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早期療育の重要性③

3回目の投稿です。
1人でも親御さんに呼んでもらえたらな~と思いはじめましたが
なんと、実際にこの記事の存在を知っている親御さんに出会えました!
本当にこの記事の存在に気づく人がいるとは思いませんでしたが
私としては嬉しい限りですので、投稿に向けて非常に励みになります(笑)
また、このブログ自体、私の個人的見解しか書いていません。100%主観と経験談ですので、ご理解の上お読みくださいませ。(後々エビデンスに沿った考えも書きたい・・・)

わりと頭にあるものを羅列して書いているので、まとまりは皆無ですが
とりあえず言いたいことは「早期療育の重要だよ」ですので、
引き続き③を書きたいと思います。

①療育に早い、はない
②お子さん(人)の発達をちょっと知る(親御さん向け)
①②に続いて、③は、就学期以降についてを書こうと思います。

就学期以降について、具体的には”大人になるまで”についてです。
※ここでいう、大人、とは、高校卒業の18歳をイメージしています
発達に遅れのあるお子さん、もしくは、発達障害の診断のあるお子さんの
就学期以降について、年長のお子様がいらっしゃる親御さんが気にされるのは来年から「普通級」「通級」「支援級」のどのクラスが子どもに最適なのか、です。
そもそも、親御さんとしても、どのクラスが最適なのかは、わからないと思いますし私たち支援者側も、そのお子さまへの支援や親御さまとの日々の会話を通じてできることやできないことを正確に把握しなければ、支援者目線の意見もお伝えすることが難しいです。

ただ、個人的に"最適"という意味として定義付しているのは
「そのお子さんの特性・傾向とクラスの環境(先生や教室内の環境)のギャップがないこと」と考えています。
つまり、そのお子さんに合わせた配慮や接し方が提供できる環境が望ましい、と思っています。
また、最終的にどのクラスを選択されるかは、親御さんですので、その選択をする際の判断材料となる情報を私たち支援者側はお伝えすることができます。
実際に、就労支援員の時に利用者さんと面談をしている最中、ご本人から「なんで普通級だったんだろう」と疑問に持たれていた方も複数いました。
また、ご年齢的に「支援級」自体の存在を知らない方もおり「小さい時に学校側から配慮してくれたら絶対過ごしやすいと思う」という方もいたり等、「支援級のメリット」を大人になってから感じる方が多くいました。
そういった意味でいうと、現在の親御さんはお子さんの状態にあわせて「クラスを選ぶことができる」という選択肢があるため、良い点と捉えることができると思います。
また、民間の事業所がこの10年で増えたこともあり、支援が届く時代になったことも以前と比べると環境が整ってきたと言えると思います。提供する支援の中身については、また別の記事で書きたいと思います。

小学生の時に「普通級」「通級」「支援級」の選択肢がありますが、中学も同様に3つのクラスを選べますので、お子さまの状態にあわせたクラスの選択が良いと思います。

次に、高校を決める場合です。
私の場合、就労支援の営業活動及び実習受け入れの担当をしていたこともあり、一般校・通信校(サポート校)・特別支援学校等、様々な高校の説明会や進路指導担当の先生、クラスを持たれている担任の先生や生徒さんとお話する機会が多かったです。
まず、一般校の場合、そもそも小中学校の支援級のようなクラスがないです。もしかしたらあるのかもしれませんが、私が見た聞いた限り、一般校側から特性に対して配慮をしていな高校はなかったような記憶です。一部、配慮してもらっている生徒さんがいましたが、その場合は親御さんが入学前から高校側に「合理的配慮シート」のような書類を準備して学校側に伝えていました。個人的に、一般校側から生徒の特性に対する配慮を積極的にするかどうかは微妙なラインです。
通信高校(サポート校含む)の場合ですが、学力的にも社会的にも「一般校への入学が難しい」生徒さんが通学されている印象です。
私は、実際に通信制サポート校の非常勤教諭をしているのですが、学力的に一般校の授業についていけない生徒や、そもそも週5日の通学自体怪しい生徒もいます。理由がなくサポート校に通学する生徒さんはほぼいません。なにかしら社会的、精神的な課題があることが前提で入学されますので、サポート校側もそれなりに配慮や接し方は意識しています。学校より塾のカラーが強いです。その分、民間企業から教諭になる人もいるため、そのような経験を生徒へ伝えることができる点が一般校との違い及びメリットにもなります。
特別支援学校の場合は、基本的に「療育手帳」もしくは「障害の程度が証明できる書類」が提出できれば入学ができます(おそらくです)。印象として、小学校入学の段階から特別支援学校に通われている生徒さんが多いです。親御さんとして、お子さまの障害についてある程度受容している親御さまが大半で、高校卒業後の進路を見据えている親御さまが多い印象でした。実際に就労支援員として、特別支援学校の小学部の親御さまに「就労移行支援とは?」と説明会をしたこともあり、自発的に福祉サービスの情報をインプットする親御様が多かったです。
私が見た限り、特別支援学校の生徒さんや親御さんは、障害受容や特性に対する配慮や工夫を既にされている方が多く、進路決定時も先生方の手厚いサポート体制から無事進路が決定するケースが多々ありました。
ただ、一般校や通信校の場合、なにかしら課題があったとしても支援を受けてきているわけではないですし、支援を必要とも思っていない方が多いため、進学・就職する方が多いです。
結果的に課題(特性)があったとしても、気づかないこと多いため、進学先や就職先ではじめて「困り事」が顕著に出てくることが多く、進路先で二次障害を発症するケースが多いと思っています。
高校進学時は、一般校・通信校(サポート校)・特別支援学校の選択肢がありますが、特別支援学校を卒業されて、就職した方や福祉サービス(就労支援、自立訓練、A型、B型)に繋がっている方はあまり二次障害を発症していないように見受けられました。むしろ、特別支援学校で高校1年生の段階から実習等の経験蓄積により、社会性が高く、ビジネスマナーが既に身についている16歳もいたり「お~すごいな~。しっかりしてるな~。」と思っていました。
一方、一般校や通信校を卒業された方で、進学先を中退もしくは1,2年で退職し、就労支援に繋がった方は、二次障害発症に加えて認知面の歪み(0or100、マイナス思考、結論の飛躍等)が多く、まず「自分自信がどのような思考や認知をしているのか」を知るところから支援をスタートすることがありました。ちなみに、社会性でいうと(ビジネスマナー等)は特別支援学校を卒業されたの生徒さんの方が身についていると思います。また、特性や症状から攻撃的な態度・言動がある方々もいらっしゃり、面談室でバトルのように口頭の攻防戦を繰り広げたこともあります(笑)就労支援員として、就職(内定)するために必要なことは言わないといけないため、結構本気で物事を言わざるを得ない時も多々ありました(笑)
色々と18歳以上のお話もしましたが、認知面の歪みは大人になってからはじめて生まれたわけではなく、18歳になる前から既にそういった歪みがあると思っています。いつどこでそういった歪み(変化)が生まれたかは生きてきた環境や特性によるものもあるかもしれません。
ただ、少なからず、早期に療育を受けることで少しはその歪みが生まれないように、認知面を良い方向に育ててあげることはできると思っています。
最終的には「早期療育が大事である」というオチに繋がります。
ちょっとくどいところがあったかもしれませんが、一旦ここで終わりにしたいと思います。
また、書きます!


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