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やめられない、とまらない経済小説

起業に関連する書籍は多数出ていますが、小説に限定するとなかなか見当たらないものです。

この「起業の星」は著者の江波戸哲夫さんの他の作品(集団左遷)がTBS日曜劇場になったりしたので、有名です。
作品自体は、リストラをされた父親とテック系スタートアップを立ち上げた息子がそれぞれの環境に応じてビジネスを作り出すという話ですが、エンターテイメントとしては面白くていろいろな人が読める作品です。

「起業」に限定するとなかなか作品は少ないですが、経済小説、ビジネス小説となると多くの名作が目に留まります。
経済小説の重鎮の高杉良をはじめ、ノンフィクションでも魅了する江上剛、銀行系で気になる波多野聖、リアルを基にフィクション化されている黒木 亮や裏事情まで忠実に書かれているため経済界を激震させた梶山三郎、そして半沢直樹で経済小説とリアル映像のコラボレーションを成功させた池井戸潤などなど。書き連ねていくだけで、今すぐにでも読みたくなるくらいです。

そんな中でも、私が起業当初から大好きでやめられない、とまらない作品と言えば、真山仁の作品。原発や政治関連などの社会問題にも深く切り込んだ作品もありますが、やはり一番注目を浴びるのは「ハゲタカ」ですよね。
私は「ハゲタカ」を何度も読み返してしまうくらいです。

すでに5作品目までできいて、過去にはNHKドラマや映画にもなっている本作ですが、私が今でも好きなのはやっぱり1作目と2作目。3作目以降も現実に即した内容になっていますが、1、2作目は主人公の鷲津の下剋上要素が強く、強いものをたたき弱きものを守る思想に強く心をひかれたものです。
起業したばかりで、経営を学ぶためにグロービス経営大学院に通っていた時に、ファイナンスを通じて多くの学びを頂いた森生 明先生がNHKドラマ版「ハゲタカ」の監修をやられていらっしゃったことも影響し、クラスでも「ハゲタカ」をネタに話をしていたというのも影響しています。

「ハゲタカ」と聞くと、昭和の頃は外資の悪者という認識を持たれていましたが、この作品で見る目が変わった人もいるのではないでしょうかね。実際に、現在においてはM&Aという言葉が市民権を得てきているのにも通じているのだと思います。

そんなM&Aに関連する新しい価値を生み出すアプリを現在開発中(デバック中)なので、もうすぐ新しくリリースする予定です。
こうした新しい事業プランやアイデアがあったら協働で一緒にビジネスを創りませんか?
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