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人生初の田植えをしました。

去年から参加している自然農の畑ですが、主催している方が今年は無農薬自然田んぼをやるという事でしたので田植えのお手伝いをしました。

ノー農薬、ノー機械。苗1本ずつ人力田植えです。

私は田植え経験ゼロです。知識もゼロです。そんな状態でもはりきって参加するタイプです。

いくつかある田んぼのうちの1つを借りたそうで、隣の田んぼは普通に機械田植えをしていました。
機械を使う田植えは、いきなり美しくサイズが揃って並べられた苗セットが用意され、それを機械にセッティング。あとは機械が進むごとに苗たちがキレイに美しく植えられ、見慣れた美しい田んぼ風景が次々に出来ていきます。

自然田んぼの方は、あらかじめ主催者の方が育てた苗が田の端の方に寄せられていました。大きさ不揃いです。整然さもありません。ただ愛情と生命を感じました。

靴を脱いで泥の中に裸足で入りました。最初はドキドキしますが、一旦はいると柔らかい感触が気持ちいいです。風が少し冷たい日だったのですが、泥の中はあったかくて出たくなくなりました。

苗の束を手に持って、いざ植えます!

まず参加者は横一列に並びます。その日は10人弱くらいでした。両端の人が紐をひっぱると列に沿って足元に紐がピーンとはられます。等間隔に印が書いてあります。これが「苗植えポイント」です。そこに苗を1本とり、グッと押し込むように植えます。すると泥から「ぴょこん」という感じで苗の頭が見える感じになります。可愛いです。

大きく立派な苗はしっかりと泥から顔を出しますが、小さいめの苗は深いと見えなかったりします。「大丈夫かなこの子…」とめっちゃ心配になります。しかし…正解は分からない。

全員植えたら30cmほどみんなで後進。また紐をピーンとして、苗植えポイントに苗をぐっと植えます。これを田んぼの端から端までやるのです。

後進時に、次の苗植えポイントは踏まないようにする必要があります。足跡になってしまうと苗を植えにくくなるからです。とはいえ足場の悪い泥地で、ざっくり人力の目分量作業です。微妙に位置もずれます。
私はめっちゃ踏みまくってめっちゃ植えにくくしまくりながら植えていました。でも上手くいってる風の顔で植えていました。他の人はどうだったんだろう。。

みんなで田植えしている様子を、近くの畑のおじさんたちがものすごく微笑ましい顔で観ていました。「なつかしい」と言っていました。そうですよね。今でこそ機械が普通ですが、おじさんたちが子供の頃は人力田植えが普通です。

休憩中に持ってきたおにぎりを食べました。米を作りながら食べる米はより一層美味しく感じました。

そんなにめちゃくちゃ広い方ではない田んぼですが、全部植え終わるにはそれなりに時間がかかりました。めっちゃ疲れました。畑も疲れますが、延々と作業が続く感じが田んぼの方が疲労感あります。子どもの頃によく「ご飯つぶまで残さず食べるのですよ」と言われましたが、その理由がよく分かりました。

植え終わった田んぼを見ると、不揃いの苗たちが、てんてんと顔をだしていました。揃えて植えていたつもりですが、それなりに歪みまくっています。隣の機械植えの田んぼと比べるとずいぶんと差がありました。

稲刈りは秋です。私はその頃バリ島にいるので(留学による家族移住)結果が直接見れませんがとても楽しみです。

ところで、最近バリに備えて少しずつ日焼けをしているんです私。色白で皮膚弱めなので、いきなり強い紫外線で焼くと真っ赤に腫れあがってしまうタイプなので少しずつ黒くしておこうという作戦です。腕はいい感じなのですが、いつも長ズボンなので足がどうしても焼けていませんでした。

で、田植えは足焼きの絶好のチャンスだと思いました。ちょうど曇りの日だったのでうっすら焼けるんじゃないかと期待。ショートパンツで日焼け止めを塗らずに作業しました。

家に帰ってびっくりです。真っ赤に腫れあがって火傷レベルになりました。この時期の紫外線が意外と強いこと、曇りでも紫外線はある、という事をナメていました。完全に失敗です。1週間たった現在、赤⇒ドス黒になり、皮がめくれてきました。つらい。。


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