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6/19〜6/25 美術展の不都合な真実

わたしって本当に小説が読めない。まじで終わっている。小説、あんまり好きではないみたい。何故でしょう?

大学の授業で、美術系の授業を受けていたときに、何故か日本の美術展覧会は、新聞社やテレビなどのメディアが企画して行われている、という話は聞いたことがあった。
確か、その時も、何故か日本だけ という言葉を使ってたので良い印象で話したのではなかったのかなと思う。

で、ルーヴル展に対する釈然としない思いがあり、その大学の時に聞いた言葉の意味を紐解くために読みました。

いまや、企画展は、メディア(新聞、テレビ、はたまた広告代理店)の間で、どれだけ稼げるかを主点にした一つビジネスになっているという。(実際の収益は本当なの?って感じだけど)


例えばルーヴル美術館展の主催者には日本テレビ系列が続く


そもそも、国立新美術館と東京都美術館については、常設展を持たない=企画展を行うための「箱」として作られたというのが前提であるようなので、基本的に学芸員はいるものの、メディアの持ち込んだ企画に対してそんなに話し合いは行われないとのこと。(本当?)

確かに、ルーヴル展は完全に若い女をターゲットにキャッチーしたって書いてあるし…(「人は“愛”に集まるのか。その予想は的中した」って書かれててめちゃくちゃいやですね…)

メディアが主催者として入らない、学芸員が研究の発表の場として企画展を行うことももちろんあり(国立新美術館でも!)、そちらの方がしぶくてグッとくるらしいので、そろそろそういう情報を集めて勉強していきたいな。

東京国立近代美術館が渋くて良いらしい。が、今見たらnhkとの主催だった。
果たして、どんな感じなのか!

とは言いつつも、東京都美術館でやっているマティス展は本当に面白かった。

主催は朝日新聞が筆頭かな。本の中で、新聞社とNHKは、もともと気質が合う(粘り強く話し合い企画を作っていくという部分で)って書いてたので、きちんと現地と学芸員と主催者で話したのかもしれない。展覧会を通して、どんなことが伝えたかったのかがわかりやすかったので。

やっぱり、この世界の魂を見たいというか、思いもよらない切り口で提案してくれるとでもいいますか、なんというか、もう、美術展の主催者の魂、としか言いようがないものをもっともっと見せてほしい。

もっといっぱいいろんなとこにいくようにします!!

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