは自分の意志を通す。」

「だって、交流したい。好きだから。もししなかったら、我慢してイライラする自分が目に見えてる。」

「ホントなんなんだよ、人間なのに。ムカつくけど神側が言ってたのは本当でアイツからマジで連絡がある。」

「はいはい。」

「嘘じゃない。」

「嘘だったらどうする?」

「ホント何、お前…抜け目がないな。アイツは本当に連絡…」

「は?質問に答えになってない。」

「だから本当だって!」

「じゃあ、、嘘になったらどうする?」

「!!!それ!」

「笑笑。本当良い。本当に好き。」

「笑笑笑笑笑笑。」


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