育休取得したエンジニアの同僚にぶっちゃけどうだったか聞いてみたよ
こんにちは!toB SaaS スタートアップの Leaner Technologies で働いている ”ころちゃん” と申します。久しぶりのnoteです。
Leaner に転職したときに育休真っ最中だったエンジニアの同僚がいて、復帰したら時間とって育休の話をしてみたいなぁと思っていました。念願かなったのでせっかくなら記事にしようかなと思って。今回はその話です。
登場人物
もとお
2021/07〜2021/10 の期間で3ヶ月の育休を取得したエンジニア。小学3年生、年長、0歳児の3人の子育て中。神奈川在住。
https://twitter.com/nomnel
ころ
2019/09〜2020/07の期間で約1年の育休を取得したエンジニア。岐阜で妻と2歳の息子と暮らしている。育休本を書いたりしていた。
https://twitter.com/corocn
育休取得のキッカケ
ころ「生後3ヶ月から育休に入られたんですよね。こちらの記事でも理由を語られていると思うんですが、キッカケを改めて聞いてみたいなと思って。」
もとお「体力の限界が来て相談したというのがキッカケですかね。安齋さん(共同創業者)との1on1で、あんまり寝れてないですね〜という話をしたり、開発定例でも寝れるように頑張ってると若干匂わせていたら、制度を作ってもらえて。」
ころ「なるほど。育休入る前はどれぐらい休めていたんですか?」
もとお「1日4時間ぐらいでしたね。妻と交代制にしていて、深夜2時ぐらいまで私がミルク対応していて、その後バトンタッチでした。6時過ぎには起きないと、上の子の保育園や小学校に間に合わないので。」
ころ「あっ、そうか。赤ちゃん一人だけの対応じゃないですもんね。めちゃめちゃ大変だ。」
もとお「育休突入後は、夜間はそこまで変わらなかったけど、日中に寝れるようになったのは大きかったですね。徐々に夜も寝てくれるようになったので、だいぶ楽になりました。」
育休取得の障壁
ころ「育休取得にあたっての一番の障壁ってなんでした?」
もとお「テックブログにも書いたんですが、やっぱりお金が大きかったですねえ。」
ころ「なんだかんだそうなりますよねえ。私もちゃんと計算してから育休取得しました。制度は調べられました?」
もとお「調べましたね。調べた上で厳しいとなり、なんとか乗り切るしかない!となって育休取らずだったんですよね。生活コスト下げろってのは分かるんですが、子ども3人いるので緊縮財政も難しくて。」
ころ「首都圏だと特に大変だろうなーと思っていますね。給付金の上限が全国一律(約30万円)なので、居住コストが高かったり、共働きではない家庭で片方が年収高い状況だと影響が高いんですよね。貯めておけよっていうのも分かるけども。」
もとお「Care for Leaners で、その不安が一定軽減できたのが大きかったです。」
キャリアの話
ころ「育休期間中の不安ってありました?」
もとお「スタートアップなので社内がどんどん変わっていて、人も増えていて。置いていかれるんじゃないかーって不安はありましたね。」
ころ「不安にはなりますよね。キャリアへの影響がわからないし、キャリア的に詰むと生活に当然影響が出るし。育休期間より子育てはもっと長いので、今後の子育てに必要な収入を考えないといけないし。」
もとお「キャリアの話を妻にしたときに “女性はずっと思っているんだよ“ と言われましたね。だからアレコレしてほしいという話ではなく、同じ立場になって、同じ目線でものごとが見れるね。といった感じですが。」
ころ「めっちゃ重要な観点ですね。私も、普通に仕事してるだけじゃ見えない視点が得られたような気がしますね。実際にやってみて、その人の目線に立ってみないと分からないことが沢山あるなあと。」
ころ「あと、キャリアの話は育休の問題だけではないし、組織としてもちゃんと向き合っていかなきゃいけないポイントですよね。」
もとお「正直、プライベートな時間をどれぐらい投下できるか勝負みたいなところもあるので悩ましいですね。」
ころ「勤務時間で学んだ上でさらにプライベートでも学ぶ人ばかりで、市場ではその人達との比較になりますからね。社内だけじゃなくて、外から見たときの評価は常に気にしておかなきゃいけないとは思いますね。」
もとお「そういう観点も含めて、定期的に振り返りしなきゃという気持ちになりました。」
復帰してからの話
ころ「復帰してからはどうですか?」
もとお「全く知らない世界になってるわけじゃなかったので、安心しましたね。あと、準備期間が設けられているのが良かったです。」
ころ「再オンボーディングプログラムのことですよね。育休取得に関わらず新しくジョインするメンバーのために、オンボーディングはもうちょっと整備したいなと思って、がっと整備したんですよね。」
もとお「いきなり最高パフォーマンスに戻らなきゃいけないのは凄いプレッシャーなので、人数にカウントされずにキャッチアップ的にタスクやりながら、ブランクを埋めることができたのは良かったですね。時間とって事業の変化も説明してもらえたし。手厚くてありがたかった。」
ころ「個人的にはまだ満足していない状況なので、継続的に改善していきたいですね。」
もとお「あと、パパエンジニアが増えていたのも良かったですね。」
ころ「たしかに増えましたね。もとおさんが育休に入っている間にジョインした2人も子育て中ですし。エンジニアの育児率の高さは、私が Leaner 選んだポイントの一つでもあるかも。」
おわりに
ころ「最後にもうちょっと語っておきたいことってありますか?」
もとお「後悔ではあるんですが、もっと早く話をして育休取得すればよかったなーとは思っています。体力的に一番厳しくなるのは最初なので、どうせ取得するなら最初の3ヶ月のほうが価値は高かったです。」
ころ「私も相談を受けた時に最初に2ヶ月は取ったほうがいいよ〜とは伝えていますね。これから社内でも育休を取得するメンバーも出てくると思うので、充実した子育てが送れるように、サポートできればなと思っています。」
育休実績ある会社のまとめもよろしくです。
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