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民間住宅を活用した住宅セーフティーネットについて

空き家の増加


お住まいの地域には
「空き家」
どのくらいありますか?

私が主に活動している
群馬県の片田舎では
お休みの日にちょっとお散歩して
住宅街を回ると・・・

以前よりもずっと多く
空き家が目立つようになって来た気がします。
(私の感想です🧏🏻w)

全国でも実際にそのような状況が
増加傾向らしいので
この感覚は正しいものなのかなぁと受け止めています。

さて、そんな昨今の現状を反映して
「民間住宅を活用した
新たな住宅セーフティーネット制度」が
整備されてきました。

国土交通省 パンフレット


住宅セーフティネット法の概要


平 成 2 9 年 4 月 2 6 日 に 、「 住 宅 確 保 要 配 慮 者 に 対 す る 賃 貸 住 宅 の 供 給 の 促 進 に 関 す る 法 律 の 一 部 を 改 正 す る 法 律 案 」( 改 正 住 宅 セ ー フ テ ィ ネ ッ ト 法 )が 公 布 さ れ ま し た 。今 回 の 改 正 で は 、今 後 増 加 が 見 込 ま れ る 高 齢 者 世 帯 な ど の 住 宅 確 保 要 配 慮 者 の た め の 住宅セーフティネット機能の強化の必要性や、空き家の増加などの課題に対応するため、民間賃貸住宅や空き家等を活用した住 宅確保要配慮者向け賃貸住宅の登録制度や登録された住宅の改修・入居への支援措置等を内容とする制度が創設されました。
『国土交通省 住宅局 参事官(マンション・賃貸住宅担当)シェアハウスガイドブックより抜粋』

実態を考慮しより柔軟な運用へ

こうした背景から整備が進められて来た
住宅セーフティネットですが、
関係法令が古いままだと
基準に合わせて改修せざるを得なくなるなど
費用面の負担による促進の遅延が懸念されたり、
運用の実態に合わない事も出てきます。

《実態に合わないもの》
セーフティーネット住宅の入居は
原則として一戸につき、1名。
夫婦で同じ部屋に入って
負担を軽減したいと思っても
出来ないという・・・

《実態に沿った変更》
消防法でも、
これまでは火災報知設備や
スプリンクラーの設置に対して
床面積の基準が広い範囲で適用されていましたが
一定の面積(200㎡以下)では設置の条件が
緩和されています。

こういった事の改善で参入障壁が下がり、
初期投資を抑えた運用が
開始できるようにもなってきています。

登録すると

住宅確保要配慮者の入居を拒まない賃貸住宅として、
規模、構造、設備等について
一定の基準に適合するシェアハウス(または住宅)を
都道府県等に登録することで、
広く入居者を募集したり、
改修費の融資や補助を受けることも可能です。
↓↓『セーフティーネット住宅のページ』↓↓

↑ちゃんとたいらの湯しぶかわも掲載されています↑

さらに住宅確保要配慮者専用の住宅(専用住宅)
とすることで、改修費の補助等の
支援制度があります。
『国土交通省 住宅局 参事官(マンション・賃貸住宅担当)シェアハウスガイドブックより抜粋』一部加筆

実際に、改修費の補助事業に応募してみました。

セーフティーネット住宅改修補助事業資料

↑こんな感じの資料をはじめ、改修前後の写真等を添付して、事務局とデータのやり取りを行いました。(約50枚w)
今の所毎年受け付けている様子ですので
詳しくは国土交通省の関連ページ等を
検索して頂けたらと思います。

シェアハウスの場合、
回収する場所が専有部分なのか共有部分なのかで、
免責を按分するなどの計算を入力する箇所も
ありました。

また、耐震基準への適合が
求められていなかった時世の物件については、
改めて構造計算を依頼する事も必要となります。

担当の方がとても丁寧にご指導下さったため
初めてでも安心して申請することが出来ました。

シェアハウスの方全5回の①でも
触れたかもしれませんが

↓国土交通省の関連ページに
「シェアハウスガイドブック」というものも
掲載されていましたので
これも参考にしました。

空き部屋や空き家

もしご両親の家や
または自宅の空いた部屋などがあれば
こういった資料をぜひお読み頂き
住宅の確保に困難がある方の
お役に立てて頂ければ
固定資産税の心配もそんなにしなくて良いし
賃料収入も期待できる部分が
大いにあると思います。

空き家のままにしておくと
近所でも放火の心配を始め
不法占拠による被害などもあったり
心配が絶えません。

是非是非ご検討くださるキッカケになったと
そんなふうに思います。
最後にもう一点資料を追加しておきます。

地域の空き家
是非こういったものにも転用して下さると
選択肢が増えて良いなぁと考えます。

読んでいただき
ありがとうございました😊

®️2年 シェアハウスオープンの時

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